原作者の臼井儀人さんが死去したアニメ「クレヨンしんちゃん」を放送するテレビ朝日は、原作者の死後も放送が続いているアニメ「ドラえもん」や「サザエさん」のように、今後も同作品の放送を継続する方向で関係者と話し合いを進めていることが分かった。早河洋社長は29日の定例会見で明らかにした。
「クレヨンしんちゃん」は90年、「週刊漫画アクション」(双葉社)で連載を開始。“きれいなおねいさん”が大好きな幼稚園児の野原しんのすけが、大人たちを巻き込みながらさまざまな騒動を巻き起こすギャグマンガ。00年からは月刊「まんがタウン」に連載中で、コミックスや関連書籍は累計6500万部を発行している。アニメは92年から放送され、フランスなど世界的に大ヒットしている。
臼井さんは9月11日、埼玉県内の自宅を出た後、行方不明となり、20日に群馬、長野両県にまたがる荒船山(標高1423メートル)で、転落死していたのが確認された。
2009年10月1日