お返事ありがとうございます。
私は自分では徳積みなどとは全く思っていません。でもそう言って頂ける事はありが
たく思います。
本を広めることについては、あなたの言われるとおりですね。あの本は解る人の手に
わたってこそ意味があるのだと思います。
シルバーバーチは、「霊的メッセージは宣伝によって行われるものではなく、魂と心
に訴え、霊との
一体関係を緊密にすることによって成就するもの」と言っています。まさにあなた方
親子の霊界通信を
示しているような気がします。世の人たちにいつか解る時がくるまで、気長にメッ
セージを伝えつづけること
なのですね。
私の父は被爆者なのです。幸いにも元気でいますが、16歳の時、志願兵として広島
の近くにいました。
原爆が投下されてすぐに救助に向かい、広島市内で救助活動をしました。この世のも
のとも思えない
悲惨で恐ろしい光景だったそうです。いたるところに苦しみもだえる人があふれ、
暑いさかりに膨大な死体の山が築かれていたそうです。放置すればすぐにも伝染病も
広がる、ということで、死体を集めては焼く、
焼いてはまた運んで焼く、ということの繰り返しだったそうです。数日間は気持ちが
悪くて飢えていたにもかかわらず、なにも喉を通らなかったそうです。父は、「その
ときの光景だけは今も脳裏に焼き付いて離れない。未だに夢を見る」と言います。
父と同期の同じ志願兵だった人の中には原爆症で命を落とされたかたも少なくあり
ません。被爆者手帳もずいぶん後になってから貰いました。
核の恐ろしさをもっともっと訴えていく必要があると思います。何処かの国の政治家
や軍人などが
間違って核のボタンを押してしまったら、もう取り返しがつきません。そういう危険
性は私達の想像以上に
高いに違いありません。原発も同様だと思います。私達にできることは少ないかもし
れませんが、祈る事
はできます。毎日祈りたいと思います。
ありがとうございました。
中田様へ
I.Y