8月の衆院選で、新潟市中央区の選挙管理委員会委員が特定候補の選挙活動をしたとして、新潟区検は2日までに、同区の女性(76)を公職選挙法違反(特定公務員の選挙運動の禁止)の罪で新潟簡裁に略式起訴した。同簡裁は9月30日、罰金15万円と公民権停止3年の略式命令を出し、即日納付された。
新潟地検によると、女性は8月29日、同区の路上で、新潟1区に立候補していた民主党の西村智奈美氏を当選させようと、オレンジ色のTシャツ姿で「政権交代」と書かれたうちわを頭上に掲げ、選挙活動したとしている。【黒田阿紗子】
毎日新聞 2009年10月3日 地方版