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杉山、準V引退…ファンの前で“婚活宣言”

 笑顔で引退会見する杉山愛
 笑顔で引退会見する杉山愛

 「東レ・パンパシフィックOP最終日」(3日、東京有明コロシアム)

 女子テニスの杉山愛(34)=フリー=がダニエラ・ハンチュコバ(26)=スロバキア=と組んだダブルス決勝でアリサ・クレイバノワ(ロシア)、フランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)組に敗れ、17年間のプロ生活の最後を準優勝で終えた。引退式ではファンに“婚活宣言”する一幕もあり、笑顔で第2の人生に踏み出した。シングルス決勝はマリア・シャラポワ(22)=ロシア=が4年ぶり2度目Vを果たし、優勝賞金35万ドル(約3150万円)を獲得した。

  ◇  ◇

 第1日の引退セレモニーで号泣した杉山だったが、この日は「初日で涙も出尽くしたので」と満面の笑み。結婚式のブーケを思わせる花束を受け取ると、観客席に向けて高々と掲げ「これを持てる日がすぐに来るよう、頑張っていきます」と近い将来の“ゴールイン”をファンに約束した。

 ラストゲームは完敗だったが、杉山は「満たされた気持ち。これ以上ないパーフェクトな終わり方」と言い切った。9年間、コーチを務めた母・芙沙子さん(60)は「あんなきれいなお花を頂いて…。『杉山、婚活か!』とか言われちゃいますね」と笑わせ、「これで普通の親子に戻れます」と愛娘を見つめた。

 今後は地元・茅ケ崎などで後進の育成に当たるが、杉山は「やりたいことがたくさんある。少し休んでエネルギーを蓄え、具体的に考えたい」とテニス以外の新分野での活動にも含みを持たせた。

(2009年10月3日)





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