環境に優しい手法でプール清掃しようと、豊岡市土渕田向の市立中筋小学校(立脇智校長)の4~6年生68人が28日、EM菌(有用微生物群)の培養液作りを行った。
EM菌は動植物に安全な微生物を混合したもので汚染物質を分解する働きがあるとされる。学区内の中郷地区などがEM菌で生活排水浄化を進めていることから、同小も今年から取り組むことにした。
児童らは、NPO「地球環境・共生ネットワーク」県世話人の高木梅夫さん(61)から説明を聞き、ペットボトルに入れて持ち寄った米のとぎ汁にEM菌と糖みつを入れて培養液を作った。
約150リットルの培養液は一週間ほどねかせた後、プールに投入。春先にもう一度投入すると、底のヘドロやぬめりが減り、薬品を使わなくても5~6月の清掃が楽に出来るという。【皆木成実】
〔但馬版〕
毎日新聞 2009年9月29日 地方版