ご挨拶
サポートしてくださった音楽関係の方々
関係者、取引先様
このたび、「arie」は、9月5日付けで、音楽活動およびそれに関わる
一切のアーティスト活動を終了、引退をいたしました。
本来なら本人から「引退」のご挨拶をすべきところですが、諸事情によりまして、事務所の代表であります私から最後のご挨拶をさせていただきます。
arieとしてデビューして3年間、これまで、たくさんの方々の出会いをいただきました。
アーティストとしてはもとより、多面に渡る活動の場やチャンスを与えてくださった皆様には、ご期待していただいたにも関わらず、そのご期待に応えられないまま、突然の活動終了で、多大なるご迷惑や損害をおかけしてしまいました。事務所代表として、深く深くお詫び申し上げます。
思えば4年前の彼女との何気ない出会いが、「arie」というアーティストを
この世に送り、デビューして3年目、まさか、こんな形で終わりを迎えようとは想像もしておりませんでした。
これは、一重に、私のいたらなさによるものであり、弁解の余地もございません。
この3年間は、一人のアーティストの前に、「人としてどう生きるか?」ということをずっと投げかけてまいりました。
いやなことから逃げずに、誰にでも愛され支持される人。そして、それを土台として音楽活動にただひたすらにに取り組む、音楽は、時には苦しく辛い存在になることもあるでしょう。
しかし、真の喜び、達成感や成功は、日々の地道な努力の上に成り立つもので、それらを乗り越えた人だけが手にするご褒美なのだと思います。
私としては、arieがそのご褒美を受け取る日を待ち望み、人として成長し、アーティストとしてキラキラと輝き続けて欲しいと願っていました。
このたびの軽率かつ無責任な言動に対して、社会人としてまた、人としてけじめをつけることなく、謝罪も感謝のご挨拶もないまま、終了となることをどうかお許しください。
また、今回の引退までに至る経緯についても本来ならご説明すべきところですが、本人の名誉のためにも申し上げられないことを重ねてお詫び申し上げます。
最後になりましたが、本当にarieの言葉を信じてサポートしてくださった方々、夢を一緒にみようと資金援助をしてくださった方々、arieの歌を
愛してくださった方々、一緒にCD製作をしてくださった方々、たくさんの
方々の目に見えない大きな力や愛情の支えがあったからこそ、arieがarieとして存在できたと思います。
彼女がいつかそのことに気がつき、いただいたご恩に対する感謝と自分がおこした過ちに対して、きちんと謝罪のできる誠実な人間に成長してくれることを心から願ってやみません。
私は、彼女ひとりのために音楽事務所をつくりましたが、こうなったことに対する自分自身の甘さを痛感するとともに今後は、これを糧として、新たな道を切り開く所存でございます。
この数年、失ったものもたくさんありますが、人の優しさ、温かさをたくさんたくさんいただきました。
心から心から。。。。お詫び申し上げます。
そして、支援していただいたことに深く感謝申し上げます。
2009年9月24日 株式会社 amB'z
代表取締役 田村 京子