(CNN) 2016年の夏季五輪開催地の選考で、立候補していた米シカゴが2日、国際オリンピック委員会(IOC)委員による1回目の投票で早々と落選したことに関連し、米ホワイトハウス高官は同日、IOCの「密室政治」の結果との見方を示した。
大統領上級顧問のデービッド・アクセルロッド氏がCNNに語ったもので、シカゴの敗退はIOC総会に共に出掛け、招致演説を行った大統領夫妻の行動を「否認」するものではないとし、「至る所に政治の力学があり、部屋の内部でもある」と指摘した。
「IOC会長、(母国の)スペイン開催を望んでいた前IOC会長の間の関係もある。私はIOCの内部策謀の分析の専門家でないが、この関係は何かを意味したと思う」と続けた。
シカゴはオバマ大統領夫妻の地元。投票前には、米メディアは大統領夫妻の総会参加、招致演説の効果でシカゴと開催地となったブラジル・リオデジャネイロが優位を競っていると伝えていた。