中川昭一・元財務・金融相(2月17日撮影)
4日午前8時18分ごろ、中川昭一・元財務兼金融相(56)が東京都世田谷区下馬5丁目の自宅で倒れているのを妻(50)が発見し、119番通報した。警視庁によると、中川氏は2階の寝室のベッドにうつぶせで死亡していた。目立った外傷はなく、検視では死因は不詳だった。家族の承諾が得られたことから同日中に都監察医務院で行政解剖する。世田谷署は遺体や室内の状況から事件性は薄いとみている。
同署によると、中川氏はポロシャツに短パンをはき、乱れはなかった。掛け布団はかかっていなかった。通報で駆けつけた救急隊員が死亡を確認。検視した午前10時41分の時点で死後半日程度とみられる。外部から侵入した形跡ないという。
妻が3日午後9時すぎに帰宅した際、中川氏は寝室のベッドで眠っており、異変はなかった。中川氏が起きてこないため、妻が午前8時すぎに寝室に入って中川氏が息をしていないのに気付いた。それまで寝室には出入りしていなかったという。
遺書は現時点で確認されていない。家族が同署に説明したところによると、中川氏は不眠を訴えて睡眠薬をのむことがあり、最近病院に通っていたという。
中川氏は1953年生まれ、東大法学部卒。日本興業銀行勤務を経て83年に衆院選で初当選し、8期務めた。麻生内閣で財務相兼金融相に就任したが、今年2月の主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後、もうろうとした状態で記者会見。飲酒を疑われて批判を浴び、その後同相を辞任。8月の衆院選で落選した。