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サッキュバス変身小説第83番 さきゅばす れべる1 第三章(後編) <18禁>
イラスト:屈原神無
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「動いちゃダメ!噛まれるわよ!」
「ひっ」
高倉さんの言葉にぼくは硬直する。
ぼくの手を這い回る鱗の感覚に鳥肌が立つ。
ゆっくりと蛇は頭をぼくに近づける。
「く、く、く、来るなぁ」
血の気が引く。
あ。
お尻を暖かいものが濡らす。
また漏らしちゃった。
情けなくって、逃げようという気がみるみる萎えていく。
「一馬くんっ、あんた人んちの玄関で何すんのよっ!」
「うわぁぁん。ごめんなさぁい。あー。取って。この蛇取って」
「ピュートーン!その娘は敵じゃないの。わたし達の仲間よ。ね、一馬くん」
「はいっ」
ぼくは勢いよく答える。
「これから真田将太の夢にダイブしてHしてくれるのよ。ねっ?」
「え?」
一瞬の躊躇が命取り。胸に激痛が走る。
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噛まれた!噛まれちゃった!
「取って!早く!噛まれてるよ!」
「あああっ。馬鹿っ。ピュートーン!今、一馬くんを噛んじゃったら誰がこのおしっこの始末をつけるのよ!」
うあ、怒るのそこ!
「ひいいいいっ」
だめだっ。噛まれた方のおっぱいが真っ赤に腫れ上がってる!
痛いっ!熱いっ!
あ、あれっ?
ぼくはバランスを崩して、倒れてしまう。
床にこぼれたぼくのおしっこが飛び散る。
「きゃ。汚いっ」
高倉さんはパタパタと羽で飛び上がり飛沫を避ける。
飛べるんだー。
って、ぼくはこのまま死ぬのか。
体が痺れて来た。
手や足を動かすのがすごく重い。
「大丈夫?一馬くん」
高倉さんが心配そうにぼくの顔を覗き込む。
「だ、大丈夫じゃない」
「ま。ピュートーンに噛まれちゃったら当たり前か。えっと、紹介がまだだったよね。わたしの使い魔で、毒蛇のピュートーンくん。得意技は隠密行動と噛み付きって、知ってるわね」
うん。
ピュートーンがくわっと口を開いて挨拶する。
「ねぇ、ぼくどうなっちゃうの?死ぬの?」
「死にはしないと思うけど、ちゃんと手当てすれば。まず、体の自由が利かなくなって、あと普通の10倍感じやすくなるって言われてるわね。まぁ、10倍ってのは単なる目安らしいけど」
「ううっ」
ぼくの逃走はそのスタートで完全に躓いてしまった。
形の良いおっぱいに2つの血の跡がくっきりと残る。
「困ったわねぇ。頭痛いわ。お仕置きするのには都合が良いけど、この後、真田将太の夢にダイブしなくちゃいけないんだけど……できる、一馬くん?」
「無理」
ぼくはわずかに首を振る。
そんな動作すらできなくなりつつある。
「はぁ。困った娘ねぇ。そんなに押しおきして欲しいのかしら」
「ちが」
舌もしびれてきたのか、その声は詰まってほとんど音にならなかった。
「まずはおしっこの始末ね。ちょっと待っててね」
高倉さんがドアを閉めて後片付けの道具を取りに行く。
ぼくはおしっこと一緒にその場に残される。
あ、ピュートーンもぼくを見張っているのか残っている。
こんなトコ、隣の人に見られたりしたらどうすれば良いんだろう。
高倉さんはまず床のおしっこを雑巾で吸い取った。
それからぼくの体についたおしっこを拭いてくれた。
最後にぼくのお尻とアソコを熱いお湯で濡らしたタオルでぬぐってくれた。
申し訳なくって。恥ずかしくって。
でも信じられない事に毒の回ったぼくの体はそれだけですごく感じてしまって。
おまけに麻痺して緩んでしまったのか、高倉さんの目の前でさらにちょっぴりおしっこを漏らしてしまった。もう穴があったら入りたい。
でも高倉さんは文句を言うでもなく。いつものように言葉でなぶるのでもなく黙々と作業を続ける。
怒ってるの?
怒ってるんだね?
すごく怒ってるんだね?
何時もならぼくに何かひどい嘲りと侮蔑の言葉を掛けてくるはずなのに。
本気で怒ったのかな。
ぼくは居たたまれなくって、高倉さんを直視できない。
やがて作業が終わると、高倉さんはぼくを両手で持ち上げる。
お姫様だっこだ。
恥ずかしい。
「しっかりつかまって」
ぼくは痺れた手を必死で動かして高倉さんの首に手を回す。
魔物だからか、高倉さんは結構力もあって。
ぼくをしっかりと抱えて奥へ奥へと入っていく。
そして高倉さんの寝室へと入るとぼくをふわりとベッドに乗せる。
昨日、高倉さんがぼくの名前を呼びながらオナニーしてたベッドに。
「ちょっと待っててね」
高倉さんは道具を片しに玄関へと戻る。
ぼくの体は痺れてほとんど動かない。
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ぼくはこれから何をされるのだろう。
不安と恐怖に胸が高鳴る。
そしてそんな状態なのにぼくのアソコはじゅるじゅるとイヤらしい液を潤ませるのだ。
マゾだから?
そんな事無い。
ぼくはずっと普通に暮らしていたし。高倉さんとも普通の恋とか普通のキスとか普通のHがしたかっただけなんだ。
なのにっ。なのにっ。
高倉さんはぼくを女の子に変えてしまったし、ぼくの友達の将太を誘惑しろと言う。
ぼくは将太にそんなひどい事するのは嫌で。
でも高倉さんはそれはぼくがマゾで彼女に苛めて欲しいから、嫌がってるふりをしただけだって言う。
そんな事無い。
でも、高鳴るこのどきどき感は何?
子宮が。子宮がうずく。
ぼくは何を期待しているの?
高倉さんが部屋に入ってくる。
「ちょっと傷を見せて」
彼女はベッドに腰掛け、ぼくの胸の傷を凝視する。
「ふん」
「あんっ」
彼女の手がぼくの胸に伸び強く揉む。逃げたいけど身体が麻痺してしまっててどうにもならない。
「毒を吸い出してみるね」
高倉さんの唇が近づき。傷口を。おっぱいを吸う。吸う。吸うっ。
くはぁ。
ああ。
ちゅぱ。ちゅう。ちゅう。ぺっ。
だめ。おっぱいだけじゃいや。あう。もっと。
「ちょっと、人が真面目にやってんのに何感じちゃってんのよ。ほらっ。動ける?」
「いやん。止めないで」
ぱしんっ。
思いっきりはたかれた。
「あ。えと。うーん……だめ、動けないや。あはは。これじゃあ、将太の夢に入るのは無理だね」
ぼくは力なく笑う。
高倉さんがすっくと立ち上がる。
無言だ。
クローゼットを開ける。
赤い光沢のある布地。
ボ、ボンデージスーツ!
「いやああああっ」
ぼくは必死で逃げようともがくがもぞもぞと身をよじるだけだった。
「さてと。覚悟は良いかな?」
「ごめんなさいっ。ごめんなさいっ」
高倉さんの腕におもちゃの手錠がある。
痺れたぼくの身体はほとんどなんの抵抗もできないまま、がちゃりと手錠を嵌められてしまう。
きゅっきゅっと腕を引っ張られる。
手錠はベッドの頭と括り付けられ、ぼくは万歳の格好に固定される。
「脚はどうしようかな」
ぼくを目の前に高倉さんは脳内でぼくをどう縛るかの構想を練る。
やめてっ!
「こうかな」
いとも簡単にに、ぼくの脚は持ち上げられ大きく開いた状態でV字状にベッドの頭に固定される。
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とんでもなく恥ずかしい格好。
しかも全くの無防備。
ちょっと頭を上げるとぼくのすぐ目の前にぼくのアソコが裂け目を覗かせる。
一体これからぼくは何をされるの。
「一馬くん。これからあなたを壊します」
「な」
ぼくは青ざめる。
「嫌がったり、抵抗したりするのは良いの。興が乗るし、プレイの一環としてありだわ」
「本気で嫌がってるって!」
ぼくは精一杯体をゆする。
「でも、今回のはやり過ぎ。あたしを突き飛ばして、脱走を試みた上、ピュートーンくんに噛まれて今夜の作戦は失敗。アスモデウスさまもお怒りになるでしょう。教育係としてきっちり教育を施します。一馬くんはわたしの言う事聞く良い娘だと思ってたのにな。二度と逆らえないように徹底的に調教します」
「やめてっ。こわいよ。痛いの嫌だよ。冗談でしょ?高倉さんもぼくの事好きって言ったじゃない?」
「愛することと甘やかす事は違います」
高倉さんはティッシュを取り出す。ヘアピンを軸にして、ティッシュでくるんでこよりを作りはじめる。
「そ、それは?」
「こう使うの」
高倉さんはこよりを舌で濡らして、ぼくの開いた股に左手を乗せて体重を掛ける。
そうして、こよりでぼくのアソコをこちょこちょし始める!
細くって。やわくって。
くすぐったくって。
もどかしい……
「あはん」
ぼくの目の前でいじられるぼくのアソコがむちゃくちゃいやらしくて。ぼくはそこから目が離せない。
「んふふ。でもね。今日壊すのはここじゃないの。ここ」
「ひっ」
そ、そこはっ。
おしっこの穴?
「もう既に何度も漏らしてるから。ってゆうか、一馬くんはサッキュバスになってから漏らす以外の方法でおしっこした事無いか。だから、わかるかと思うけど。男の尿道が平均25cmなのに対して女性は4cmしかないの」
高倉さんはヘアピンですーっと、ぼくのおしっこの穴の上を直線状になぞる。
「それはサッキュバスでも似たようなもの。だから女の子はもともとおしっこを我慢する事が得意じゃないの。それに、女の子座りができるようになってる事とか、今のその格好ができる事でわかるように、女の子の腰は開きやすくできてるのね。だから、逆に言えばもともと締める力が弱いのよ。さらに女の子には膀胱の上に子宮があるでしょ。圧迫しちゃうのよね」
ぼくの子宮がきゅんと縮まる。
紙こよりがぼくの尿道の入り口の周りをもどかしく動く。
うずうずするし、気持ち悪い。
「あっ」
「柔らかいティッシュでくるんでても、敏感な尿道だと結構刺激的でイタ痒いでしょ。むずむずして来たでしょ。ほら。どんどん奥に入っちゃうよ」
「あっあっ」
ぼくの腕を拘束する手錠がきしみ、わけの分からない掻痒感が身体の奥から湧き上がる。
ぼくの目の前でぼくのおしっこの穴にずりずりとティッシュでくるんだヘアピンが入っていく。
ぼくの尻尾はひくひくと媚毒を滲ませる。
高倉さんがティッシュのこよりを、ひねる。
「あう」
「あらら。千切れちゃった。尿道の中に残っちゃったね。でも、全然平気よ。もっとつっこめば良いだけ」
高倉さんはぼくの尻尾の先をぎゅっとしぼって淫薬をティッシュに染み込ませる。そうして新たに紙こよりを作って先を細める。尿道の入り口から侵入させようと穂先を細かく動かしていく。
むずむずするぅ。
「ほーら、上手でしょ。今度はお薬がついてるからもっと熱くなってくるよー。さっき千切れた先っぽがどんどん奥に入っていくよー」
ああああ。さっきから猛烈におしっこがしたくなってきてる。高倉さんの顔はぼくの股間のすぐ前でぼくを責めるのに夢中になってる。駄目だよ。だしちゃったら高倉さんに掛かっちゃうよ。でも、むずむず感はどんどん強まっていく。そして、ぼくの尿道のかゆみが限界に達したとき、ぼくはまたおしっこを漏らしてしまう。
ぴゅっ。
「あうう。あ。あれ?」
排尿感はあるのにおしっこがほとんど出ない。おしっこが出ている時の感じなのに実際には出てなくて。それでも高倉さんはこよりを動かすのを止めてくれなくて。ぼくの尿道の中をねっとりと責め上げる。あ。ああっ。おかしくなっちゃう。
「うふふ。もうネタぎれ?それじゃあ……」
高倉さんの手がぼくのお腹の上に載せられる。
「サプライウオーター」
高倉さんのつぶやきと共に手がぎゅっとぼくのお腹に押し込まれる。手が、お腹が、熱い!じんわりと何かが押し寄せる。少しづつ、お腹が膨らんで……ああっ?
「な、なに?」
「水分補給の魔法」
ぎゅうぎゅうとお腹に体重を掛けられてぼくは呻く。
「そんじゃあ続き行くわよ。あ、そうだ。アレを使おう」
高倉さんはぼくのそばから離れて、クローゼットの中をごそごそして何か箱のようなものを持ってきた。
ぼくは尿道に残ったティッシュのカスが気持ち悪くって、おしっこがしたくてたまらない。
ぼくの視界に戻った高倉さんは手に注射器を持っていた。青白い液体が入ったシリンジ。針先から液体が溢れて高倉さんはにっこり笑う。
「このクスリを尿道に注射するとどうなるかというとねー」
「うわぁあん。聞きたくないー」
ぎしっ。縄が揺れるが、ダメっ。逃げられない!
「じゃあ、教えないー」
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再び彼女はぼくに乗っかる。アルコールを染み込ませた布がぼくの股間をひんやり冷やす。
すーすーする感じがぼくを冷静にさせ、余計に恐怖がつのる。
「ちょっと!止めてよ!止めてったら!」
「大丈夫だよ。新品の針だから」
高倉さんの左手の指がぼくのおしっこの穴に伸びてぱっくりと広げる。
「動いちゃダメだよー」
「うああああ」
「何泣いてんの?ダメだよ。元男の子でしょ。注射なんて怖がっちゃって」
ぼくの目の前で容赦なく針が突き刺さる。熱い痛み。溢れる恐怖。流れ込む薬液がぼくをパニックにする。ぼくは目を見開いて硬直する。
クスリが注入されるに連れて、ぼくの意思とは関係なくぼくの股間からおしっこが溢れ、シャワーとなってぼくの体を濡らす。千切れた紙こよりが押し出される。色は透明。おしっこと言ってもほぼ水のようだ。
「両側に打たなくちゃね」
「だめーっ!」
泣き叫ぶぼくの声を無視して、針が引き抜かれると、少しだけ場所を変えてもう一度針が突き刺さる。
ぷすりっ。
「ああ。ああああ」
放心状態のぼくはクスリが全部注入されてしまうのを呆然と見ている事しかできない。おしっこが止まらない。飛び散る飛抹がぼくと高倉さんに掛かる。尿道に残ってしまったティッシュのカスがかゆくてたまらない。
「可愛そうだけど、一馬くんの外尿道括約筋は麻痺してしまいました。一馬くんはもう一生自分の意思でおしっこを止める事はできません。膀胱に水がたまればたちまち漏らしてしまうの。あらあら大変。どうしましょう」
「そんな。ウソでしょ?ウソだよね」
そう言う間もぼくのおしっこは出続ける。
「おしっこって言うのはね。不随意筋、つまり自分の意思とはかかわりなく動く、内尿道括約筋が膀胱に一定以上の圧力がかかると自動的に排出を始めようとするのよ。いわばポンプの役割ね。でも、自分の意思で動かせる外尿道括約筋がぎゅっと出口を締めていれば漏れたりはしない。つまり、蛇口ね。でも、一馬くんの蛇口は壊れちゃったから、出っぱなしって訳よ。大丈夫よ。蛇口は壊れちゃったけど。シールの魔法が使えれば、魔法の力でおしっこを止める事は可能よ。わたしが掛けてあげるわ。他ならぬ一馬くんの為ですもの」
「あ。あ」
おしっこの勢いが減ってきて、弧の半径が小さくなる。ぼくの体がぶるっと震える。
「おっと、サプライウオーター」
再びぼくの膀胱に水分が満たされ、弧を描く水流が勢いを上げる。
ぼくはおしっこを止められない。
「そんで、ドレインウオーター」
高倉さんの指先に光が生まれ、ベッドやぼくの体を濡らす水が水滴となって宙に浮く。その水滴は引き寄せられるように、高倉さんの指先に大きな水球が生まれる。
「ループっと」
なにやら魔法をとなえると高倉さん指先を動かし、ぼくのお腹と水球の間に見えないラインを引く。そして彼女はぼくを見下ろしてにっこり笑う。
「これで永久機関のできあがり。私が魔法を解かないかぎり、一馬くんはずーっとおしっこをし続けるって訳」
「そ、そんなぁ」
「くすくす。痛いのはイヤだって事だったしね。おしっこするのは気持ち良いでしょ。良かったね、こんな気持ち良い拷問で」
「ひどい……」
ぼくのおしっこはぼくの体やベッドを濡らした後、水滴となって宙に浮き、水球へと集まる。そして、ぼくの膀胱の中の水分が無くなりかけると水球が震えて水分をぼくの膀胱に転送する。ぼくのおしっこは永遠に終わらないのだ。
じょぼじょぼ。じょぼじょぼ。
ぼくはそれを目の前でただ見ていることしかできない。
「ねぇ、一馬くん。一生おしっこをし続けるのってどんな気持ちかな?だんだんと、慣れてくるのかな。おしっこしてるのが普通になっちゃうのかな。それとも痛くなっちゃうのかな。ねぇ、寝るときもずっとおしっこしっぱなしよ。どんな気持ちかな。後で教えてね、一馬くん」
「高倉さん……」
「一馬くんがいけないのよ。逃げようとするなんて。でもね。大丈夫。わたしが責任をもって、一馬くんが自分からエッチな事をしてほしいっておねだりするような可愛いサキュバスに調教してあげるから」
ぼくは蒼ざめながらゆっくりと首を振る。
「はい。では反省会を始めます。一馬くんはおしっこができなくて死ぬところをわたしとアスモデウスさまに助けてもらいました。そうですね」
「で、でも」
「では、心をこめて『ぼくにおしっこをさせて下さってありがとう、高倉さん』って言ってください」
その間もぼくのおしっこは勢いをましたり緩めたりしながらずーっと流れ続ける。
「ぼ、ぼくにおしっこをさせて下さってありがとう、高倉さん」
「心がこもってません」
「ひゃあ」
高倉さんの指がぼくのアソコに伸びて、ぼくの入り口近くをかき回す。高倉さんの手や指におしっこが掛かり、今まで濡れなかったところにもおしっこが飛び散る。ぼくの顔にもしぶきがかかる。
「ぼ、ぼくにおしっこをさせて下さってありがとう、高倉さん」
「心がこもってません」
「ああっ」
ぼくのアソコがひねり上げられる。ぼくは思わず身をよじり、あちこちにおしっこが飛び散る。
「ぼくに。おしっこを。おしっこをさせて下さってありがとうございます。高倉さん」
ああ、ぼくは何を言ってるんだ。頭に血がのぼる。
「全然ダメ」
高倉さんのびんたがぼくに飛び、頬が腫れる。
「ぼくに、おしっこを」
「真面目にしなさい!」
さらにびんた。
「ぼくにおしっこをさせて下さってっ。本当に有難うございますっ、高倉さんっ」
無言で高倉さんの手が道具箱に伸び、洗濯ばさみを取り出す。
「やめて……痛いっ」
ぼくの右のおっぱいの先が挟まれて変形する。しびれる痛み。
身体が熱くなる。おしっこばかりか、何か別のものまで。愛液まで溢れはじめる。
どうして。どうしてなの。高倉さん。涙が溢れる。ぼくは真剣に言ってるのに。
ぼくはうなされたように、叫び続ける。
「ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます、高倉さん。ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます!ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます!ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます、高倉さんっ!あ、ああっ」
いつの間にかぼくは腰をふりはじめていた。声を限りに叫ぶ。叫び続ける。
く、来る。頭の中が真っ白になる。緩やかな快楽の波が重なり合って大きくなってぼくの自我を押し流す。……おしっこで……いっちゃった。
「合格よ。一馬くん」
高倉さんの手が優しくぼくを撫でてくれる。
「高倉さん。有難う。有難う」
やっと許してくれたんだ。
「あ、あのじゃあ…」
「じゃあ、次は『ぼくはおしっこだけでイってしまう変態です』」
「え?」
「早くー」
高倉さんの指がぼくの胸の洗濯ばさみをぐりぐりするっ。痛い、痛いいっ。
「あ、ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!」
毒のせいかカラダが熱くてたまらない。
「そうそうその調子ー。がんばって。上手く言えたらコレ、取ってあげるから」
「ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!」
ああっ、なんだかぼくは。なんだかぼくは。
「『今から、ぼくはおしっこだけでイきます』」
「い、今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!」
「早くイきなさいよ」
「ああっ。ぼくはおしっこだけで。おしっこだけでイきますっ。おしっこでイきますっ!おしっこで、あ。あああああっ。はぁ。はぁはぁ」
気持ち良い。気持ち良いよー。
「あはは。馬鹿みたいー。ホントにイっちゃった。可愛いわ。ホントに可愛いわね。一馬くんは」
高倉さんの指がぼくのあそこに伸びてぐちゃぐちゃにかき回す。気持ち良い。気持ち良いよー。
「お、お願いですっ。変に。変になっちゅう。許して。もう許してください」
「ダメよ、こんな面白いこと。身体にも火が付いてきたでしょ」
高倉さんの手がぼくの胸を揉む。たまらない快感が背筋を走る。
「あああっ。止めて。止めて」
ぼくのおしっこが左右にゆれる。
「何言ってんの。一馬くんはおしっこが大好きでしょ」
「そんな。違う。もう許して。おしっこ止めて」
おしっこをし続ける事でぼくの尿道の筋肉は痙攣を起こしはじめていた。
「いいよ」
高倉さんの指がぼくのおしっこの穴に伸びて、その上をぎゅっと押す。しぶきを飛び散らしながら水は止まり、ぼくは背を振るわせる。ああっ。
「あ。あ」
し、したい。どんどんぼくのお腹に出現する水はぼくの膀胱を圧迫し、おしっこがしたくてたまらなくなる。
「も、漏れちゃう」
「ぷはっ」
高倉さんが吹きだす。
「あなたねー、漏れちゃうって。あは。あははは。漏れちゃう。あははは」
ツボに入ったみたい。
「高倉さん。指、指どけて。おしっこさせて。漏れそうなんだよ」
「あらあら。ダメよ、一馬くん。ベッドの上でおしっこなんてしちゃ。トイレまで我慢して」
「あ。が、我慢できない。おねがい。止めてよ、高倉さんっ」
「おしっこしたいって、さっきしたばかりじゃないの」
だんだんと目に見えてぼくのお腹が膨らんでいく。ああっ。ああああ。
「そんな。だめ。あああ。ぼくはおしっこが大好きですっ!ぼくはおしっこが大好きですっ!ぼくはおしっこが大好きですっ!あああああ。おしっこ、おしっこさせてくださいっ」
「んー。じゃあね」
高倉さんはわずかに指を浮かせる。狙い違わず、細く絞られたぼくのおしっこはぼくの顔に直撃する。鼻から入ったおしっこにむせてぼくは咳き込む。
「ごほっごほっ。げほっ。ひどい……」
「ねぇ、一馬くん」
彼女の手が止まる。
「もしも、今度わたしの命令に逆らったらあなたをそのまま動けなくして、公園の噴水の小便小僧にしちゃうわ。何人もの人があなたがおしっこする見るのよ。そして、カップルが愛を語らうその時もあなたはずっとおしっこをし続けるの。未来永劫に渡って。あはは。素敵でしょ。そんで、虹なんか立つ訳よ。あはははは」
「ああああっ」
ぼくはそれを聞いただけでイきそうになる。
ひざ立ちで、少し足を開けて公園の噴水でおしっこをし続けるぼく。
「逆らわないっ!逆らいませんっ!」
「でも、逆らわなかったらあなたにシールの魔法を掛けて、おしっこを止めてあげる。おしっこがしたくなったら、『おしっこでイかせて下さい』って私にお願いする事」
「はい……」
「じゃあ、命令するからね」
高倉さんの身体が正面からぼくににじりより、猛烈な勢いで彼女のボンデージスーツをぼくのおしっこが濡らす。彼女はかまわずにぼくに圧し掛かって、ぼくの顔に顔を近づける。下半身が圧迫されて、おしっこが横にそれて飛び散る。
「ねぇ。キスして」
「え」
「キスしてよ」
彼女は泣いていた。涙がぼくの頬へと落ちる。
なんで?
どうして?
ぼくはゆっくりと首を起こす。そして、彼女にキスをする。
初めての唇どうしのキス。
彼女は思いっきり唇を押し付ける。
ぼくの頭はベッドに押さえつけられて。それでも彼女はぼくに唇を押し付けてきて。
ぼくは必死で応えた。
彼女がしゃくりあげる。
ぼくは勇気を出して、ゆっくりと舌を伸ばし始める。
どうして。どうして泣いてるの?
彼女はびくりと震えて、小さく口を開けてぼくを受け入れる。
おそるおそる舌をからめる。
彼女はそっと目を開けて、ぼくの方を見て。
そして再び目をつむる。
再び泣き始める彼女。
ああ、ぼくは高倉さんとキスしてるんだ。
抱きしめたいけど、縛られてるから抱きしめられないし。
彼女もぼくも泣いてるし。ぼくのおしっこは止まらないけど。
何度か舌を吸いあって、彼女はゆっくりと顔を離す。
「逃げないで!嫌いにならないで!あたしの前からいなくならないで!」
「ご、ごめん」
ああ、なんでぼくが謝ってるんだろう。
「ごめん。わたし勘違いしてた。一馬くんは私の事が大好きで。だから何しても良くって。マゾだからよろこんじゃって。ひどい事すればするほど離れられなくなって。逃げようとするなんて考えもしなかった!嫌なの。逃げちゃダメなの」
「あ、いや、だから」
「どうしよう。一馬くんに嫌われちゃったかもしれない。ううん、絶対嫌われた!どうしよう。一馬くんに嫌われたら私……」
「あ、あの」
どう言ったら良いんだ。
「取りあえず、手錠外して。そんで、おしっこの魔法、解いて」
「ダメよ!逃げる気でしょ?絶対ダメ!魔法を解かないうちは絶対どこにも逃げられないんだから!」
確かに。
「逃げないよ。だから」
優しく言うぼく、見詰め合う瞳。
「一馬くん、わたしあなたの事が好きよ」
「有難う」
だったらもっと優しくしてほしいな。
「一馬くんはわたしの事好き?」
「あー」
それは縛られて、おしっこさせられながら言わなきゃならないセリフなのか?
よく……わからない。
「好き」
「ウソ。だって逃げようとした!」
「あれは……将太のペニスを奪えなんて言うから」
「私とあいつとどっちが大事なの?」
「高倉さんに決まってるよ。ねぇだから手錠を外して……」
「証拠は?」
「証拠って?」
「ところで一馬くんはジュースは何が好き?」
「へ?」
「おしっこずっとしてて喉渇いたでしょ?」
「あ、ああ……んー、オレンジジュースかな。あ、赤いオレンジジュースが好き」
でも、その前におしっこを止めてほしいな。
「ブラッドオレンジジュース?良いよ。飲ませてあげるね。テイスト!」
高倉さんの手が彼女のお腹に触れ、赤い光が輝く。
魔法?
「一馬くん。一馬くんに選ばせてあげるよ。どっちか選んで。おしっこを止めるか。おしっこをしながらわたしにイカされるのか、どっちか」
「おしっこを止め……あうっ」
高倉さんの指がぼくのあそこに伸び、入り口の裏側のざらざらを優しくこすりあげる。何度も何度も、強く弱く。ぼくは身をよじる。
「やん。良く考えて。ねぇ、これ舐めて」
高倉さんのしっぽがぼくの目の前に伸びる。ぼくはそおっと舌を這わせる。滑らかで、細くて短い毛がびっしりと生えている。先端からは淫毒がにじみ出る。よだれが後から後から口の中にわく。
「止めてよ。おしっこを止め……はああっ」
ダメ。そこはダメッ!
ぼくのしっぽがつかまれて、かりっと高倉さんにかじられる。スペード形の根元をぎゅっと締め上げられる。
「ねぇ。しっぽ、入れちゃってもいいのよ。わたしの中に。気持ち良いよぉ。わたしもしっぽを入れてあげるね」
ぼくの目の前で高倉さんのしっぽがゆぅらゆぅら揺れる。ぼくはそれを見ているとそれをぼくの中に入れて欲しくてたまらなくなってくる。それにぼくのしっぽを高倉さんの中に。あああ。
「子宮の奥の奥までわたしのしっぽで犯してあげる。むちゃくちゃに気持ち良いよ。きっと一馬くんはおしっこしながら何度もイッちゃうよ。そうして、おしっこのたびにイっちゃう、淫乱なサキュバスになっちゃうんだよ。さぁ、お願いして。ぼくを無茶苦茶にしてって。おしっこしながらイかせてくださいって」
熱っぽく話す高倉さんの口はとってもいやらしくって。ぼくの子宮はきゅんきゅんうなって。ぼくはっ。ぼくはっ。
「…して下さい」
だめ。止められない。
「ぼくを無茶苦茶におかしてイかせて下さい。おしっこしたままイかせて下さい」
ああっ。ぼくは高倉さんに無茶苦茶にイかされるんだ。おしっこしたままイかされるんだ。そうして、ぼくはおしっこをするたびにイってしまう、淫乱なサキュバスになっちゃうんだ。
「いいよ。じゃあ、わたしのおしっこを飲んでね」
「ああ……」
ずるいよ高倉さん。どうしていまさらそんな条件を出すんだよ。ぼくをイかせてよ。はやく。目の前で高倉さんのボンデージスーツの股間のチャックが下ろされる。マジなの?ウソでしょ。
「大丈夫だよ。テイストの呪文は何でも美味しく味付けできるのよ。今、わたしのおしっこはイタリアの最高級100%ブラッドオレンジジュース絞りたて。とっても飲みやすくってヘルシーよ」
ああ。ぼくはこれからおしっこを飲まされる。きっと美味しいって言えって言われるんだ。そうして、きっとひどい蔑みの言葉を投げられて。でも、ぼくはそれで感じちゃって。ひたすら何度も犯されてイかされるんだ。
ぽろぽろぽろぽろ。
涙が止まらない。
「ねぇ、高倉さん。どうしてこんな事するの?」
「一馬くんを永遠に私のものにする為よ。これからあなたは、オレンジジュースを飲むたびにわたしのおしっこを飲んだ事を思い出すの。味はどうか、って聞かれたら誰にだって『高倉さんのおしっこの味がする』って言いなさい」
相変わらず高倉さんの言葉はイっちゃってたけど。その瞳は深い悲しみに満ちて。
「将太の時と同じ… 悲しいの?ごめんね、ぼくは君を助けたかったのに。今、君を悲しませているんだね」
涙がまた溢れる。泣いてばっかりだ、ぼく。
ぼくは結局将太と同じ事を高倉さんにしようとしてた。
ぼくなら高倉さんを悲しませないって思ってたのに。
「な、何言ってんの。あなたはこれから私のおしっこを……」
ああ。そうだった。何を考えてるんだぼくは。
しかし、突然彼女の涙がぽろぽろと零れ落ちる。
そして、涙を腕でぬぐうとぼくの顔に彼女の顔が思いっきり接近する。
「そんな顔されたら調子狂っちゃう。良いわ。許したげる。もう一回一馬くんを信じる」
「ありがとう」
助かった……の?
「スカはあんまし好きじゃないしね。おしっこが好きな彼氏や彼女って、良く考えたらちょっと引くし」
「ええー!?じゃあ、ぼくへのこの仕打ちは一体……」
ぼくは1時間以上ずーっとおしっこを強制されてる訳ですが。
「一馬くーん、まさか私が趣味だけで、あなたにこんな事したと思ってるの?もうそろそろいけるはずよ。ほらっ、動いてみなさい」
高倉さんがぼくの上からのいて、微笑みながらぼくを見下ろす。
動いて……あれ?
ぼくの手はいつの間にか動くようになってて。ぼくは手錠をがちゃがちゃ言わす。
「そのぐらい引きちぎれるはずよ」
「……えいっ」
ぼくはおもちゃの手錠に力を込めてひきちぎる。思ったよりずっと簡単に手錠は壊れてぼくの両手は自由になる。ぼくの両足を固定した紐もぶちっとちぎってしまう。
「いててて」
不自然な体制で固定されていたせいで節々が痛む。
「ディスペルマジック」
高倉さんの唱える魔法で、ぼくのお腹への水の供給が止まり、ぼくのおしっこの勢いはだんだんと衰え、ちょろちょろと流れ、やがて止まった。
はふぅ。
大きくため息が出る。
「ピュートーンくんの毒を対外に出すにはこれが一番手っ取り早かったの。ほんとに一馬くんは手間が掛かるんだから」
とぐろを巻いているピュートーンがこちらを見て首を振る。
「あ、あの」
ぼくは顔を真っ赤にして謝る。
「ごめんね、高倉さん。ぼく、ちょっと勘違いしてた。本当にありがとう、その。ぼくにおしっこをさせてくれて」
ぼくはわざと冗談めかす。
「あはは。一馬くんも嵌っちゃたの?」
「そ、そんな事無いよ」
「サキュバスだから1時間ほどで毒を出せたけど、人間のままだったら丸一日はおしっこしっぱなしでないと毒は出なかったと思うわ。良かったわね、サキュバスになって」
「う、うん」
あんなの丸一日もしたら絶対おかしくなっちゃうよ。
「あの?一生おしっこが我慢できなくなったってのは?」
「ああ。勿論冗談に決まってるわ。わたしが一馬くんにそんなひどい事する訳無いじゃない」
「そ、そうだよねー」
高倉さんは、ぼくの赤くなった手錠の嵌めあとをぺろぺろと舐めてくれる。なんだかくすぐったい。
「まぁ、1週間は漏れちゃうでしょうけど」
「え」
「大丈夫だって、魔法があるから。すぐに治るって、特異体質じゃなきゃ」
「え?え?」
ちょっと不安。
「じっとしてて」
高倉さんがぼくのおしっこの穴に小さな四角のカットバンを貼ってくれる。
「はい、シール!これで大丈夫。もう剥がれないよ」

ああ、日常的な道具も使い方次第でなんでこんなに恥ずかしいんだろう。
ぼくは何度かカットバンの上をなぞる。
えと。おしっこがしたくなったら高倉さんに、『おしっこでイかせて下さい』って言わなくちゃいけないんだよね。
顔が火照る。
なんだか、相当調教されちゃったみたいな気がする。
ぼくは高倉さんにされた色々を思い出して顔を赤らめる。
あ、しっぽを入れあうの……やってない。
「……続きをして欲しいんでしょ?」
悪戯っぽくぼくを見つめる高倉さん。
ぼくはもじもじと頷く。
「でも、ダメよ。麻痺が解けたのなら、キミには仕事があるの」
「あう。将太の……」
「良い?一馬くん、よく聞いて。これはキミにしかできない事なの。今からキミはサキュバス・メア」
「メア……」
ぼくの心に不思議な痺れが走る。
「良い?メア。あなたはこれから魔界の尖兵として将太の夢に侵入、誘惑しなさい。可能なら夢精させちゃいなさい」
「ぼくが……将太を……夢精させる」
どきどきしてきた。ぼくは舌でぺろりと唇を舐める。
子宮が蠢いて、ぼくを発情させる。
「さあ、この服に着替えてオナニーしなさい。将太をオカズにね」
差し出された服は、アラビア風の踊り子の衣装。透け透けで、とっても軽くて柔らかい。
ぼくはそれにそっと手を通した。
「『何なりと願いをどうぞ、ご主人様』、これで将太もぐらっと来るに違いないわ」
そ、そうかなー。
ぼくは自分の格好にとまどう。
ぼくが高倉さんにそんな事言われたら、何をお願いすれば良いんだろう。
<第三章 おしまい>
<第四章につづく>
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「動いちゃダメ!噛まれるわよ!」
「ひっ」
高倉さんの言葉にぼくは硬直する。
ぼくの手を這い回る鱗の感覚に鳥肌が立つ。
ゆっくりと蛇は頭をぼくに近づける。
「く、く、く、来るなぁ」
血の気が引く。
あ。
お尻を暖かいものが濡らす。
また漏らしちゃった。
情けなくって、逃げようという気がみるみる萎えていく。
「一馬くんっ、あんた人んちの玄関で何すんのよっ!」
「うわぁぁん。ごめんなさぁい。あー。取って。この蛇取って」
「ピュートーン!その娘は敵じゃないの。わたし達の仲間よ。ね、一馬くん」
「はいっ」
ぼくは勢いよく答える。
「これから真田将太の夢にダイブしてHしてくれるのよ。ねっ?」
「え?」
一瞬の躊躇が命取り。胸に激痛が走る。
噛まれた!噛まれちゃった!
「取って!早く!噛まれてるよ!」
「あああっ。馬鹿っ。ピュートーン!今、一馬くんを噛んじゃったら誰がこのおしっこの始末をつけるのよ!」
うあ、怒るのそこ!
「ひいいいいっ」
だめだっ。噛まれた方のおっぱいが真っ赤に腫れ上がってる!
痛いっ!熱いっ!
あ、あれっ?
ぼくはバランスを崩して、倒れてしまう。
床にこぼれたぼくのおしっこが飛び散る。
「きゃ。汚いっ」
高倉さんはパタパタと羽で飛び上がり飛沫を避ける。
飛べるんだー。
って、ぼくはこのまま死ぬのか。
体が痺れて来た。
手や足を動かすのがすごく重い。
「大丈夫?一馬くん」
高倉さんが心配そうにぼくの顔を覗き込む。
「だ、大丈夫じゃない」
「ま。ピュートーンに噛まれちゃったら当たり前か。えっと、紹介がまだだったよね。わたしの使い魔で、毒蛇のピュートーンくん。得意技は隠密行動と噛み付きって、知ってるわね」
うん。
ピュートーンがくわっと口を開いて挨拶する。
「ねぇ、ぼくどうなっちゃうの?死ぬの?」
「死にはしないと思うけど、ちゃんと手当てすれば。まず、体の自由が利かなくなって、あと普通の10倍感じやすくなるって言われてるわね。まぁ、10倍ってのは単なる目安らしいけど」
「ううっ」
ぼくの逃走はそのスタートで完全に躓いてしまった。
形の良いおっぱいに2つの血の跡がくっきりと残る。
「困ったわねぇ。頭痛いわ。お仕置きするのには都合が良いけど、この後、真田将太の夢にダイブしなくちゃいけないんだけど……できる、一馬くん?」
「無理」
ぼくはわずかに首を振る。
そんな動作すらできなくなりつつある。
「はぁ。困った娘ねぇ。そんなに押しおきして欲しいのかしら」
「ちが」
舌もしびれてきたのか、その声は詰まってほとんど音にならなかった。
「まずはおしっこの始末ね。ちょっと待っててね」
高倉さんがドアを閉めて後片付けの道具を取りに行く。
ぼくはおしっこと一緒にその場に残される。
あ、ピュートーンもぼくを見張っているのか残っている。
こんなトコ、隣の人に見られたりしたらどうすれば良いんだろう。
高倉さんはまず床のおしっこを雑巾で吸い取った。
それからぼくの体についたおしっこを拭いてくれた。
最後にぼくのお尻とアソコを熱いお湯で濡らしたタオルでぬぐってくれた。
申し訳なくって。恥ずかしくって。
でも信じられない事に毒の回ったぼくの体はそれだけですごく感じてしまって。
おまけに麻痺して緩んでしまったのか、高倉さんの目の前でさらにちょっぴりおしっこを漏らしてしまった。もう穴があったら入りたい。
でも高倉さんは文句を言うでもなく。いつものように言葉でなぶるのでもなく黙々と作業を続ける。
怒ってるの?
怒ってるんだね?
すごく怒ってるんだね?
何時もならぼくに何かひどい嘲りと侮蔑の言葉を掛けてくるはずなのに。
本気で怒ったのかな。
ぼくは居たたまれなくって、高倉さんを直視できない。
やがて作業が終わると、高倉さんはぼくを両手で持ち上げる。
お姫様だっこだ。
恥ずかしい。
「しっかりつかまって」
ぼくは痺れた手を必死で動かして高倉さんの首に手を回す。
魔物だからか、高倉さんは結構力もあって。
ぼくをしっかりと抱えて奥へ奥へと入っていく。
そして高倉さんの寝室へと入るとぼくをふわりとベッドに乗せる。
昨日、高倉さんがぼくの名前を呼びながらオナニーしてたベッドに。
「ちょっと待っててね」
高倉さんは道具を片しに玄関へと戻る。
ぼくの体は痺れてほとんど動かない。
ぼくはこれから何をされるのだろう。
不安と恐怖に胸が高鳴る。
そしてそんな状態なのにぼくのアソコはじゅるじゅるとイヤらしい液を潤ませるのだ。
マゾだから?
そんな事無い。
ぼくはずっと普通に暮らしていたし。高倉さんとも普通の恋とか普通のキスとか普通のHがしたかっただけなんだ。
なのにっ。なのにっ。
高倉さんはぼくを女の子に変えてしまったし、ぼくの友達の将太を誘惑しろと言う。
ぼくは将太にそんなひどい事するのは嫌で。
でも高倉さんはそれはぼくがマゾで彼女に苛めて欲しいから、嫌がってるふりをしただけだって言う。
そんな事無い。
でも、高鳴るこのどきどき感は何?
子宮が。子宮がうずく。
ぼくは何を期待しているの?
高倉さんが部屋に入ってくる。
「ちょっと傷を見せて」
彼女はベッドに腰掛け、ぼくの胸の傷を凝視する。
「ふん」
「あんっ」
彼女の手がぼくの胸に伸び強く揉む。逃げたいけど身体が麻痺してしまっててどうにもならない。
「毒を吸い出してみるね」
高倉さんの唇が近づき。傷口を。おっぱいを吸う。吸う。吸うっ。
くはぁ。
ああ。
ちゅぱ。ちゅう。ちゅう。ぺっ。
だめ。おっぱいだけじゃいや。あう。もっと。
「ちょっと、人が真面目にやってんのに何感じちゃってんのよ。ほらっ。動ける?」
「いやん。止めないで」
ぱしんっ。
思いっきりはたかれた。
「あ。えと。うーん……だめ、動けないや。あはは。これじゃあ、将太の夢に入るのは無理だね」
ぼくは力なく笑う。
高倉さんがすっくと立ち上がる。
無言だ。
クローゼットを開ける。
赤い光沢のある布地。
ボ、ボンデージスーツ!
「いやああああっ」
ぼくは必死で逃げようともがくがもぞもぞと身をよじるだけだった。
「さてと。覚悟は良いかな?」
「ごめんなさいっ。ごめんなさいっ」
高倉さんの腕におもちゃの手錠がある。
痺れたぼくの身体はほとんどなんの抵抗もできないまま、がちゃりと手錠を嵌められてしまう。
きゅっきゅっと腕を引っ張られる。
手錠はベッドの頭と括り付けられ、ぼくは万歳の格好に固定される。
「脚はどうしようかな」
ぼくを目の前に高倉さんは脳内でぼくをどう縛るかの構想を練る。
やめてっ!
「こうかな」
いとも簡単にに、ぼくの脚は持ち上げられ大きく開いた状態でV字状にベッドの頭に固定される。
とんでもなく恥ずかしい格好。
しかも全くの無防備。
ちょっと頭を上げるとぼくのすぐ目の前にぼくのアソコが裂け目を覗かせる。
一体これからぼくは何をされるの。
「一馬くん。これからあなたを壊します」
「な」
ぼくは青ざめる。
「嫌がったり、抵抗したりするのは良いの。興が乗るし、プレイの一環としてありだわ」
「本気で嫌がってるって!」
ぼくは精一杯体をゆする。
「でも、今回のはやり過ぎ。あたしを突き飛ばして、脱走を試みた上、ピュートーンくんに噛まれて今夜の作戦は失敗。アスモデウスさまもお怒りになるでしょう。教育係としてきっちり教育を施します。一馬くんはわたしの言う事聞く良い娘だと思ってたのにな。二度と逆らえないように徹底的に調教します」
「やめてっ。こわいよ。痛いの嫌だよ。冗談でしょ?高倉さんもぼくの事好きって言ったじゃない?」
「愛することと甘やかす事は違います」
高倉さんはティッシュを取り出す。ヘアピンを軸にして、ティッシュでくるんでこよりを作りはじめる。
「そ、それは?」
「こう使うの」
高倉さんはこよりを舌で濡らして、ぼくの開いた股に左手を乗せて体重を掛ける。
そうして、こよりでぼくのアソコをこちょこちょし始める!
細くって。やわくって。
くすぐったくって。
もどかしい……
「あはん」
ぼくの目の前でいじられるぼくのアソコがむちゃくちゃいやらしくて。ぼくはそこから目が離せない。
「んふふ。でもね。今日壊すのはここじゃないの。ここ」
「ひっ」
そ、そこはっ。
おしっこの穴?
「もう既に何度も漏らしてるから。ってゆうか、一馬くんはサッキュバスになってから漏らす以外の方法でおしっこした事無いか。だから、わかるかと思うけど。男の尿道が平均25cmなのに対して女性は4cmしかないの」
高倉さんはヘアピンですーっと、ぼくのおしっこの穴の上を直線状になぞる。
「それはサッキュバスでも似たようなもの。だから女の子はもともとおしっこを我慢する事が得意じゃないの。それに、女の子座りができるようになってる事とか、今のその格好ができる事でわかるように、女の子の腰は開きやすくできてるのね。だから、逆に言えばもともと締める力が弱いのよ。さらに女の子には膀胱の上に子宮があるでしょ。圧迫しちゃうのよね」
ぼくの子宮がきゅんと縮まる。
紙こよりがぼくの尿道の入り口の周りをもどかしく動く。
うずうずするし、気持ち悪い。
「あっ」
「柔らかいティッシュでくるんでても、敏感な尿道だと結構刺激的でイタ痒いでしょ。むずむずして来たでしょ。ほら。どんどん奥に入っちゃうよ」
「あっあっ」
ぼくの腕を拘束する手錠がきしみ、わけの分からない掻痒感が身体の奥から湧き上がる。
ぼくの目の前でぼくのおしっこの穴にずりずりとティッシュでくるんだヘアピンが入っていく。
ぼくの尻尾はひくひくと媚毒を滲ませる。
高倉さんがティッシュのこよりを、ひねる。
「あう」
「あらら。千切れちゃった。尿道の中に残っちゃったね。でも、全然平気よ。もっとつっこめば良いだけ」
高倉さんはぼくの尻尾の先をぎゅっとしぼって淫薬をティッシュに染み込ませる。そうして新たに紙こよりを作って先を細める。尿道の入り口から侵入させようと穂先を細かく動かしていく。
むずむずするぅ。
「ほーら、上手でしょ。今度はお薬がついてるからもっと熱くなってくるよー。さっき千切れた先っぽがどんどん奥に入っていくよー」
ああああ。さっきから猛烈におしっこがしたくなってきてる。高倉さんの顔はぼくの股間のすぐ前でぼくを責めるのに夢中になってる。駄目だよ。だしちゃったら高倉さんに掛かっちゃうよ。でも、むずむず感はどんどん強まっていく。そして、ぼくの尿道のかゆみが限界に達したとき、ぼくはまたおしっこを漏らしてしまう。
ぴゅっ。
「あうう。あ。あれ?」
排尿感はあるのにおしっこがほとんど出ない。おしっこが出ている時の感じなのに実際には出てなくて。それでも高倉さんはこよりを動かすのを止めてくれなくて。ぼくの尿道の中をねっとりと責め上げる。あ。ああっ。おかしくなっちゃう。
「うふふ。もうネタぎれ?それじゃあ……」
高倉さんの手がぼくのお腹の上に載せられる。
「サプライウオーター」
高倉さんのつぶやきと共に手がぎゅっとぼくのお腹に押し込まれる。手が、お腹が、熱い!じんわりと何かが押し寄せる。少しづつ、お腹が膨らんで……ああっ?
「な、なに?」
「水分補給の魔法」
ぎゅうぎゅうとお腹に体重を掛けられてぼくは呻く。
「そんじゃあ続き行くわよ。あ、そうだ。アレを使おう」
高倉さんはぼくのそばから離れて、クローゼットの中をごそごそして何か箱のようなものを持ってきた。
ぼくは尿道に残ったティッシュのカスが気持ち悪くって、おしっこがしたくてたまらない。
ぼくの視界に戻った高倉さんは手に注射器を持っていた。青白い液体が入ったシリンジ。針先から液体が溢れて高倉さんはにっこり笑う。
「このクスリを尿道に注射するとどうなるかというとねー」
「うわぁあん。聞きたくないー」
ぎしっ。縄が揺れるが、ダメっ。逃げられない!
「じゃあ、教えないー」
再び彼女はぼくに乗っかる。アルコールを染み込ませた布がぼくの股間をひんやり冷やす。
すーすーする感じがぼくを冷静にさせ、余計に恐怖がつのる。
「ちょっと!止めてよ!止めてったら!」
「大丈夫だよ。新品の針だから」
高倉さんの左手の指がぼくのおしっこの穴に伸びてぱっくりと広げる。
「動いちゃダメだよー」
「うああああ」
「何泣いてんの?ダメだよ。元男の子でしょ。注射なんて怖がっちゃって」
ぼくの目の前で容赦なく針が突き刺さる。熱い痛み。溢れる恐怖。流れ込む薬液がぼくをパニックにする。ぼくは目を見開いて硬直する。
クスリが注入されるに連れて、ぼくの意思とは関係なくぼくの股間からおしっこが溢れ、シャワーとなってぼくの体を濡らす。千切れた紙こよりが押し出される。色は透明。おしっこと言ってもほぼ水のようだ。
「両側に打たなくちゃね」
「だめーっ!」
泣き叫ぶぼくの声を無視して、針が引き抜かれると、少しだけ場所を変えてもう一度針が突き刺さる。
ぷすりっ。
「ああ。ああああ」
放心状態のぼくはクスリが全部注入されてしまうのを呆然と見ている事しかできない。おしっこが止まらない。飛び散る飛抹がぼくと高倉さんに掛かる。尿道に残ってしまったティッシュのカスがかゆくてたまらない。
「可愛そうだけど、一馬くんの外尿道括約筋は麻痺してしまいました。一馬くんはもう一生自分の意思でおしっこを止める事はできません。膀胱に水がたまればたちまち漏らしてしまうの。あらあら大変。どうしましょう」
「そんな。ウソでしょ?ウソだよね」
そう言う間もぼくのおしっこは出続ける。
「おしっこって言うのはね。不随意筋、つまり自分の意思とはかかわりなく動く、内尿道括約筋が膀胱に一定以上の圧力がかかると自動的に排出を始めようとするのよ。いわばポンプの役割ね。でも、自分の意思で動かせる外尿道括約筋がぎゅっと出口を締めていれば漏れたりはしない。つまり、蛇口ね。でも、一馬くんの蛇口は壊れちゃったから、出っぱなしって訳よ。大丈夫よ。蛇口は壊れちゃったけど。シールの魔法が使えれば、魔法の力でおしっこを止める事は可能よ。わたしが掛けてあげるわ。他ならぬ一馬くんの為ですもの」
「あ。あ」
おしっこの勢いが減ってきて、弧の半径が小さくなる。ぼくの体がぶるっと震える。
「おっと、サプライウオーター」
再びぼくの膀胱に水分が満たされ、弧を描く水流が勢いを上げる。
ぼくはおしっこを止められない。
「そんで、ドレインウオーター」
高倉さんの指先に光が生まれ、ベッドやぼくの体を濡らす水が水滴となって宙に浮く。その水滴は引き寄せられるように、高倉さんの指先に大きな水球が生まれる。
「ループっと」
なにやら魔法をとなえると高倉さん指先を動かし、ぼくのお腹と水球の間に見えないラインを引く。そして彼女はぼくを見下ろしてにっこり笑う。
「これで永久機関のできあがり。私が魔法を解かないかぎり、一馬くんはずーっとおしっこをし続けるって訳」
「そ、そんなぁ」
「くすくす。痛いのはイヤだって事だったしね。おしっこするのは気持ち良いでしょ。良かったね、こんな気持ち良い拷問で」
「ひどい……」
ぼくのおしっこはぼくの体やベッドを濡らした後、水滴となって宙に浮き、水球へと集まる。そして、ぼくの膀胱の中の水分が無くなりかけると水球が震えて水分をぼくの膀胱に転送する。ぼくのおしっこは永遠に終わらないのだ。
じょぼじょぼ。じょぼじょぼ。
ぼくはそれを目の前でただ見ていることしかできない。
「ねぇ、一馬くん。一生おしっこをし続けるのってどんな気持ちかな?だんだんと、慣れてくるのかな。おしっこしてるのが普通になっちゃうのかな。それとも痛くなっちゃうのかな。ねぇ、寝るときもずっとおしっこしっぱなしよ。どんな気持ちかな。後で教えてね、一馬くん」
「高倉さん……」
「一馬くんがいけないのよ。逃げようとするなんて。でもね。大丈夫。わたしが責任をもって、一馬くんが自分からエッチな事をしてほしいっておねだりするような可愛いサキュバスに調教してあげるから」
ぼくは蒼ざめながらゆっくりと首を振る。
「はい。では反省会を始めます。一馬くんはおしっこができなくて死ぬところをわたしとアスモデウスさまに助けてもらいました。そうですね」
「で、でも」
「では、心をこめて『ぼくにおしっこをさせて下さってありがとう、高倉さん』って言ってください」
その間もぼくのおしっこは勢いをましたり緩めたりしながらずーっと流れ続ける。
「ぼ、ぼくにおしっこをさせて下さってありがとう、高倉さん」
「心がこもってません」
「ひゃあ」
高倉さんの指がぼくのアソコに伸びて、ぼくの入り口近くをかき回す。高倉さんの手や指におしっこが掛かり、今まで濡れなかったところにもおしっこが飛び散る。ぼくの顔にもしぶきがかかる。
「ぼ、ぼくにおしっこをさせて下さってありがとう、高倉さん」
「心がこもってません」
「ああっ」
ぼくのアソコがひねり上げられる。ぼくは思わず身をよじり、あちこちにおしっこが飛び散る。
「ぼくに。おしっこを。おしっこをさせて下さってありがとうございます。高倉さん」
ああ、ぼくは何を言ってるんだ。頭に血がのぼる。
「全然ダメ」
高倉さんのびんたがぼくに飛び、頬が腫れる。
「ぼくに、おしっこを」
「真面目にしなさい!」
さらにびんた。
「ぼくにおしっこをさせて下さってっ。本当に有難うございますっ、高倉さんっ」
無言で高倉さんの手が道具箱に伸び、洗濯ばさみを取り出す。
「やめて……痛いっ」
ぼくの右のおっぱいの先が挟まれて変形する。しびれる痛み。
身体が熱くなる。おしっこばかりか、何か別のものまで。愛液まで溢れはじめる。
どうして。どうしてなの。高倉さん。涙が溢れる。ぼくは真剣に言ってるのに。
ぼくはうなされたように、叫び続ける。
「ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます、高倉さん。ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます!ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます!ぼくにおしっこをさせて下さって有難うございます、高倉さんっ!あ、ああっ」
いつの間にかぼくは腰をふりはじめていた。声を限りに叫ぶ。叫び続ける。
く、来る。頭の中が真っ白になる。緩やかな快楽の波が重なり合って大きくなってぼくの自我を押し流す。……おしっこで……いっちゃった。
「合格よ。一馬くん」
高倉さんの手が優しくぼくを撫でてくれる。
「高倉さん。有難う。有難う」
やっと許してくれたんだ。
「あ、あのじゃあ…」
「じゃあ、次は『ぼくはおしっこだけでイってしまう変態です』」
「え?」
「早くー」
高倉さんの指がぼくの胸の洗濯ばさみをぐりぐりするっ。痛い、痛いいっ。
「あ、ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!」
毒のせいかカラダが熱くてたまらない。
「そうそうその調子ー。がんばって。上手く言えたらコレ、取ってあげるから」
「ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!ぼくはおしっこだけでイってしまう変態ですっ!」
ああっ、なんだかぼくは。なんだかぼくは。
「『今から、ぼくはおしっこだけでイきます』」
「い、今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!今から、ぼくはおしっこだけでイきますっ!」
「早くイきなさいよ」
「ああっ。ぼくはおしっこだけで。おしっこだけでイきますっ。おしっこでイきますっ!おしっこで、あ。あああああっ。はぁ。はぁはぁ」
気持ち良い。気持ち良いよー。
「あはは。馬鹿みたいー。ホントにイっちゃった。可愛いわ。ホントに可愛いわね。一馬くんは」
高倉さんの指がぼくのあそこに伸びてぐちゃぐちゃにかき回す。気持ち良い。気持ち良いよー。
「お、お願いですっ。変に。変になっちゅう。許して。もう許してください」
「ダメよ、こんな面白いこと。身体にも火が付いてきたでしょ」
高倉さんの手がぼくの胸を揉む。たまらない快感が背筋を走る。
「あああっ。止めて。止めて」
ぼくのおしっこが左右にゆれる。
「何言ってんの。一馬くんはおしっこが大好きでしょ」
「そんな。違う。もう許して。おしっこ止めて」
おしっこをし続ける事でぼくの尿道の筋肉は痙攣を起こしはじめていた。
「いいよ」
高倉さんの指がぼくのおしっこの穴に伸びて、その上をぎゅっと押す。しぶきを飛び散らしながら水は止まり、ぼくは背を振るわせる。ああっ。
「あ。あ」
し、したい。どんどんぼくのお腹に出現する水はぼくの膀胱を圧迫し、おしっこがしたくてたまらなくなる。
「も、漏れちゃう」
「ぷはっ」
高倉さんが吹きだす。
「あなたねー、漏れちゃうって。あは。あははは。漏れちゃう。あははは」
ツボに入ったみたい。
「高倉さん。指、指どけて。おしっこさせて。漏れそうなんだよ」
「あらあら。ダメよ、一馬くん。ベッドの上でおしっこなんてしちゃ。トイレまで我慢して」
「あ。が、我慢できない。おねがい。止めてよ、高倉さんっ」
「おしっこしたいって、さっきしたばかりじゃないの」
だんだんと目に見えてぼくのお腹が膨らんでいく。ああっ。ああああ。
「そんな。だめ。あああ。ぼくはおしっこが大好きですっ!ぼくはおしっこが大好きですっ!ぼくはおしっこが大好きですっ!あああああ。おしっこ、おしっこさせてくださいっ」
「んー。じゃあね」
高倉さんはわずかに指を浮かせる。狙い違わず、細く絞られたぼくのおしっこはぼくの顔に直撃する。鼻から入ったおしっこにむせてぼくは咳き込む。
「ごほっごほっ。げほっ。ひどい……」
「ねぇ、一馬くん」
彼女の手が止まる。
「もしも、今度わたしの命令に逆らったらあなたをそのまま動けなくして、公園の噴水の小便小僧にしちゃうわ。何人もの人があなたがおしっこする見るのよ。そして、カップルが愛を語らうその時もあなたはずっとおしっこをし続けるの。未来永劫に渡って。あはは。素敵でしょ。そんで、虹なんか立つ訳よ。あはははは」
「ああああっ」
ぼくはそれを聞いただけでイきそうになる。
ひざ立ちで、少し足を開けて公園の噴水でおしっこをし続けるぼく。
「逆らわないっ!逆らいませんっ!」
「でも、逆らわなかったらあなたにシールの魔法を掛けて、おしっこを止めてあげる。おしっこがしたくなったら、『おしっこでイかせて下さい』って私にお願いする事」
「はい……」
「じゃあ、命令するからね」
高倉さんの身体が正面からぼくににじりより、猛烈な勢いで彼女のボンデージスーツをぼくのおしっこが濡らす。彼女はかまわずにぼくに圧し掛かって、ぼくの顔に顔を近づける。下半身が圧迫されて、おしっこが横にそれて飛び散る。
「ねぇ。キスして」
「え」
「キスしてよ」
彼女は泣いていた。涙がぼくの頬へと落ちる。
なんで?
どうして?
ぼくはゆっくりと首を起こす。そして、彼女にキスをする。
初めての唇どうしのキス。
彼女は思いっきり唇を押し付ける。
ぼくの頭はベッドに押さえつけられて。それでも彼女はぼくに唇を押し付けてきて。
ぼくは必死で応えた。
彼女がしゃくりあげる。
ぼくは勇気を出して、ゆっくりと舌を伸ばし始める。
どうして。どうして泣いてるの?
彼女はびくりと震えて、小さく口を開けてぼくを受け入れる。
おそるおそる舌をからめる。
彼女はそっと目を開けて、ぼくの方を見て。
そして再び目をつむる。
再び泣き始める彼女。
ああ、ぼくは高倉さんとキスしてるんだ。
抱きしめたいけど、縛られてるから抱きしめられないし。
彼女もぼくも泣いてるし。ぼくのおしっこは止まらないけど。
何度か舌を吸いあって、彼女はゆっくりと顔を離す。
「逃げないで!嫌いにならないで!あたしの前からいなくならないで!」
「ご、ごめん」
ああ、なんでぼくが謝ってるんだろう。
「ごめん。わたし勘違いしてた。一馬くんは私の事が大好きで。だから何しても良くって。マゾだからよろこんじゃって。ひどい事すればするほど離れられなくなって。逃げようとするなんて考えもしなかった!嫌なの。逃げちゃダメなの」
「あ、いや、だから」
「どうしよう。一馬くんに嫌われちゃったかもしれない。ううん、絶対嫌われた!どうしよう。一馬くんに嫌われたら私……」
「あ、あの」
どう言ったら良いんだ。
「取りあえず、手錠外して。そんで、おしっこの魔法、解いて」
「ダメよ!逃げる気でしょ?絶対ダメ!魔法を解かないうちは絶対どこにも逃げられないんだから!」
確かに。
「逃げないよ。だから」
優しく言うぼく、見詰め合う瞳。
「一馬くん、わたしあなたの事が好きよ」
「有難う」
だったらもっと優しくしてほしいな。
「一馬くんはわたしの事好き?」
「あー」
それは縛られて、おしっこさせられながら言わなきゃならないセリフなのか?
よく……わからない。
「好き」
「ウソ。だって逃げようとした!」
「あれは……将太のペニスを奪えなんて言うから」
「私とあいつとどっちが大事なの?」
「高倉さんに決まってるよ。ねぇだから手錠を外して……」
「証拠は?」
「証拠って?」
「ところで一馬くんはジュースは何が好き?」
「へ?」
「おしっこずっとしてて喉渇いたでしょ?」
「あ、ああ……んー、オレンジジュースかな。あ、赤いオレンジジュースが好き」
でも、その前におしっこを止めてほしいな。
「ブラッドオレンジジュース?良いよ。飲ませてあげるね。テイスト!」
高倉さんの手が彼女のお腹に触れ、赤い光が輝く。
魔法?
「一馬くん。一馬くんに選ばせてあげるよ。どっちか選んで。おしっこを止めるか。おしっこをしながらわたしにイカされるのか、どっちか」
「おしっこを止め……あうっ」
高倉さんの指がぼくのあそこに伸び、入り口の裏側のざらざらを優しくこすりあげる。何度も何度も、強く弱く。ぼくは身をよじる。
「やん。良く考えて。ねぇ、これ舐めて」
高倉さんのしっぽがぼくの目の前に伸びる。ぼくはそおっと舌を這わせる。滑らかで、細くて短い毛がびっしりと生えている。先端からは淫毒がにじみ出る。よだれが後から後から口の中にわく。
「止めてよ。おしっこを止め……はああっ」
ダメ。そこはダメッ!
ぼくのしっぽがつかまれて、かりっと高倉さんにかじられる。スペード形の根元をぎゅっと締め上げられる。
「ねぇ。しっぽ、入れちゃってもいいのよ。わたしの中に。気持ち良いよぉ。わたしもしっぽを入れてあげるね」
ぼくの目の前で高倉さんのしっぽがゆぅらゆぅら揺れる。ぼくはそれを見ているとそれをぼくの中に入れて欲しくてたまらなくなってくる。それにぼくのしっぽを高倉さんの中に。あああ。
「子宮の奥の奥までわたしのしっぽで犯してあげる。むちゃくちゃに気持ち良いよ。きっと一馬くんはおしっこしながら何度もイッちゃうよ。そうして、おしっこのたびにイっちゃう、淫乱なサキュバスになっちゃうんだよ。さぁ、お願いして。ぼくを無茶苦茶にしてって。おしっこしながらイかせてくださいって」
熱っぽく話す高倉さんの口はとってもいやらしくって。ぼくの子宮はきゅんきゅんうなって。ぼくはっ。ぼくはっ。
「…して下さい」
だめ。止められない。
「ぼくを無茶苦茶におかしてイかせて下さい。おしっこしたままイかせて下さい」
ああっ。ぼくは高倉さんに無茶苦茶にイかされるんだ。おしっこしたままイかされるんだ。そうして、ぼくはおしっこをするたびにイってしまう、淫乱なサキュバスになっちゃうんだ。
「いいよ。じゃあ、わたしのおしっこを飲んでね」
「ああ……」
ずるいよ高倉さん。どうしていまさらそんな条件を出すんだよ。ぼくをイかせてよ。はやく。目の前で高倉さんのボンデージスーツの股間のチャックが下ろされる。マジなの?ウソでしょ。
「大丈夫だよ。テイストの呪文は何でも美味しく味付けできるのよ。今、わたしのおしっこはイタリアの最高級100%ブラッドオレンジジュース絞りたて。とっても飲みやすくってヘルシーよ」
ああ。ぼくはこれからおしっこを飲まされる。きっと美味しいって言えって言われるんだ。そうして、きっとひどい蔑みの言葉を投げられて。でも、ぼくはそれで感じちゃって。ひたすら何度も犯されてイかされるんだ。
ぽろぽろぽろぽろ。
涙が止まらない。
「ねぇ、高倉さん。どうしてこんな事するの?」
「一馬くんを永遠に私のものにする為よ。これからあなたは、オレンジジュースを飲むたびにわたしのおしっこを飲んだ事を思い出すの。味はどうか、って聞かれたら誰にだって『高倉さんのおしっこの味がする』って言いなさい」
相変わらず高倉さんの言葉はイっちゃってたけど。その瞳は深い悲しみに満ちて。
「将太の時と同じ… 悲しいの?ごめんね、ぼくは君を助けたかったのに。今、君を悲しませているんだね」
涙がまた溢れる。泣いてばっかりだ、ぼく。
ぼくは結局将太と同じ事を高倉さんにしようとしてた。
ぼくなら高倉さんを悲しませないって思ってたのに。
「な、何言ってんの。あなたはこれから私のおしっこを……」
ああ。そうだった。何を考えてるんだぼくは。
しかし、突然彼女の涙がぽろぽろと零れ落ちる。
そして、涙を腕でぬぐうとぼくの顔に彼女の顔が思いっきり接近する。
「そんな顔されたら調子狂っちゃう。良いわ。許したげる。もう一回一馬くんを信じる」
「ありがとう」
助かった……の?
「スカはあんまし好きじゃないしね。おしっこが好きな彼氏や彼女って、良く考えたらちょっと引くし」
「ええー!?じゃあ、ぼくへのこの仕打ちは一体……」
ぼくは1時間以上ずーっとおしっこを強制されてる訳ですが。
「一馬くーん、まさか私が趣味だけで、あなたにこんな事したと思ってるの?もうそろそろいけるはずよ。ほらっ、動いてみなさい」
高倉さんがぼくの上からのいて、微笑みながらぼくを見下ろす。
動いて……あれ?
ぼくの手はいつの間にか動くようになってて。ぼくは手錠をがちゃがちゃ言わす。
「そのぐらい引きちぎれるはずよ」
「……えいっ」
ぼくはおもちゃの手錠に力を込めてひきちぎる。思ったよりずっと簡単に手錠は壊れてぼくの両手は自由になる。ぼくの両足を固定した紐もぶちっとちぎってしまう。
「いててて」
不自然な体制で固定されていたせいで節々が痛む。
「ディスペルマジック」
高倉さんの唱える魔法で、ぼくのお腹への水の供給が止まり、ぼくのおしっこの勢いはだんだんと衰え、ちょろちょろと流れ、やがて止まった。
はふぅ。
大きくため息が出る。
「ピュートーンくんの毒を対外に出すにはこれが一番手っ取り早かったの。ほんとに一馬くんは手間が掛かるんだから」
とぐろを巻いているピュートーンがこちらを見て首を振る。
「あ、あの」
ぼくは顔を真っ赤にして謝る。
「ごめんね、高倉さん。ぼく、ちょっと勘違いしてた。本当にありがとう、その。ぼくにおしっこをさせてくれて」
ぼくはわざと冗談めかす。
「あはは。一馬くんも嵌っちゃたの?」
「そ、そんな事無いよ」
「サキュバスだから1時間ほどで毒を出せたけど、人間のままだったら丸一日はおしっこしっぱなしでないと毒は出なかったと思うわ。良かったわね、サキュバスになって」
「う、うん」
あんなの丸一日もしたら絶対おかしくなっちゃうよ。
「あの?一生おしっこが我慢できなくなったってのは?」
「ああ。勿論冗談に決まってるわ。わたしが一馬くんにそんなひどい事する訳無いじゃない」
「そ、そうだよねー」
高倉さんは、ぼくの赤くなった手錠の嵌めあとをぺろぺろと舐めてくれる。なんだかくすぐったい。
「まぁ、1週間は漏れちゃうでしょうけど」
「え」
「大丈夫だって、魔法があるから。すぐに治るって、特異体質じゃなきゃ」
「え?え?」
ちょっと不安。
「じっとしてて」
高倉さんがぼくのおしっこの穴に小さな四角のカットバンを貼ってくれる。
「はい、シール!これで大丈夫。もう剥がれないよ」
ああ、日常的な道具も使い方次第でなんでこんなに恥ずかしいんだろう。
ぼくは何度かカットバンの上をなぞる。
えと。おしっこがしたくなったら高倉さんに、『おしっこでイかせて下さい』って言わなくちゃいけないんだよね。
顔が火照る。
なんだか、相当調教されちゃったみたいな気がする。
ぼくは高倉さんにされた色々を思い出して顔を赤らめる。
あ、しっぽを入れあうの……やってない。
「……続きをして欲しいんでしょ?」
悪戯っぽくぼくを見つめる高倉さん。
ぼくはもじもじと頷く。
「でも、ダメよ。麻痺が解けたのなら、キミには仕事があるの」
「あう。将太の……」
「良い?一馬くん、よく聞いて。これはキミにしかできない事なの。今からキミはサキュバス・メア」
「メア……」
ぼくの心に不思議な痺れが走る。
「良い?メア。あなたはこれから魔界の尖兵として将太の夢に侵入、誘惑しなさい。可能なら夢精させちゃいなさい」
「ぼくが……将太を……夢精させる」
どきどきしてきた。ぼくは舌でぺろりと唇を舐める。
子宮が蠢いて、ぼくを発情させる。
「さあ、この服に着替えてオナニーしなさい。将太をオカズにね」
差し出された服は、アラビア風の踊り子の衣装。透け透けで、とっても軽くて柔らかい。
ぼくはそれにそっと手を通した。
「『何なりと願いをどうぞ、ご主人様』、これで将太もぐらっと来るに違いないわ」
そ、そうかなー。
ぼくは自分の格好にとまどう。
ぼくが高倉さんにそんな事言われたら、何をお願いすれば良いんだろう。
<第三章 おしまい>
<第四章につづく>
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