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【鳩山内閣 大臣解剖】長妻昭厚生労働相 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:鳩山内閣
NECの営業マン、雑誌「日経ビジネス」記者を経て、平成6年に経済評論家の大前研一氏が主宰する政治団体「平成維新の会」に参加。7年の参院選比例代表(平成維新の会)、8年の衆院選での落選を経て、12年の衆院選で東京7区から初当選を果たした。その後は質問主意書を連発して政府を追及するスタイルで頭角を現し、年金記録問題でブレークした。
ただ、長妻氏の関心は、父親が警視庁のたたき上げ警察官だったこともあってか「政府の不正」に重点が置かれがちで、社会保障全般に目が行き届いているとは言い難い。事務所関係者も「国会議員として最終的に取り組みたいのは実は外交・安保」と言う。
実際、16年に自民、民主両党若手議員が参加した新しい安全保障体制を検討する議連で世話人も務めた。17年の衆院選候補者アンケートでは、憲法9条改正に賛成した上で「自衛隊を国軍としてきちっと認めていく」と回答している。
社会保障に造詣が深いとはいえない長妻氏に対し、民主党内では「従来の追及型では巨大な厚労省を動かしていけない」(国対関係者)と心配する声もある。
長妻氏は、不得意分野については、その分野に精通する副大臣や政務官とのチームプレーで乗り切る構えで、2日も「大臣の権限を有効に使って霞が関の大掃除と再生に取り組む」と意欲を示した。だが、その手腕は未知数だ。(桑原雄尚)
【プロフィル】長妻昭(ながつま・あきら) 昭和35年生まれ。慶大卒。NEC、日経ビジネス記者などを経て、平成12年に民主党から初当選。妻と3男。
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