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【鳩山内閣 大臣解剖】長妻昭厚生労働相 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:鳩山内閣
社会保障、実は苦手分野?
長妻昭厚生労働相といえば「ミスター年金」。鳩山内閣の中では、名を知られた存在の一人だ。だが、その滑り出しは決して軽やかとはいえない。
「最も重要なのは雇用を作り出すこと。社会保障を立て直すと同時に雇用も生み出したい」
8月の完全失業率が発表された2日朝。厚労省のロビーで報道陣の取材に応じた長妻氏は、厳しさが続く雇用情勢に対し、雇用創出の重要性を強調したが、具体策に関する質問には答えをはぐらかした。消えた年金問題追及の「切り込み隊長」だったころの歯切れの良さは影を潜めていた。
生活保護の母子加算の復活、後期高齢者医療制度や障害者自立支援法の廃止など、衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込まれた内容は実行を明言するが、具体策を問われると「早急に検討する」と慎重発言を繰り返す長妻氏。関係者からは「官僚答弁だ」との声も上がるが、不用意な発言をせぬようテレビ出演も断り続けているという。
長妻氏の“変貌(へんぼう)”の裏には、これまで年金以外の厚生労働行政に広くかかわってこなかったという背景がある。
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