小沢幹事長いまだ記者会見せず 説明責任問う声も民主党の小沢一郎幹事長が、報道各社の要請にもかかわらず記者会見を行わない状態が続いている。現在は英国訪問中で27日に帰国予定だが、幹事長代理や選対委員長など、残る党の主要ポストが正式に決まるまで会見しないとの見方もある。国会議員400人を超える巨大与党で鳩山由紀夫代表(首相)に続くナンバー2として、説明責任を問う声も上がりそうだ。 小沢氏は今月3日の幹事長内定後、記者団が囲む「ぶら下がり取材」に2~3回応じたが、やりとりはいずれも短時間。15日に両院議員総会で正式に幹事長に就任した際も「幹事長の職責を全うするよう全力を尽くす決意だ」と短くあいさつしただけで、公の会見は見送られた。 代表時代の小沢氏は週1回の定例会見を開いていたが、もともと会見は好まない性分。1993年の細川連立政権時代には与党の事実上のトップとして「記者会見は義務ではなくサービスだ」と発言したことも。民主党元事務局長で政治アナリストの伊藤惇夫氏は「説明しなきゃわからんやつは、説明してもわからんというのが小沢さんだ」と解説。小沢氏周辺は「鳩山政権は政府、与党一元化だから情報発信は官邸が中心だ」と擁護する。 【共同通信】
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