【ピッツバーグ=中島裕介】訪米中の鳩山由紀夫首相は25日夕(日本時間26日朝)、ピッツバーグ市内で記者会見し「アフガニスタンや米国をはじめとする国際社会に最も望まれている支援を積極的に行いたい」と述べ、アフガンへの職業訓練や農業指導などを検討していく意向を示した。
来年1月で期限切れを迎えるインド洋での海上自衛隊による給油活動については「単純延長は考えていない」と改めて表明。「オバマ政権にとって内政の医療保険改革と、外交のアフガン支援が大きなテーマだ」と指摘したうえで「日米間で連携を取り、結論を出すことが今まで以上に同盟関係を発進させる。そういう意味で(アフガン支援を)優先したい」と強調した。
国連気候変動首脳会合(気候変動サミット)で2020年までに1990年比で25%という日本の温暖化ガス削減目標を表明したことを巡っては「日本の科学技術力なら決して不可能ではない。(目標達成に)十分自信はある」と言明した。(26日 11:34)