近江龍馬会が発足講演

■平成21年3月5日(木) 第15280号

=幕末ロマンに思いはせ=

中村武生氏

◇大津・大津市
 幕末の志士・坂本龍馬と近江の関わりを研究する近江龍馬会の発足講演がこのほど、大津市内で開かれ、五十人が参加した。
 同会は、来年の大河ドラマ「龍馬伝」に向けて、大津生まれとされる龍馬の従者・藤吉、寺田屋の女将・登勢の出生地を示す石碑建立を目指している。 
 冒頭のあいさつで柴田與一郎会長は「歴史的に証明されていない部分もあり、それらを突き止めて碑を建て、地域の活性化になれば」と抱負を語った。
 続いて講演した歴史地理研究者の中村武生氏は、坂本家の戦国武将明智一族子孫説について、同家の家系図からみて否定した。
 また、龍馬の従者・藤吉と、寺田屋の女将・登勢の出身が大津市内とされていることに関しては事実に近いとしながらも、「丁寧に調べた方が良い」と述べた。



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