解析することのない無用なログファイルを削除する方法

2007/03/20


  1. 手順に沿って削除することができるログファイルは、以下のフォルダにあります。
    %SystemRoot%\System32\Winevt\Logs\
    (一般的には、C:\Windows\System32\Winevt\Logs\ です。)
    但し、すべてのファイルを消せる訳ではなく、ファイル名の先頭が "Microsoft-Windows-" のログファイルに限られます。これらは全部で50個ほどありますが、以下の2つのファイルは削除できません。
    ・ Microsoft-Windows-NetworkAccessProtection%4Operational.evtx
    ・ Microsoft-Windows-TaskScheduler%4Operational.evtx

  2. 削除するための準備として、まずログファイルの記録を停止する必要があるので、コントロールパネルを開いてクラシック表示に切り替え、「管理ツール」から「イベントビューア」を開きます。
    管理ツール → イベントビューア
     

  3. 左端のペインでイベントが全部で4種類に大別されているので、3番目の「アプリケーションとサービス」から、「Microsoft」、「Windows」の順に開きます。中央のペインには、「Windows」に含まれるログの種類が一覧表示され、それぞれ個々に開くことができます。
    イベントビューア
     

  4. 例えば Microsoft-Windows-Backup を開くと、以下のような状態になります。
    Backupに関するログ

    Microsoft-Windows-Backup を右クリックするか、右端のペインでそのプロパティを開きます。

  5. プロパティでは、「ログを有効にする」のチェックを外します。
    Backupのプロパティ
     

  6. その他のログについてもプロパティを順に開き、「ログを有効にする」のチェックをすべて外します。
    その他のログ
     

  7. 元々チェックされていない項目もありますが、「ログを有効にする」のチェックを順にすべて外し終えたら、ログファイルを完全に未使用な状態にするため、PCを再起動します。
     

  8. エクスプローラで C:\Windows\System32\Winevt\Logs\ を開き、ファイル名の先頭に Microsoft-Windows- が付くファイルをすべて削除すると、下図のように削除できない2つを含め、合計13個のログファイルだけになります。
    エクスプローラ
     

  9. その他のログファイルは、ログを無効にできないので削除することができませんが、どうせ解析することがなければ、ファイルサイズを小さくしても構いません。個々のプロパティを表示し、「最大ログサイズ」を可能な限り小さくしてください。最小 1028KB まで抑えることができます。


   
   
 

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