絶好調リナレス　１階級上を子供扱い

スパーリングで軽快な動きを見せる、ＷＢＡスーパーフェザー級王者のホルヘ・リナレス Photo By 共同

　２階級制覇王者ホルヘ・リナレス（２４＝帝拳）が、日本のファンに“世界のジャブ”を披露する。ＷＢＡ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ（１０日、代々木第２体育館）へ向けて２日、都内の帝拳ジムで計３回のスパーリングを公開。１階級上の日本ライト級１位・加藤善孝（２４＝角海老宝石）をリードブローの左で子供扱いにし、好調ぶりをアピールした。

　２度目の防衛戦となるファン・カルロス・サルガド（２４＝メキシコ）戦に向け「左で相手をコントロールして、コンビネーションで倒したい」とＫＯ宣言を口にした。１６歳で母国ベネズエラから来日し、世界王座に上り詰めた逸材。日本での試合は約２年７月ぶり、世界奪取後は初めてとなる。“左を制する者は世界を制する”を体現する男が、第２の故郷に錦を飾る。

[ 2009年10月03日 ]