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興毅が弟アシスト!突撃視察で王者口撃

公開練習の途中、リングサイドからにらみ付ける挑戦者亀田大毅の兄・興毅(右)と余裕の表情を見せる王者デンカオセーン
公開練習の途中、リングサイドからにらみ付ける挑戦者亀田大毅の兄・興毅(右)と余裕の表情を見せる王者デンカオセーン
Photo By 共同

 亀田3兄弟の長男・興毅が2日、大阪市内で行われたWBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)の公開練習を突撃視察した。6日の世界戦で次男・大毅(20=亀田)の挑戦を受ける王者に対し、興毅は得意の“口撃”とメンチでプレッシャーを与えた。

 王者とは03年2月にタイでスパーリングを行って以来の再会。練習中はリングサイドから険しい視線を送り、終わるやいなや「オレとスパーした時よりだいぶ衰えたんちゃうか。体の張り、ツヤなくなったし、筋肉もダウンしたで」と舌戦を仕掛けた。デンカオセーンが「関係ないよ」と受け流しても止まらず、「減量しんどいのちゃう?体調どや」とさらにけしかけた。

 弱点も見破った。「デンカオセーンは悪いとこが1つある。(昔から)治れへんよ。それは(どこか)言わへんけど穴は多い」とピシャリ。最後には「予想はデンカオセーン有利やけど、番狂わせ起こすと思うよ」と弟の勝利に太鼓判を押した。

 帰り際にはデンカオセーンに握手を求めて抱き合ったが、結局はそこから約30秒のにらみ合いを展開。長男の“後方支援”が弟のベルト奪取へとつながるかどうか。

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