歓喜のリオ…しかし問題点も山積み
五輪への祈りが通じ…歓喜のリオデジャネイロ市民
Photo By AP |
五輪史上初の南米開催!リオデジャネイロの関係者は悲願の“五輪切符”に喜びを爆発させていた。「新たな歴史をつくるチャンスです。ボタンをリオのために押してください」と訴えた招致委員会のヌズマン委員長は両手でガッツポーズ。最終プレゼンテーションで「わが国の経済力は強い。安心してください」と力説したメイレリス中央銀行総裁とがっちり握手を交わした。
東京の33倍に達している殺人事件の発生率、サッカーのW杯開催(14年)に伴う経費負担、4都市の中で最高額となっている1兆3000億円の総予算…。問題は山積みになっているが、それでも多くの委員がこれまで五輪開催のなかった南米の中核都市にチャンスを与えた。開閉会式は9万人収容のマラカナ・スタジアム。南米サッカー界の聖地に、聖火が届くことになった。
▼リオデジャネイロ 人口600万人を超えるブラジル第2の都市。同国南東部に位置し、1年を通して高温多湿。2月のカーニバルやコパカバーナ海岸、コルコバードの丘に立つ巨大なキリスト像で知られる。07年に国際総合大会のパンアメリカン大会や柔道の世界選手権を開催した。14年にサッカーのW杯ブラジル大会を控える。元日本代表のラモス瑠偉氏や同監督ジーコ氏の出身地でもある。外務省は渡航に関する危険情報として「注意が必要」としている。
関連ニュース
読み込み中..
PR
関連写真
読み込み中..