農林水産省は、政府が輸入して製粉会社に売り渡す小麦の価格を今月16日から平均23%引き下げると発表しました。
国内需要の86%を輸入に頼る小麦は政府がほぼすべてを輸入し、製粉会社などへ売り渡しています。
農林水産省は国際相場の下落をうけて、今月16日からの輸入小麦の売り渡し価格を平均で23%引き下げると発表しました。
輸入小麦の価格の改定は年に2回行われていますが、4月にも14.8%引き下げられていて、1年前に比べておよそ35%値下がりしたことになります。
売り渡し価格の値下がりが小麦を原料とするパンや麺などの小売価格の値下げにつながるかについて、一部の食品メーカーは、「小麦が値上がりした時期も製品の値上げはしなかった」として、どこまで値下げに応じられるか不透明だと説明しています。(02日19:13)