現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. 一般スポーツ
  4. 国外
  5. 記事

16年五輪はリオで、南米初 東京は2回目投票で落選

2009年10月3日2時48分

印刷印刷用画面を開く

ソーシャル・ブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:コペンハーゲンで2日、2016年夏季五輪開催が決まり、喜ぶリオデジャネイロの代表団=ロイター
コペンハーゲンで2日、2016年夏季五輪開催が決まり、喜ぶリオデジャネイロの代表団=ロイター

写真:リオデジャネイロのプレゼンテーションで笑顔を見せる「サッカーの王様」ペレ氏=APリオデジャネイロのプレゼンテーションで笑顔を見せる「サッカーの王様」ペレ氏=AP

写真:2日、コペンハーゲンのIOC総会で、東京の落選が決まり、がっかりするアスリートや招致委員会のメンバーら=上田幸一撮影2日、コペンハーゲンのIOC総会で、東京の落選が決まり、がっかりするアスリートや招致委員会のメンバーら=上田幸一撮影

 【コペンハーゲン=稲垣康介】国際オリンピック委員会(IOC)は2日(日本時間3日未明)、当地で開いた第121次総会で16年夏季五輪の開催地にリオデジャネイロ(ブラジル)を選んだ。南米大陸で五輪が開かれるのは夏冬の大会を通じて初めて。04、12年大会への立候補では1次選考で敗れたリオは3度目の挑戦で悲願をかなえた。

 1964年以来2度目の開催を狙った東京は2回目の投票で落選した。コンパクトな会場配置、環境対策、安定した都市インフラなどを強調したが、支持は集まらなかった。日本は88年大会で名古屋がソウルに、08年大会では大阪が北京に敗れており、夏季五輪招致で3連敗となった。

 立候補4都市はシカゴ(米)、東京、リオ、マドリード(スペイン)の順にプレゼンテーション(招致演説)に臨み、開催意義を訴えた。投票は日本時間3日未明に開始。過半数を獲得する都市が出るまで最下位の都市を振り落とす方式で無記名の電子投票が行われた。1回目はマドリード28票、リオ26票、東京22票、シカゴ18票でシカゴが落選。2回目はリオ46票、マドリード29票、東京20票で東京が落選。決選投票となった3回目はリオ66票、マドリード32票だった。

 16年五輪には当初7都市が立候補。昨年6月の1次選考でリオは絞り込まれた4都市の中で最下位の評価を受けたが、07年に開いた総合スポーツ大会「パンアメリカン大会」の運営実績や手堅い経済成長を訴え、今年9月に公表されたIOC評価報告書では一転、高い評価を得た。ルラ大統領やサッカーの王様ペレ氏らが情熱的に「南米初」の理念を訴えた。ブラジルはサッカーの14年W杯も開催し、リオではわずか2年の間に二つの国際的なスポーツの祭典が開かれる。

 東京は鳩山由紀夫首相、シカゴはオバマ大統領夫妻がプレゼンで登壇したが、結果に結びつけられなかった。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内