2009-10-02 「規制に反対するヲタクは認知障害者」(東京都青少年問題協議会)
差別発言、暴言、虚言、妄言の超連発に思わず爆笑
『【表現の自由】第28期東京都青少年問題協議会【問答無用?】』
http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2009/09/post-cce7.html
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_28ki_menu.html
『第28期東京都青少年問題協議会 第7回専門部会』(2009年06月25日)
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28b7giji.pdf
『第28期東京都青少年問題協議会 第8回専門部会』(2009年07月09日)
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28b8giji.pdf
議題は児童ポルノ法改正について。一読した感想は、酷いの一言。酷すぎて思わず爆笑してしまいました。
まあ、青少年問題協議会(青少協)委員がこの偏り過ぎた面子で固められていては、問題発言も次々と飛び出すでしょうよ。キング・オブ・御用学者の前田雅英大先生(彼が部会長)。インターネットホットラインセンターのモーレツ営業マン、吉川誠司大先生。日本ユニセフ協会とエクパット東京の用心棒、後藤啓二大先生。過去に「北の系」さんでブッ叩かれた事もある名誉御用学者、加藤諦三大先生。ネット規制マンセーの木村忠正大先生と安川雅史大先生。そして野田聖子大先生・・・・は同姓同名の別人です(笑)。
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28meibo.pdf
それでは、アニメから同人誌まで兎に角規制したくて我慢出来ない方々の暴言を幾つかピックアップしましたのでご覧あれ。なおこの議事録は、各委員の発言がダラダラダラダラダラダラダラダラとそのまま記述されている為に非常に読み辛く、引用するにあたってかなり要約しました。その辺を念頭において読んで下さい。
"あんた飛ばしすぎ"(GARLIC BOYS)
1発目はバースコーディネーター(産婆さんの親戚みたいなもの?)であり、その著書が奥様方に大人気の大葉ナナコ大先生。
バースコーディネーター/有限会社バースセンス研究所代表取締役、一般社団法人日本誕生学協会 代表理事、へルスカウンセリング学会会員。官公省庁の委員や、大学や学会での調査研究にも従事。21歳大学生から7歳小学2年まで2男3女の母。
何とか法規制しようとしている人達に対し、漫画家達が凄い数の抗議メールを送ってきたのは、どう考えても暴力だ。法規制の根拠を示す必要も無いぐらいの暴力だ。
性同一性障害と同じく持って生まれた嗜好だという事で、子供に対する性暴力漫画を好む人達を放免とするのであれば、彼らは認知障害を起こしているという見方を主流化する必要があるのではないか。
彼らに認知障害があり、暴力的だという事が分かっていれば、証拠が無いのに法規制出来るのかという主張を論破出来る。そうした対策を考えていきたい。
"彼らは認知障害を起こしている"。公の会議でこの発言(笑)。あまりの笑撃に、怨念フォークシンガー・三上寛氏の名曲「気狂い」のサビが、「○チガイ!キ○ガイ!キチ○イ!キチガ○!」という絶叫が頭の中でリフレインしました。危険過ぎる角度でかっ飛ばしてますね、この人。コラッ!ナナコ!障害者を差別しちゃダメでしょ!
ブルデスPTA大会長様
お次は、泣くキモヲタも黙って失禁するPTAの新谷珠恵大会長様のご発言。
■新谷珠恵
(社)東京都小学校PTA協議会会長。お茶の水女子大学文教育学部卒業後、都内中学校教諭を経て、渡米。海外の教育事情に触れた経験を活かし、社会福祉法人内教育研究所相談室専門相談員及びボランティアコーデイネーターとして、教育支援を行なう。
幼稚園児や小学生が性的対象になった漫画に対する規制が無いという事は非常に問題。社会として、親として、許せない。そもそも、こういった汚らしい過激な性表現を許すという事自体がおかしい。こういった物が発行出来て誰も罰せられないというのは如何なものか。こういった物が日本の文化や価値観を変えていき、犯罪を助長するという事にも繋がる。
青少年が見なければ良いとか、漫画だから被害者はいないだろうという話ではない。大人が見る物であっても、それが元で犯罪を犯した人が沢山いる。アニメ文化やロリコン文化が性犯罪を絶対に助長している。自主規制に頼れないならば、規制する仕組みを作っていくべきだ。
雑誌・図書業界の為にも、きちんとした規制をしてあげる事が、悪質な出版社が淘汰されていくという事にもなる。健全な出版社を生かす為に、どんどん悪質な物はペナルティーを科して消していくという仕組みが業界の為にも良い。
一般的に女性蔑視の表現はかなり糾弾されている。実在しない児童が大人に凌辱されたり、性的に扱われている物は、児童の人権や人格を否定しているので糾弾していくのは当然だ。何で実在しない児童だと許されるのか全く理解出来ない。これは女性蔑視と同じだ。
細かい議論が沢山あると思うが、何で反論している人の事まで考えなきゃいけないのか。不愉快で子供に危険が及ぶ物と公共の福祉とのどちらに重きを置くのか、ガンと後者に持っていけば良いと思う。マイノリティに配慮し過ぎた挙句、当たり前の事が否定されて通らないというのはどうしても納得出来ない。
他の先進国には子供の人権に配慮した規制がある。日本だけが法整備を進めないというのは凄く不思議。漫画家団体に対して説明や調査データを示す必要も無いくらい規制は当たり前の事だ。正論でガンと言ってやれば良い。(※漫画家団体とはおそらくAMI)
説明なんて必要ねえ!調査データも必要ねえ!とガンガン突いてくる剛直ぶりに、僕はもう白目を剥いてアヘるしかありません。らめぇ。いやーまったく、僕らが「PTA会長」と聞いて抱くイメージを完璧なまでに具現化した様なオバサマですね。
ちなみにこの大会長様は、過去の会議でBL漫画の広告画像にもケチつけていました。頼まれてもいないのにわざわざ台詞を読み上げたり、ちょっと興奮気味?腐女子的な意味で。
GREEの画面を見て下さい。漫画が出ていて、ポルノっぽくはないんです。普通の男の子が出てきて、漫画の広告が出ています。その子がこう言います。「先生、私のこと好き?」「いいんだよ」、別にエロくも何でもないですよね。「やばい、こいつ上手いぞ」、こういったものが出てきて、その広告に入ると、そういう漫画を買いましょうという所に行くんですね。これで本当にアフィリエイトをチェックしているのか、非常に疑問です。
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28b4giji.pdf
やれるもんならやってみろ
続いては、警察の外郭団体であるインターネットホットラインセンターの吉川誠司副センター長。東京都の担当者との会話で、同人サークルの方々はちょっと気に留めておいた方が良い発言が出てきました。
吉川誠司「今、自分が描いた同人誌を無料で見られるようにしているサイトが結構多い。こうしたオンライン書籍に不健全図書指定は出来るのか」
青山青少年課長 「実際にオンラインで画像だけを閲覧させているケースを指定した実績は無い。指定が出来れば閲覧禁止義務が当然かかる。もし有体物の本があって、それを複写して見せているのであれば、サイト自体を指定する事は出来ないが、そのサイトにある複写物を指定する事は理論上出来ると思う。ただ、事務的というか、実践上の問題がある」
一番手前の同人誌は、バーチャルな児童ポルノという観点で見ると議論がややこしくなってくる。だが、性器が詳細かつ露骨にカラーで描写されているので、多分猥褻図画に該当する。過去にこういった漫画を描いていたイラストレーターが猥褻図画製造で逮捕されているので、これはぜひ警視庁さんが、販売自粛ではなく、製造した人間自体を取り締まって頂きたい。
同人誌の規制にやたらと熱心なのは相変らずですね。何でも同人サイトの規制・管理で業務拡大を狙っているとか。
違法でない情報を対象とすることや、違法性の該当性判断について表現の自由の観点からの問題点が指摘されている。2008年にはガイドライン改定に際して、パロディ画像やマンガを違法情報として扱う事が検討された。これは最終的には見送られたものの、親告罪である著作権法の趣旨や運用を無視している事には変わりなく、こうした対応も問題視されている。
その場の雰囲気に流されただけなのかも知れんけど
■内山絢子
実在しない児童への性描写は子供の人権が考慮されていない。性に対する理解度が著しく欠けている幼い子供を性対象として考える事自体が非常に配慮を欠いたものだ。実在しない児童を性対象とした漫画であっても、それは実在する児童がそうなり得る可能性があるので描いてはいけない。
内山大先生は半年前の第1回会議でこんな発言をしていたのをすっかりお忘れの様です。
『第28期東京都青少年問題協議会 第1回専門部会』(2009年01月30日)
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/28b1giji.pdf
確かにテレビや漫画を真似したと犯罪の言い訳とする子供も沢山いるが、本当にそれにだけに触発されて犯罪を犯したのかという事になると、これも結構難しいものがある。子供はなるべく自分の罪を軽くしたいという事が何となく心理として働くので、そういう外的な刺激に影響を受けたんだという事によって罪を軽くしようする動きが無いわけでもない。本当にそれだけで犯罪を誘発したのか、誘発はしているかもしれないけれども、それだけが原因なのかというのはとても難しいかと思う。
もし全ての子に一様に影響があるのだったら、日本の性犯罪とか、暴力的な犯罪というのは、もっと鰻上りに増えているだろう。多くの子供は、それを見たからといって触発されないで犯罪を犯さない。本当に僅かの子しか犯罪を犯していない。だから、一様に影響を受けているというのは言えない。ただ、一部の子には明らかに影響を及ぼしているだろうし、それが犯罪をしても良いという言い訳を与えている事は言えるかと思う。一概に論ずるのはとても難しい。
犯罪心理学者の中には物忘れが激しい方や、主張がコロコロ変わる方が少なくないですが、内山大先生もそういったタイプなのかしらん?それとも子供よりも大人の方が外的刺激に影響を受けるという自説でもお持ちなのでしょうか。
参考資料:『ガードレール金属片 謎を「解明」してみせる人たち』
絵文録ことは(2005年06月05日)
(続く)