鳩山次期総理は以下のように記しています。
鳩山由紀夫:わがリベラル・友愛革命より
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/08/post_356.html
<引用開始>
しかし、思い上がりもはなはだしいと言うべきだろう。日本には現在、135万人の外国人が住んでいる。日本の人口の1パーセント強である。内訳は、韓国・朝鮮人が約半数の68万人、中国人が増えて22万人、ブラジル人も4年間で3倍近くの16万人、以下フィリピン人、米国人、ペルー人と続く。
まず、他の国々に比べて外国人の比率がかなり低いこと自体が大いに問題である。これは外国人にとって、日本は住みにくい国であることを物語っている。米国に留学した経験から、米国は異邦人に住みやすい国だと実感している。外国人は必ずしも米国人のホンネに深く入り込むことはできないし、潜在的な差別意識もないとは言えないが、それでも基本的に「開かれた社会」であることが外国人を米国びいきにするのだろう。語学習熟の困難さも手伝っているが、日本に来ている主としてアジアの留学生が、概して日本嫌いとなって母国に帰るのと大きな違いである。国際化といっても形式にしか過ぎず、日本人の心はけっして外国人に開かれていない。
<引用終了>
私は鳩山次期総理のこの意見に賛同いたします。
宇宙飛行士の若田光一さんは、国際宇宙ステーションでの長期ミッションを終えて帰還する時、青く光る地球を見て「日本は日本人の所有物だ」と考えたでしょうか。鳩山次期総理が言いたかったことはこの問いへの答えと同じであると考えます。
それでは、日本は誰のものなのでしょうか。その答えはキリスト教に見つけることができます。キリスト教とは「神は天と地をつくられた」ことを信じることから始まっています。
天と地に限らず、アメリカの独立宣言ではこのように語られています。
「すべての人間は平等につくられている。創造主によって、生存、自由そして幸福の追求を含むある侵すべからざる権利を与えられている。」
http://www.h4.dion.ne.jp/~room4me/america/declar.htm鳩山次期首相の友愛精神はキリスト教の教義が基礎になっていると私は確信しています。なぜならば、祖父の鳩山一郎元首相も、曾祖母の共立女子大学創設者である鳩山春子もクリスチャンと言われているからです。(ちなみに、共立女子大の校訓は「誠実・勤勉・友愛」です。)
オバマ大統領は、就任演説でこのように語っています。
「我々は、キリスト教徒やイスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、それに神を信じない人による国家だ。」
仏教徒は神を信じない、つまり創造主を信じない人々としている。寺島実郎氏は、地下鉄サリン事件後に、滞在先のアメリカでこのように聞かれたと言います。
「あなたも仏教徒か」
寺島氏が「まあ、そうだ」と答えると、
「オウムも仏教徒だろう。仏教って不気味だね。日本人も仏教徒が多いから、何をするか分からないよな」
寺島氏は憤慨して反論したそうですが、このアメリカ人の日本人観が現実なのです。
鳩山次期首相はクリスチャンではないと聞きますが、キリスト教やクリスチャンの思考はしっかりと理解していることでしょう。キリスト教の教えを基礎とした鳩山次期総理が説く友愛精神は、オバマ大統領はじめ、神を信じるアメリカ国民に間違いなく理解されるに違いない、私はそう考えます。
私たち日本国民は、アメリカ国民に正しく理解されるためにも、鳩山次期総理が説く友愛精神を正しく理解しなくてはならないのです。
参考
オバマ大統領の就任演説を思い出す
http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13517368.html