【MLB】イチロー対J.マウアー、首位打者争いを米紙が特集

　メジャーリーグは16日から後半戦がスタート。多くの見どころの中で注目を集めているのが、イチロー外野手（シアトル・マリナーズ）とジョー・マウアー捕手（ミネソタ・ツインズ）によるア・リーグ首位打者争いで、米紙『USAトゥディ』（電子版）も15日付で特集記事を掲載している。

　同紙は、両者の一騎打ちとなっているタイトル争いについて、後半戦のベストレースのひとつだと紹介。2人はともに投手を混乱させる能力を持つ左打者で、三振が少なく、広角にヒットを打つことができると共通点を並べた上で、スピードではイチローが勝るが、パワーではマウアーに分があると分析する。

　また同紙は、オールスターにも選出されたデトロイト・タイガースのエース右腕ジャスティン・バーランダー投手のコメントも紹介。バーランダーは、マウアーは弱点がなくボール球に手を出さない打者で、少しでも甘くなれば打たれると高く評価し、イチロー以外にマウアーと同じことができる打者はほとんどいないと語ったという。

　マウアーは今季、1カ月ほど出遅れたものの、前半戦でア・リーグトップの打率.373をマーク。一方のイチローも開幕は胃潰瘍で故障者リスト入りしたが打率.362で2位につけており、ともにキャリア3度目の首位打者を射程圏に入れている。