米代川の水運で秋田杉の集積所として栄え、「木都(もくと)」と呼ばれた町、秋田県能代市。その町で、木に関わる仕事をしてきた職人達の技を訪ねる 。この道60年の桶職人は、秋田杉を材料に、木片を隙間なく正確に組み合わせ、しっかりとした桶や樽を作りあげていく。大径木と呼ばれる太い木を取り扱う製材所では、扉や天井などに使う美しい板を作っている。職人は年輪を見て木目を予測し、切断する線を決める。年輪を重ねた木に対する感謝の心も忘れない。かつて木材梱包に重用されたワラ縄を作る職人は、丈夫で美しい縄をなうために、機械の細かな整備に人生をかけてきた。頑丈なワラ縄ならではの、新しい利用法なども紹介する。 |