最終更新: 2009/10/02 21:04

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亀井金融相、中小企業の団体会合に出席 会場からモラトリアム法案に期待の声が上がる

亀井金融相は2日、自らの政策に好意的な中小企業の団体の会合に出席した。会場からは、亀井金融相肝いりのモラトリアム法案に、期待の声が上がった。
亀井金融相は「残念ながら、今の日本の金融は死んじまっております。血液なんて来なくてもいいところに血液をドンドン送りますから、そうなった場合『脳いっ血』が起きるわけでありまして...」と述べた。
亀井金融相は2日、自らの政策に好意的な中小企業の団体の会合に出席した。
亀井金融相は「(モラトリアム法案を)臨時国会で成立させます。借金を猶予した企業が、ちゃんとした仕事がドンドンできるように、必要な金はお貸しする。当たり前の話です!」と述べた。
会場からは「亀井さん、頼むぞ!」、「頑張って!」などと亀井金融相肝いりのモラトリアム法案に期待の声が上がった。
一方、農業関係者は不安の表情を見せる。
2日、各省が持ち寄った「補正予算の見直し案」の中に、ある事業があった。
兵庫・姫路市のある水田は、地主との交渉で、2010年から農業法人が借りることになっていたが、今回の「凍結」を受け、話は暗礁に乗り上げている。
凍結候補に挙がったのは、「農地集積加速化基金」。
耕作放棄地の解消や担い手の拡大などを目的に、農地の貸し手に補助金を支給するもので、先の補正予算に盛り込まれたが、民主党のマニフェストでは、無駄遣いの1例となっていた。
担当大臣の赤松農水相は9月25日、「予算の執行をしなくてもいいのではないかと、僕自身は思ってますが」と述べていた。
特定農業法人「ひめのうグリーン」の大塚常務は「ちょっと残念! 現場はちょっとガックリです。われわれは期待してたんです。その制度に対しては」、「地主さんも前向きに検討されて、話が8割方まとまっておりましたんですが、このたびのこれ(凍結)で、今のところ中断してます。放棄田が増加する可能性も危惧(きぐ)します」と話した。

(10/02 18:41)


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