<速読こそすべて>
速読こそすべて(1)
はしがき
速読は、頭を良くする薬である
唐突で驚かれた方もいらっしゃることでしょう。「速読と社会保険労務士試験を結びつけるってんで面白そうだから手に取ったら、のっけからこれだ。この筆者は頭がおかしいに決まってる」と思われたかもしれませんね。
そうではないのです。「速読は、頭を良くする薬である」。この一見荒唐無稽とも思える理論は、実は絶対真理なのです。私は、20年間速読に取り組んできました。その結果、ついに知ることができた究極の真実が、これなのです。「一粒飲めばたちどころに頭が良くなる薬」が発明されていない現在、速読は、この世に唯一存在する頭を良くする薬なのです。
本書では、その事実を論理的に証明したいと思っています。
速読の実践によって頭が良くなれば、次のような利点があります。
@本が速く読め、より深く理解できるようになる
A社労士試験に合格しやすくなる
B試験合格後のビジネスがうまくいく(あなたの人生を豊かにする)
@について
人より速く読めるのは当然ですが(当然のごとく、社労士試験の参考書や問題を読む速度も増します)、人より深く理解できるようにもなります。一見矛盾に思えますが、速読訓練によって確実に身につけることができる能力です。
Aについて
速読によって頭が良くなれば、社労士試験合格など造作もないことです。合格するために、今自分が何をなすべきかがわかるようになりますので、無駄なく合格までの最短距離を歩めるのです。
Bについて
速読の真の価値は、取得した資格を生かしてビジネスを行う際にこそ発揮されます。知性の向上した頭脳で、次から次へと新しいビジネスを生みだし、成功する方法も見えてきます。あなたは、楽しい豊かな人生を歩むことができます。
とはいっても、なかなかピンとこない部分もあると思います。「頭が良くなった状態」を短い言葉で説明するのは、大変困難だからです。
悪いことは言いません。私にだまされたと思って、本書を読んでみてください。本書では、「速読は、頭を良くする薬である理論」の論理的証明に加え、速読訓練の方法、さらには、資格取得後の速読の活用方法までをも、詳細に解説しました。
特に、私が考案した「真島流手抜き速読訓練術」は、速読学校に通わずとも独学で速読をマスターできる、究極の技です。
本書との出会いは、必ずやあなたの人生を変えることでしょう。あなたのすばらしい未来のために、本書が一助となれば幸いです。
真島伸一郎
※本書は、住宅新報社の月刊誌「不動産受験新報」に連載した「資格学習が10倍速くなる独学速読法」に大幅に加筆したものです。
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