「ついにコペンハーゲンに着きました!! いろいろあったけど、予定通りに、思った日にちに着けました! ホンマ皆さんのおかげですわ! ありがとうございました」
現地時間9月30日夕(日本時間10月1日未明)、00年シドニー五輪女子マラソン金メダリスト、高橋尚子(37)と、88年ソウル五輪女子マラソン金メダリスト、ロザ・モタ(51)に迎えられ、伴走。現地の日本人や観光客から大声援を受け、有名な観光地、ゲフィオンの泉前でゴール。「ア〜メマ〜! 最高や〜!!」と絶叫した。
16年夏季五輪の開催地を決める総会を前に、「どこかの王様が来たり、大統領が来たりしてますけど、いやいや、大丈夫です。このアメママンが毎日、ずっと祈りながら走ってきました」。ただ、「もしオバマ大統領に会えたら、いっしょに写真を撮りたい」とも。
同日夜には、招致委員会によるレセプションに出席し、東京都の石原慎太郎知事(77)と対面。なんと、知事から寛平のギャグ「アヘアヘ」で歓迎された。
到着から一夜明けた10月1日午前(日本時間同日午後)には、さっそくマラソンを再開。実は3日にコペンハーゲンからドイツのロストックへヨットで渡る予定だったが、大型の低気圧の接近を受け、急きょ変更。天候が回復する6日にコペンハーゲンから125キロ離れたヨットハーバーから出航するのだ。
「これからは、またみんなの応援とともに日本に向けて走っていきます! 応援よろしくお願いします!」
招致大使として行事に参加しながら、時間を作って走り始めた寛平。東京五輪開催決定の吉報を信じ、11年3月の帰国をめざして走り続ける。