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【社会】

三重が参戦断念 プロ野球・関西独立L

2009年10月2日 09時17分

 プロ野球の関西独立リーグに来季から参入する予定だった三重スリーアローズ(津市)が、参戦することのないまま撤退することが、わかった。経営難の同リーグは選手の給与を抑えることを決めたばかりで、運営方針に賛同できなくなった三重の壁矢慶一郎代表(63)が脱退を決めた。

 同リーグは今季、男子に交じった初の女子プロ野球選手の吉田えり投手を擁する神戸、大阪、明石、紀州の4球団によるリーグ戦(前後期制)をスタートさせた。しかし当初の運営会社が各球団に3000万円の分配金を支払えず、5月に資金難が表面化。選手の給与は球団によって月額20万円から減額されていた。

 9月24日の代表者会議では多数決で、来季から8万円と成績に応じた出来高払いに決定。この方針に納得できないうえ、来季の展望も開けないことから三重の壁矢代表は撤退を決意した。これに伴い同リーグの新しい運営会社「株式会社関西・東海リーグ」の代表取締役も辞任する。3日に正式発表し、今後の三重球団の活動についても表明する。

(中日新聞)

 

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