極悪15歳コンビ…小3暴行を動画撮影、海へ突き落とす
福岡県大牟田市内の公園で小学3年の男児(8)を暴行し海に突き落としたとして、殺人未遂容疑などで同県久留米市の中学3年の男子生徒(15)と大牟田市の無職少年(15)が逮捕される事件があり、男子生徒が暴行の様子を携帯電話で動画撮影していたことが1日、捜査関係者の話で分かった。撮影時間は数分間に及び、男児に激しい暴行を加えている様子が写されているという。
福岡県警大牟田署によると、暴行は8月6日午後6時半ごろから約1時間にわたった。泣きながら謝り続ける男児にも容しゃせず、生徒らは顔や手足を殴る蹴るなどしたほか、足にたばこの火を押し付けるなどした。さらに、一緒にいた小学6年の男児2人と中学1年の男子生徒にも「殴らないとおまえらを殴る」などと暴行を指示したという。
男児の顔は腫れ上がっており、暴行発覚を恐れた少年らは男児の殺害を計画。約700メートル離れた大牟田川河口に連れていき、男児を海に突き落とした。男児は近くに設置されたはしごを自力で登り、うずくまっていたところを捜索していた署員に発見された。男児は骨折や、やけどなどを負っており全治1カ月のケガ。
6人は夏休み中に駄菓子店のゲームコーナーで知り合った遊び仲間だった。少年と生徒は先月29日に殺人未遂と傷害の疑いで逮捕された。少年らは「自分の自転車を乗り回したり、悪口を言ったので殴ったりした。男児が気にくわなかった」と供述しているという。撮影した動画を見た同級生によると「小学生をボコボコにしたと自慢気に話していた。(男児は)ごめんなさい、ごめんなさいとずっと謝っていたけど、楽しそうに殴っていた」と話した。
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