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Microsoftは日本時間の30日、無料ウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」を日本を含む19カ国で公開した。対応OSはWindows 7/Vista/XP。Windows 7のXPモードにも対応している。正規のWindows利用者であれば無料で利用可能、ユーザー登録も必要ない。
Microsoft Security Essentialsは、ウイルスやスパイウェア、その他の悪意のあるソフトウェアからPCをリアルタイムで保護する。バックグラウンドで動作し、必要な時にだけユーザーに警告を発する。また、CPUとメモリの使用量も制限しているため、古く非力なPCでも、通常の作業を邪魔することなく利用できるとしている。
リアルタイム保護機能のほかにも、ウイルスやスパイウェアなどがPCにインストールされていないかどうかをオンデマンドでスキャンすることも可能。また、スキャンを定期的に実行するようスケジュール設定したり、スキャンで検出された悪意のあるソフトウェアを自動的に削除する機能も備える。
なお、Microsoft Security Essentialsは、Microsoftの「Dynamic Signature Service」を利用した初めての製品。この技術は、定期的なダウンロードを待たずに、いつでも最新のウイルス定義ファイルをダウンロードできる技術としている。また、マイクロソフトの小野寺匠氏(セキュリティレスポンスチームマネージャ)によれば、ウイルス定義ファイルは、企業向けの対策製品「Forefront」と同様にフルセットの情報が提供されているという。