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龍馬あやかり まちおこし

2009年09月26日

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【ファンがPT立ち上げ】

 県内の坂本龍馬ファンが昨秋結成した「近江龍馬会」が、来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を大津のまちおこしに活用しようとプロジェクトチームを立ち上げた。大津は龍馬を支えた2人の人物の生誕の地とされる。メンバーらは「龍馬にあやかり、大津の街と歴史の再発見につなげたい」と意気込む。(日比野容子)

【歴史講座・石碑建立/支えた2人の生誕地・大津】

 2人の人物とは、龍馬の定宿だった京都・伏見の寺田屋のおかみお登勢(とせ)と、龍馬の用心棒で龍馬とともに殺害された山田藤吉。いずれも大津市中心部の生まれと伝わる。

 「龍馬伝」は幕末の風雲児龍馬の生涯を、龍馬と同郷で後に三菱財閥の基礎を築いた岩崎弥太郎の視点で描く。原作のないオリジナル作品で、歌手で俳優の福山雅治さんが主演する。

 プロジェクトチームは「龍馬伝」の放映に併せて大津の街を盛り上げるイベントを計画中だ。「『龍馬伝』を近江で10倍楽しむための歴史講座」を10月10日を皮切りに計3回開くほか、寺田屋お登勢や山田藤吉ゆかりの地に石碑を建立し、除幕式にイベントを催す予定。また、専門家とともに街歩きを楽しみながら大津の魅力を再発見するツアーも検討している。

 事業は、大津市が市民活動を支援する「大津市新パワーアップ・活動支援事業」にも選ばれ、60万円の助成金を得た。近江龍馬会の柴田與一郎会長は「近江と龍馬のゆかりのように、意外と知られていない街の歴史や話題を掘り起こし、まちおこしにつなげたい」と話す。

 プロジェクトチームは、ともに活動する個人や団体を募集中だ。活動を紹介する説明会を10月3日、大津市のナカマチ商店街にある「まちなか交流館ゆうゆうかん」で開く。問い合わせは柴田さん(090・2191・5796)へ。

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