＜臨時国会＞召集は２５日の参院補欠選挙後に　政府方針

　政府は３０日、臨時国会を１０月２５日投開票の参院補欠選挙（神奈川、静岡両選挙区）後の同月下旬に召集する方針を固め、会期を１２月上旬までの４０日程度とする方向で与党側と調整を始めた。２０１０年度当初予算編成を年内に行うため、成立を目指す法案は最小限に絞り込む方針。中学卒業まで１人当たり年間３１万２０００円を支給する子ども手当について、１０年度からの半額支給を定める法案などを検討している。

　平野博文官房長官は３０日、民主党の山岡賢次国会対策委員長と会談し、臨時国会の召集時期や会期幅を巡って意見交換し、「生活第一」を掲げた民主党の衆院選マニフェスト（政権公約）を具体化する法案を優先させる方向で大筋一致した。これに伴い、税財政の骨格を定める新設の国家戦略室を「国家戦略局」に格上げするための法案は来年の通常国会に先送りする方向が強まった。召集日は１０月２６日を軸に検討している。【近藤大介、山田夢留】

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