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◆アジアチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦 名古屋3―1川崎(30日・瑞穂陸上競技場)初出場の名古屋が4強入りを決めた。第1戦を1―2で落としていたが、3―1で川崎に快勝。2戦合計4―3とした。前半27分にMF小川佳純(25)の右ミドルで先制。2―1となり、延長戦突入間際の後半43分にオーストラリア代表FWケネディ(27)が“決勝点”を挙げ、05年10月から公式戦10戦勝ちなしだった難敵を破った。10月21、28日の準決勝ではアルイテハド(サウジアラビア)―パフタコール(ウズベキスタン)の勝者と対戦する。
試合終了とともに、秋雨の瑞穂に今季最大の歓声が鳴り響いた。名古屋のGK、DF陣は肩を組んで輪をつくり、ストイコビッチ監督(44)はベンチ前で気持ち良さそうに歓喜のシャワーを浴びた。「(対川崎10戦未勝利の)あしき伝統をしっかり止めたかった。楽しいサッカーができた」
百戦錬磨の指揮官の一言が逆転劇を呼んだ。「エンジョイ! 結果にこだわらず試合を楽しもう」。大一番前のミーティングでイレブンを緊張から解き放った。「あの一言で楽になった」とMF三都主。伸び伸びプレーで逆転劇を演じた。
“ACL男”が本領を発揮した。前半27分だ。小川が約25メートルの無回転ミドルをゴール右上に突き刺した。第1戦ではFKの際に失点の要因をつくっていた。「点を取り返せて良かった」。このACL日本人最多の5点目で雪辱を果たした。
采配も当たった。吉村に代えて三都主を左ボランチで先発起用。指揮官が師と仰ぐオシム元日本代表監督にボランチの才能を見いだされた経験豊富なベテランに懸けた。7月まで浦和に在籍し、「川崎に嫌なイメージはない」と話す元日本代表MFが持ち前のキープ力で好機を演出。前半35分、約35メートルの左FKからDF吉田の頭に合わせ、2点目をアシストした。
現場とフロントが一体となった勝利だ。6月以降、ケネディ、三都主らを補強。そのケネディが、延長がちらついた後半43分、こぼれ球に詰めて“決勝弾”を決めた。4年ぶりに川崎を倒し、初出場でアジアの4強に進出。「もっと上に行きたい」と指揮官。日本勢唯一の生き残りとして、Jリーグ勢の3連覇を目指す。
名古屋・ストイコビッチ監督「質の高い試合だった。選手は勝ちに値する試合をしてくれた。誇りに思う。川崎には大きなリベンジができた」
(2009年10月1日10時54分 スポーツ報知)