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2009年9月30日(水) 19:05 |
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岡山大学の研究チームが発毛剤開発
岡山大学の研究チームが、毛が生えなくなったマウスに塗ると毛が生えてくる「発毛剤」を開発しました。 人への応用が期待されるこの発毛剤、すでに特許を取得しています。
岡山大学医学部の研究室の一室に毛が生えていないマウスが保管されています。 このマウスはヌードマウスと呼ばれ、遺伝子操作をしたために毛が生えなくなったマウスです。 髪は、髪の毛の元になる毛母細胞が分裂して伸びていきます。細胞の分裂が盛んになると、髪が成長していきます。 しかし、毛母細胞の増殖にブレーキがかかると新しい髪は成長せず、抜けるだけです。 この増殖のブレーキをはずせば再び髪の毛が生えてくるというわけです。 このブレーキをはずす働きをするのが、岡山大学で開発されたヴィヴィットと名づけられたアミノ酸をつなげた物質です。 これをヌードマウスの頭に一週間塗り続けます。すると、マウスの頭皮から本来の白い毛が生えてきました。 研究チームはすでに特許を取得しています。 マウスの段階の発毛剤ですが、企業が関心を示して人への臨床試験につながれば夢はぐっと近づきます。
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