総務省は10月中旬をめどに、地上デジタル放送への対応を促すため、全国の地域電器店と組んで、高齢者世帯などに戸別訪問を始める。技術的な知識を生かして地デジ受信に必要な知識を説明してもらう。来年3月までに最大90万世帯への訪問を狙う。完全地デジ化が1年10カ月後に迫ってきたが、普及が遅れているため理解を促す。
地域電器店2万店余りでつくる全国電機商業組合連合会(東京・文京)と連携する。同連合会の加盟店のうち最大約1万店が参加する見込み。電器店は共通のユニホームや腕章を着け、近隣の住宅を訪問。地デジの特徴や各住宅に必要なテレビやアンテナの種類などを平易に説明する。(18:37)