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臨界事故10年、東海村で黙とう「忘れてはならぬ」

2009年9月30日10時36分

写真:臨時朝礼で村上達也村長の話を聞く職員たち=茨城県東海村役場臨時朝礼で村上達也村長の話を聞く職員たち=茨城県東海村役場

 茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で、作業員2人が中性子線などの放射線を浴びて死亡した臨界事故から10年たった30日、事故の風化を防ごうと、村で午前9時から臨時の朝礼が行われた。

 職員約200人が、亡くなった2人を悼んで黙祷(もくとう)。その後、村上達也村長は「この村は原子力の恩恵を受けてきたが、村の『柱』として臨界事故がある。事故を忘れてはいけないという気持ちを新たにしたい」と述べた。

 JCOは燃料加工をやめ、放射性物質の管理などを続けている。

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