というのは、筆者が通っていた大学の演劇サークル出身者が何名かいて、その当時から個性的な芝居を演っていたからだ。
もう10年以上前になるが、狭い大学構内の某スペースで観た、「4月になれば彼女は」は、忘れられない輝きに満ちていた。
さて、今回の芝居も試験管ベビーの定例で、ギャグギャグギャグの連続で、テンポの速い芝居。
ただ惜しむらくは、そのテンポの速さに乗せられて、セリフがハッキリ聞き取れない役者のいたこと。しかもオチに近いところでやられると、スジが追えなくなるから正直困る(今回はそこまで困る場面ではなかったが)。
台本も、個人的にはハズレの部類。オチに持って行く課程も、そしてオチ自体もちょっと不自然だった。
ただ、くせ者3人(吉森治、今井友男、そして主宰のかこまさつぐ)はさすがの演技。この3人が揃うと舞台が更に面白くなる。
それに食われた感が主役の奥村将成か。彼らに対抗するのは難しいだろうが・・・。
次(19th capsule)はゴールデンウィークのカラフル3(http://colorful3.jp/)への出場だそうで、他劇団と見比べてみるのも面白いかもしれない。
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→懐かしいこと書いてますね。ありましたね、そんな公演。あの劇団にいた人で、試験管ベビーに居るのは加藤さん位でしょうか?
初期メンバーは結構「どろんこ」とか「夢印良品」出身者でした。今は、確かに加藤さんくらいですね。
あの頃は、「どろんこ」「夢印」ともメンバーが揃っていて黄金期でした。先に「夢印」が、追って「どろんこ」がそれぞれ主要メンバーの卒業を迎えて勢いを失った感がありましたが。
どろんこも長く名古屋の学生演劇を引っ張ってくれていましたが、田口さんが卒業してから下降線をたどった。
田口さんが卒業して旗揚げした微熱集団37.5℃にかこさんが参加した。当時のどろんこ、夢印良品の有望株が追って微熱集団37.5℃に参加。微熱集団37.5℃が37.5℃に名前を変え、その活動の終盤に登場したのがユニットの『試験管ベビー』。37.5℃解散後、劇団?として本格始動。よって、
『試験管ベビー』の初期メンバーはどろんこ、夢印良品の出身者が多いってことです。
そしてその初期メンバーこそ試験管ベビーのゴールデンメンバー(笑)であると私は思います。かこまさつぐ 千代田ヒロユキ 河瀬洋行五坊良美 千賀好通 加藤奈々前田恵子 懐かしいなぁ。それに浅井さんがプラスだもんな。しかも初期は『劇団とりあえず』今で言うと『44口径マグナム』と言ったほうが分かるかな・・・、そのメンバーがゲストで出てたもんな。名古屋演劇ファンとしてはたまらなかったなぁ。
それはさておき、懐かしい話ばかり、そしてワタシが忘れていたような話まで書いていただいてありがとうございます。
個人的には、「夢印」の崩壊は2000年前後だったと思っています。2001年あたりに効果音なしで演った、題名も忘れた公演は本当に酷かった
…そうでした、試験管ベビーの前は「微熱集団37.5℃」でした。一度しか観ていませんが、今の試験管ベビーの路線とは結構違ってました。
そして初期メンバー…彼らの「キラ☆スネ」はサイコーでしたね。千代田ヒロユキ 河瀬洋行五坊良美 千賀好通…そして浅井拡敬…濃かったですよね。
まぁ、いろいろあったりしたのでしょうが、離脱なぞを経た今の男優たちがそれを思うと(思わなくても)薄い感じが否めないのです。
今回の今井友男、先回の小林タロウみたいな、比喩的な意味で「体臭がバンバンに伝わってくる」感じの、濃い役者が欲しい。
女性陣はそれを考えるとまとまってますよねぇ。もっと基本を磨いて欲しい役者もいますけどね。
それから「とりあえず」のゲストと言えば、池山正樹ですね。あの人もタダモノではない(笑
ただ、私の方が少し先輩かも・・・。2001年のひどい公演は知らないですもん。
knykeeeさんは某合○研の方ですか?ブログの内容を見ると、そんな気が・・・。私の知っている 某合○研のメンバーも濃い人ばっかりでした(笑)懐かしいですね。
とにもかくにも、試験管ベビーにはこれからも頑張ってほしいものですね。
池山さん・・・いいですね。
>2001年
ひょっとしたら2002年とか2003年かも知れません…卒業してからも大学へ行く用事と重ねて、芝居を観に行ってたので。
>合s研
残念ながらg奏研には縁がなく…g唱団には多少縁がありましたが。
また芝居がらみの更新の折にはコメントいただければと思いますm(__)m
試験管ベビーの加藤奈々です。
なにやらとても懐かしいことが書いてあって、ちょっとびっくりしました。
大学のサークルの名前を覚えている人がいるなんて…!37.5℃のことですらももう知らない人が大半なのに…!って(笑)
でもなにやら応援していただけているみたいでうれしいです。ありがとうございます。
私もまだまだですので(歳ばっかりとってしまいましたが(笑))、これからもがんばっていきたいと思います。
よかったらカラフル3、観に来てください。
長久手でお待ちしております。
P.S. 大学生の頃の私と顔見知りの方でしょうか?
辺境の当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
まずは追伸の方からお返事を。ワタシとは直接の面識はないはずです。むしろ、上で遣り取りをさせていただいた通行人さんの方がお知り合いなのでは・・・と感じています。
ワタシが入学してもう1ダース経ってしまいました。
確か「4月になれば彼女は」は、新歓公演か何かだった気がします(が、ワタシの記憶が定かではありません)。
その頃から、加藤さんの演技はとってもカッコよかった。今もカッコいいまま。「歳ばっかりとってしまいましたが(笑)」なんて、ご謙遜を!
長久手の公演、楽しみです。他の劇団を観るのも楽しみで、実は当地で高校までを過ごしたので、あのあたりを散歩するのも楽しみです。
「試験管ベビー」さんにはがんばっていただきたい、と願ってやまないもののひとりです。今後も観衆の一員として、キツいことも書くかもしれませんが、そっと見逃していただければ幸いです。