
楽しかったパーティーも残り15分。
でも寂しさよりも、満足感でいっぱい。
・・・でもわたしにはまだ大仕事が!
17:45~花嫁の手紙です。
手紙の内容は、だんだんと考え始めていた6月頃から
固まっていました。決めていたのは、
思い出話なんてしたら号泣して進まなくなるので、感謝を端的に伝えること。
あとは、彼がわたしに話してくれたことをみんなに教えてあげること。です。
『お父さん、お母さんへ
ふたりが出会い、わたしをこの世に連れてきてくれたことに感謝します。
愛情を込めて育て、自由に生きることを応援してくれたことに感謝します。
そして彼との結婚をすぐに認め、祝福してくれたことに感謝します。
もうわたしから望むことは何もないので、わたしが存分にお返しできるように
あとは健康に楽しく毎日を過ごしてください』
・・・たんたんと話していきますが、やっぱり涙がこぼれます。
わたしの両親は今仕事の都合で関東にいますが、
いずれ実家がある関西に帰ります。
東京で結婚を決めたわたしですが、離れて暮らすことになる両親に伝えたいことがありました。
『いつか関西に帰ってしまう二人を思って、不安や寂しさを感じることもありました。
でも、あるとき彼がこんな話をしてくれました。
これまで田舎というものがなかったので、帰れる田舎ができてうれしいということ。
子供ができたら、夏休み丸々とか田舎に連れて行って思いっきり遊ばしたり、
両親とも過ごし、いろんなところに一緒にいきたいと思っていること。
彼のお姉さんたちの旦那さんが、奥さんの実家を大切に考えてくれてるのを見て
自分もわたしの家を大切にするつもりだということ』
これは普通に話してくれた何気ない会話だったけど、わたしには忘れられないとても
うれしい言葉たちで、実際、若干感じてた不安や寂しさもふっとびました。
『だから、お父さんお母さん
わたしがひとりでそばにいるよりも、離れていてもこんな彼と二人でいれば
二人を何倍も幸せにしてあげられそうです。
楽しみにしていてください。
ありがとう。これからもよろしくおねがいします』
涙はこぼれましたが、なんとか止まらず最後まで話せました。
そして彼のご家族へのお礼をつづけました。アドリブ。
『お母さん、○○さん、○○さん、(お姉さんたち)、親戚のみなさま、
まだ会って日が浅いですが、会うたびに親しく接してくださることに感謝しています。
至らぬ点もありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします』
実際この式に参列してくださった方とは、今年法事が重なったこともあり何度もお会いし
もう知らない顔が無いほど、仲良くなっていました。なので自然に言葉が続きました。
そしてわたしは両親に手紙を渡し、プレゼントはお互いの両親に渡します。
プレゼントはそれぞれの希望を聞いて買いました。
ちなみに父はクッションが欲しいとのことなので
巨大な包み!で 笑いをさらいました→
改まった手紙を書く機会なんてあんまりないので、
この日彼のお母さんにもお手紙を書いて渡しました。
『彼をみて環境や家族に関してなんの不安もありませんでしたが、
会ってみると本当にあったかいステキなご家族でした。これから一員として過ごせることが
うれしいです。今後ともよろしくおねがいします』
この手紙、お母さんとても喜んでくださり、
宝物だから・・といってたんすの奥にしまってくれています。
お渡ししてよかったです。
すべてが終わり、みんなで一列に並び一礼します。
あたたかいゲストの拍手で会場が包まれました。



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