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創刊から18年、求人誌「ガテン」が最終号

 土木・建築や運転手といった現業、技術職を対象にしたリクルートの週刊求人情報誌「ガテン」の最終号が30日、発売された。1991年の創刊から18年、インターネットや無料求人誌との競合、求人数の減少により休刊となった。肉体労働の代名詞「ガテン系」という言葉を生み、「手に職を付けて」という働き方に光を当てた。

 リクルートによると、ガテンは首都圏で定価100円で発行され、2000年ごろの最盛期には発行部数が10万部を超えた。ネットや無料求人誌を利用する人が増え、現在は4万2千部に減少。年間5万件あった求人情報の掲載依頼は、不況で1万5千件に減った。

 ガテンが創刊されたのは、バブル経済崩壊直後の91年9月。大学を卒業し、ホワイトカラーで終身雇用という働き方への信頼感が揺らいだ時期だった。

 「手に職を付けるのが一番」「腕一本で生きたい」-。口コミが主流だった現業、技術職の求人に特化した求人誌の登場で、会社に縛られずに職場を渡っていこうという人や、女性のガテン系職場への就業も進んだ。

 職人や技術者を紹介する記事は、腕を磨いて働く仕事の格好良さを伝え、現業、技術職に付きまとう3K(きつい、汚い、危険)労働のイメージを変え、ガテン系を冠した缶コーヒーやタオル、インスタントめんなども販売された。

 ガテンの平賀充記編集長(45)は「ガテン系というくくりを世の中に示せたのが最大の功績。有料求人誌としての寿命は全うしたが、先の見えない不確かな時代に、ガテン系という生き方が消えることはないと思う」と話している。(共同)

 [2009年9月30日8時56分]


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