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2009年9月29日(火) 19:15 |
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カンボジア医師が救急医療の研修
日本の救急医療を学ぶためにカンボジアの医師2人が高松市を訪れ研修が始まりました。
カンボジアでは昨年、ようやく救急隊が発足したばかりで、救急医療に関わる知識の習得が急務となっています。 研修を受けるのはカンボジアの医師ヌゥ・サタさんとチア・チャンナリットさんです。 二人はカンボジアの首都プノンペン市内の病院で救急を担当しています。 初日は、高松北消防署で救急搬送システムと救急車の装備について学びました。 研修中に救急車の出動があれば二人も同乗して現場に向かいます。 この研修は昨年から始まりました。 香川県とJICA四国、それにカンボジアの医療支援を行っている香川県のNPO団体セカンドハンドが協力して昨年も2人の医師が救急医療を学びました。 カンボジアは2000年ごろから経済が急激に発展し、それとともに自動車やバイクが増え交通事故が急増しています。 一方で公的な救急医療体制が整備されておらず、2人の医師の病院にも昨年ようやく救急車が配備されたばかりです。 二人の研修の目的は本国で無料の救急体制を整え医師と救急隊員の知識を向上させることです。 二人の研修は来月22日まで続けられ、これから香川県立中央病院で救急外来のシステムなどを学ぶことになっています。
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