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餃子の王将、創業1号店復活へ 25日「四条大宮店」

2009年9月24日12時3分

写真:「餃子の王将」1号店の新装開店に先立ち、のれんを掛ける大東隆行社長(左)=24日午前、京都市中京区、高橋一徳撮影「餃子の王将」1号店の新装開店に先立ち、のれんを掛ける大東隆行社長(左)=24日午前、京都市中京区、高橋一徳撮影

写真:創業間もないころの四条大宮店=王将フードサービス提供拡大創業間もないころの四条大宮店=王将フードサービス提供

 「餃子(ギョーザ)の王将」の創業1号店である四条大宮店(京都市中京区)が改築され再オープンする。間借りしていた建物の老朽化で昨夏いったん閉店したが、存続を望む常連客の声もあり運営する王将フードサービスが跡地を購入。25日から新店舗が営業を始める。

 四条大宮店は67年開店で、現在全国で500店舗を超えるチェーンの一号店。1階のカウンター19席でスタートし、その後2階まで店を広げた。当時の価格は、ギョーザ1人前6個入りで50円程度。安さやボリュームだけでなく、注文から調理までの早さも人気となり、地元の学生らを中心にファンが増えた。

 隣にあった映画館「大宮東映劇場」が入場者数の落ち込みで05年に閉鎖され、店が入っていたビルも取り壊されることになり、昨年8月末の閉店が決まった。しかし、1日600人が入る人気店で創業以来の常連客も多かったため、敷地を買い取って自社ビルを建てることにした。

 24日は新店舗が報道陣や地元関係者らに公開された。地上4階建てで、1〜3階が店舗。営業面積は閉店前の約4倍に広がった。四条大宮店でレジ打ちなども経験した王将フードの大東(おおひがし)隆行社長は「王将の始まりはここからで、ここがあったから今の王将がある」と話した。(田中美保)

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