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「男闘呼組」元メンバー逮捕で再結成の夢消滅

元「男闘呼組」のメンバー成田昭次容疑者
元「男闘呼組」のメンバー成田昭次容疑者
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 警視庁渋谷署は28日までに、乾燥大麻を自宅に隠し持っていたとして大麻取締法違反(所持)の疑いで元ロックバンド「男闘呼組」のメンバーで歌手成田昭次(本名・昭二)容疑者(41)を現行犯逮捕した。成田容疑者は「自分で使うために持っていた」と容疑を認めている。大麻は「あらゆる薬物犯罪の入り口」とされ、芸能界の薬物汚染があらためて浮き彫りになった。

 押尾学被告(31)、酒井法子被告(38)らの薬物事件が相次いだ中、また芸能人が逮捕された。

 成田容疑者の逮捕容疑は27日深夜、東京都渋谷区内の自宅マンションで乾燥大麻を隠し持っていた疑い。捜査員が家宅捜索したところ、部屋から袋に入った乾燥大麻数グラムが見つかり、その場で現行犯逮捕された。

 渋谷署は、成田容疑者が大麻を使用しているとの情報を受け、内偵中だった。27日は午後1時から熊本県のショッピングセンター内でミニライブを行っていたため、深夜に帰京するのを待っていた。署員が捜査令状を見せたところ「驚いた顔で動揺していた」(副署長)という。

 乾燥大麻は、捜査員がすぐには見つけられない場所に隠していた。取り調べには素直に応じており「自分で使うために持っていた」などと容疑を認めている。同署は入手経路を詳しく調べる。

 男闘呼組は岡本健一(40)、前田耕陽(41)、高橋一也(40)との4人組で、ジャニーズ事務所初のロックバンドとして88年にデビューした。「TIME ZONE」などのヒットを放つ一方、成田容疑者は92年5月に結婚。同年10月に女児が誕生した。

 93年6月の解散後は事務所を離れ、ソロで活動。当時を知る関係者は「男っぽくまじめで頑固で何より不器用だった。独特のオーラを持っていたが、いつもこの不器用さが足を引っ張った」と話す。独立後はヒットに恵まれず、一時は役者として再起を目指したが、バンド時代に入れた肩のタトゥーを消そうとせず、役はまわってこなかった。

 私生活では5年ほど前に離婚。その後は給料の3分の1を養育費として送り、愛娘とも定期的に会っていたが、2年前に所属していた事務所の経営危機により解雇された。コンビニでアルバイトしながら、周囲に「プライドは捨てた。何とか世に出たい」と漏らしていたという。

 熊本では根強い“追っかけファン”の姿が5人ほど見られた。数年前には前田と高橋の3人で「解散した日本武道館でもう一度やりたいな」と“再結成”の話をしていたという。関係者は「今回の事件でその夢も消えた」と話した。

 ◆成田 昭次(なりた・しょうじ)1968年(昭43)8月1日、名古屋市生まれ。男闘呼組ではボーカルとギターを担当。シングル「DAYBREAK」で日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。93年の映画「新・極道の妻たち 覚悟しいや」にヒットマン役で出演するなど、それまでの男性アイドルにはないニヒルさが人気だった。愛称は「しょうちゃん」。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年09月29日 ]

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