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日体大不祥事:学校側、警察から情報あれば学生ら処分検討

 日本体育大レスリング部の1年生男子部員(18)が28日、神奈川県警に強姦(ごうかん)傷害容疑で逮捕された問題で、日体大は29日、警察から事件の情報を聞き次第、学生と部の処分を検討する方針を明らかにした。

 日体大では安達巧監督ら部関係者から事情を聴いている段階で、さらに警察から情報提供を受けた上で学内処分を検討するという。ただ、部員の一部が現在、出場している新潟国体(競技は30日まで)については、「部ではなく、県代表として参加している」(同大広報課)との理由から、選手に出場辞退は求めないという。

 日体大レスリング部は、76年モントリオール五輪フリースタイル52キロ級金メダルの高田裕司・現日本協会専務理事、88年ソウル五輪同級金の佐藤満・現日本協会男子強化委員長ら多数の五輪選手を輩出している学生レスリング界の名門。

 レスリング部では06年11月にも男子部員が、体操競技部の女子部員の下着を盗んだ疑いで逮捕され、大学が同部を1カ月間の活動停止処分にしている。

 今回の件について東日本学生連盟の藤沢信雄会長は「学校から報告があれば(11月の)定例理事会を待たずに臨時理事会を開いて処分も考える」と語った。またOBの高田・日本協会専務理事は「事実であれば残念。一生懸命競技に取り組んでいる選手がかわいそうだ。日本協会としても学校からの報告があり次第、(逮捕された)選手の処分も検討したい」と話した。【安田光高、飯山太郎】

毎日新聞 2009年9月29日 21時06分(最終更新 9月29日 21時07分)

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