記者会見

副大臣会見記録(要旨)(平成21年9月)


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福山副大臣会見記録(平成21年9月28日(月曜日)15時18分〜 於:本省会見室)

冒頭発言

(1)グローバルフェスタJAPAN2009の開催について

(福山副大臣)10月3日及び4日、日本最大の国際協力イベントであります「グローバルフェスタJAPAN2009」が開催される予定になっています。昨年は入場者が約9万6千人ということで、今年は10万人を超える来場者を期待しております。
 主催は外務省とJICA(独立行政法人国際協力機構)、国際協力NGOセンター(JANIC)からなります「グローバルフェスタJAPAN2009」実行委員会です。 今回は19回目となりますが、昨今の大変大きなテーマとなっております「環境・気候変動」をメインテーマにNGO、国際機関、そして在京の各国の大使館、民間、政府及び関係機関274団体が出展予定となっております。
 すばらしいゲストにもたくさんお越し頂けると承っておりまして、是非盛り上がって、正に鳩山総理の気候変動サミットに於けるスピーチを更に勢いづけて頂けるようなイベントにしていただければと願っています。

(2)副大臣就任の感想

(福山副大臣)就任の感想を申し上げさせて頂きますと、いきなり気候変動サミット、国連総会、G20と外交日程が目白押しですし、本日も岡田外務大臣が上海に行かれました。また本日、IOC総会に鳩山総理が出席されると官房長官から発表があったと承っていますが、まず鳩山外交は滑り出しとしては世界に政権交代をアピールできたと思っていますが、具体的な交渉や具体的な成果は相手がありますので、時間がかかるところですが、鳩山総理の理念を世界にアピールし、岡田外務大臣の精力的な会談の成果をより国民に見える形で繋げていくサポートを私も微力ですがやっていきたいと思っているところです。霞クラブの皆さんも外交日程が目白押しで、いきなりたいへんな忙しさだと思いますが、是非体に気をつけてがんばって頂ければと思います。

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普天間基地問題

(問)普天間基地の問題についてうかがいます。本日、防衛省で政務三役の会議が開かれまして、普天間のキャンプシュワブ沖の移転の経緯がどのようにして決まったのかということを検証するということで確認をしたということです。この調査は外務省とも連携して行うということですけれども、どういった内容の調査でいつ頃までに調査を終えるのか、また一般に公開する予定もあるのでしょうか。

(福山副大臣)昨日外務大臣が帰国された後、打ち合わせをさせて頂きました。防衛省の政務三役会議でそのような議論も出ておりますが、外務大臣自身もテレビ等の発言も含めて「検証」ということを言われています。詳細については外務大臣が帰国後、北澤防衛大臣等としっかりと詳細を詰めてと承っておりますので、時期、内容、どのような形で検証していくか等についてはまだ決まっているわけではありませんので、今後大臣がお帰り次第、検討に入っていきたいと思います。勿論、防衛省の政務三役との連携はしっかりしていかなければいけないと思っています。

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米艦船の高知港寄港

(問)アメリカの艦船の核持ち込みの有無の可能性についての問い合わせについて、これまでは事前協議がないということを言われていたと思いますが、高知県の照会に対し、艦船には積載能力がないと変更されていますけれども、この経緯とか理由について説明して頂きたいと思います。

(福山副大臣)これまでは核兵器搭載の有無については、事前協議がない以上、核の持ち込みはないと回答させていただいていたと承っておりますし、報告を頂いています。しかしながら、岡田大臣の指示の下、核の「密約」についての調査チームが動いている状況の中で問い合わせがあった訳ですので、米国側から既に発表されている水上艦船や攻撃型潜水艦を含む米海軍の艦船及び航空機からの戦術核兵器を撤去する旨を表明されたこと、これは過去のことですが、ありまして、そこはしっかりと高知県に寄港した水上艦船に対しては核の搭載の能力を持っていないということを国民にしっかりと伝えたほうが良いという判断を大臣がニューヨークでされまして、そのように発表させていただきました。先程申し上げましたように米国の方針で搭載能力がないと言われているわけですから、そのことを今回我々は国民の皆様にきちんとお伝えをしたということです。

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温家宝首相の北朝鮮訪問

(問)北朝鮮に関しておうかがいします。今日、北朝鮮が、来週に中国の温家宝首相が訪問するということを発表しましたが、日本側としてはどういったことを期待するかということを教えて下さい。

(福山副大臣)期待をするということであればたくさんありますが、拉致の問題も含めて国際社会の信頼を得られるように核の問題も含めてしっかりと六カ国協議に戻って来いということを中国には(北朝鮮に)お伝えを頂きたいと思いますが、そこはバイの会談ですので、今回、核の廃絶の国連安保理決議もありましたし、そのことも含めて中国側には対応頂けるように期待をしたいと思います。

(問)温家宝首相の訪朝についてですが、拉致問題についても伝えて頂けるということなのでしょうか。

(福山副大臣)いや、期待することはあるかと仰ったので、日本の政府としてはそういうことを期待しますが、先程も申し上げましたように、バイの会談ですから、そこは中国と北朝鮮の会談なので、まずは核の問題と六カ国協議に戻ってくる等も含めて、そこを期待するということです。日本政府の期待としてはいろいろなことがありますが、別にそれを温家宝首相に言って欲しいというか、強く申し上げたという意味合いではないので、そこはよろしくお願いします。

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政務三役会議の開催

(問)外交日程が非常に詰まっていて、外務省の場合、大臣と副大臣、政務官の4人が同時にいっぺんに集まるということができていないと思いますが、いつ頃される予定とか、いつ頃したいとかいうのはありますか。

(福山副大臣)帰国してすぐに政務三役会議をやる予定になっておりますので、日程調整に入っていると思います。大臣が就任され、我々が認証式を頂いた前後に早速、政務三役会議はしておりますので、役割分担やそれぞれの担当等について、大臣からは指示を頂いておりますので、我々としては、外務省だけは政務三役会議をまだしていないのではないかと思われているかもしれませんが、もうすでに終わっておりますので、今は帰国後早々に二回目に向けて日程調整をさせて頂いているところです。また、岡田大臣とは、海外に行かれておりますが、逐一電話等で連絡を取らせて頂いておりますので、そして大臣がいらっしゃらなくても副大臣と政務官はほとんど二日に一回ぐらい顔を合わしておりますので、そこの連絡については今のところは御懸念を頂いているようなことはないと思います。

(補足説明)政権発足直後に行われた大臣・両副大臣及び両政務官による会議は正確には打ち合わせとの位置づけであり、正式な第一回政務三役会議は9月30日(水曜日)に開催される予定となっています。

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補正予算の見直し

(問)本年度の補正予算について見直し作業を続けていると思いますが、外務省としてはどういう方針で見直しをしているのか、事務方にどのような指示を出しているのかお伺いします。

(福山副大臣)内閣官房から基本的な方針が出ておりまして、それに沿って我々も一つひとつの事業をチェックさせて頂いております。ただ、外務省は補正の枠が500億円強ということで、全体の15兆円の枠からすると小さいということ、それから例の基金ですが、30の基金の事業というものが外務省はございませんので、そのことも含めて官房から指示が出たとおりのやり方で今チェックをいたしているところです。どの程度の金額が出てくるかについては、今精査中ですので、具体的には申し上げるわけにはいかないですし、我々の作業の進捗状況を大臣が帰国次第、我々が報告して更に判断を頂こうと思っておりますが、副大臣、政務官のレベルではある程度国民に理解と納得を頂き、なおかつ外務省の職員にも納得頂ける状況の削減という形でまとめていきたいと思っています。

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地球温暖化問題

(問)岡田大臣が昨日のテレビで、前政権の温室効果ガスの試算について見直したいと発言されましたが、副大臣も温暖化問題に造詣が深いと思いますが、試算の見直しについてどのように進めていくのか、なにかお考えがあればお聞かせください。

(福山副大臣)先日、一回目の地球温暖化問題に関する閣僚委員会がありました。その時に大臣からも試算を早くするべきではないかとのご発言があり、各大臣からもある一定の理解を得られたと思っています。岡田大臣が言われたのは、前の政権の試算とか負担の額が前提に議論をされているが、そこについてはやや問題があると我々は認識しているので、国民の皆様に理解を頂き、協力を頂くためにも早く試算を作るべきではないかと発言されました。正にその意向を昨日のテレビでも同じように言われたと思っています。どのような形でやるかは、それこそ鳩山総理のスピーチがあって、また帰国をして一日か二日しか経っておりませんので、次の閣僚委員会で議論になるのか、また別の場で具体的に議論していくのかについては、まだ詳細は明らかではありませんが、新たな試算をする方向ではほぼ間違いないと思います。私個人の意見を申し上げれば、早くそのことを具体化していきたいと思っています。

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日中韓外相会合

(問)日中韓外相会合がこれからあるわけですが、その場ではどういった問題に取り組んでいかれるおつもりなのか、また来週にかけて日中韓首脳会合もあるわけですが、アジア外交を鳩山政権としてどのように進めていくのか、改めてお伺いしたいと思います。

(福山副大臣)今のところ、日中韓の更なる協力関係を深めていくということが主たる目的だと思います。国連の場でそれぞれ顔合わせをされたと思いますが、日中韓の外務大臣がそれぞれしっかりと一堂に会して議論することは、国連の場ではないところでやること自身が非常に有意義だと思っています。元々、鳩山政権では各国の首脳同士が信頼関係をまず培うことが第一だというように、ずっと仰っておられたことをあわせれば、まず岡田外務大臣が就任してすぐに日中韓の外相会合できちんと協力関係を確認していくことは重要だと思います。また、ここで日中韓の首脳会談等についても議論されると思いますので、その結果を見て皆様には発表があると思います。

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日メコン外相会議

(問)今週末、日メコン外相会議がありますが、どのようなことが話題になるのか、日本にとってメコン地域と交流を深めていくことの意義、狙いは何であるか教えてください。

(福山副大臣)経済的な問題も非常に多いと思いますし、先程と重なるのですが、なぜ岡田外務大臣がこれほど精力的に外交日程をこなそうとされているのかというと、政権が代わったということを内外に知っていただく必要性と信頼関係を作る必要性があるということだと思います。勿論、個別の課題としてはそれぞれあると思いますが、個別の課題に行く手前の段階で、まず我々の政権に代わったということ、なにせ選挙で政権が代わったことは戦後初めてですから、政権が代わったらどうなるのか、それぞれの各国のリーダーと信頼関係が築けるかどうか、各国とも様々な思いで日本を見ておられると思いますので、メコン外相会議においても信頼関係を培い、その中で経済問題も含め、次のステップへのスタートラインに着くという意味合いがあると私は思っています。実は私にも日本の政権が代わってどうなるのか、政権交代の意義は何であるのか、これから外交政策はどう変化するのか、ありとあらゆるチャンネルから問い合わせがあります。ですからそのことも含めて、国会が開いていないこの時期に、総理、外務大臣共々にしっかりと政権交代の意味合いを伝えていくことがまず第一の意義だと思っています。

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内政(自民党総裁選)

(問)外務省で行う会見とは関係がないかもしれませんが、つい先程自民党で谷垣氏が新総裁に選出されました。同じ京都の御選出ということでいろいろ感じるところがあると思いますがコメントを宜しくお願いします。

(福山副大臣)まずは新総裁就任に際しては、おめでとうと申し上げていいのかわかりませんが、私から申し上げるのは甚だ生意気ながら、野党として再出発する自民党の総裁になられた訳で、同じ京都選出の国会議員としてしっかりと御健闘されることをお祈りしたいと思います。私は自民党が野党としてしっかりと復活していただくというか、健全な野党として論戦を戦わせていただくことは日本の民主主義の発展には非常に重要なことだと思っています。そのためには谷垣新総裁は政策能力も高い、さらには政府の要職に何度も就かれている方ですので、相手にとって不足はないどころか、これからしっかりと我々も政策の理論武装も含めて国会審議に耐えうる準備をしなければいけないと思っています。ただ、一つ残念なのは、今回の総裁選を拝見して、自民党がこの国をどうしていきたいのか、実際に民主党の対抗軸として何を出していくのかについてはあまり伝わってこなかったと思っています。派閥がどうだ、全員野球がどうだと、それはあくまで自民党の中の、政党のマメージメント・運営の話であり、国民の生活とは少し離れていた気がして、横から拝見していて残念だったと思います。自民党もこれで体制が整われたと思いますので、我々もしっかりと油断することなく自民党と対峙していきたいと思います。

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武正副大臣会見記録(平成21年9月24日(木曜日)17時00分〜 於:本省会見室)

冒頭

(武正副大臣)

(1)会見について

 皆さん、外務副大臣を拝命致しました武正公一でございます。これから週2回、私が木曜日、月曜日が福山外務副大臣ということで、外務副大臣の記者会見を定例化させていただきたいと思います。月曜、木曜の午後ということですが、時間についてはまだ調整中でありますので、本日は5時ということで開かせていただきますので、宜しくお願い致します。

(2)新型インフルエンザワクチンに関する緊急支援について

 それでは私の方から今お配り致しました、新型インフルエンザワクチンに関する緊急支援についてご報告をさせて頂きたいと思います。

 お手元にございますように、9月24日(木曜日)、我が国は、新型インフルエンザが世界的に流行する中、途上国におけるワクチン接種に貢献するため、緊急に対応すべき措置として、世界保健機関(WHO)を通じた約11億円(1,080万米ドル)の緊急無償資金協力を行うことを決定しました。この資金協力については、今般の国連の支援要請、これは現地時間の9月18日、国連及びWHOの途上国のH1N1インフルエンザ・パンデミック対策に対する緊急支援とのアピールを発表しておりますので、それに応えるということでの対応でありますが、国連の支援要請を受けて、ワクチン入手が困難なアジア地域等の途上国において、医療従事者や重症化のおそれのある人々へのワクチン接種を実施するため、WHOがワクチンを購入するための経費を支援するものです。国際社会による支援によって、新型インフルエンザの被害を緩和するよう、我が国は引き続き、関係国・機関と緊密に協力してまいります。我が国は、米国をはじめとする主要ドナー国による最近の同様の取り組みを歓迎して、これと歩調を合わせて今次この決定をしたということです。

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担当の分担について

(問)副大臣、政務官それぞれの役割分担が決まっていればお願いします。

(武正副大臣)担当局で申し上げますと、私が北米局、中東局、中南米局、福山副大臣がアジア大洋州局、欧州局、アフリカ審議官組織ということで、先ず地域的な分け方をしまして、機能別の局で言うと、私が総合外交政策局、経済局、広報文化部、福山副大臣が軍縮不拡散科学部、国際協力局、気球規模課題審議官組織、領事局。それから定員を含む予算と会計システムについては私の方で、報道対応と情報公開については福山副大臣の方でということになっておりまして、政務官は吉良政務官は私と同じ担当、西村政務官が福山外務副大臣と同じ担当ということになります。

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「密約」調査

(問)明日から密約の調査が始まりますが、具体的にどのような部分から着手されるのかを教えて頂きたいのと、初日ということで報道陣に公開するような形は考えておられるのでしょうか。

(武正副大臣)密約については16日の夜に大臣命令、調査命令についてということで皆様のお手元に4項目についてのペーパーをお配りしたと思います。もう既にご案内のように15名のチームで密約について11月末を期限として調査にあたるということで、その第一回が明日と、調査チーム発足ということでありますが、そのチームについては第一回の調査の開始の模様を公開するようなことは今のところ予定はしておりません。大臣の指示に際して大変な量の文書が存在する訳ですから、それぞれ専門にこれまで日米関係、或いはそれぞれ担当してきた専門性を持っている皆さんに全力を尽くしてこの大臣命令にあたって欲しいということでありますので、それを粛々と進めてもらうということだと思います。

(問)初日ということで、具体的に明日は何をするのでしょうか。例えば皆さんが一つの倉庫に行って右から順に開いて調査していくのか、或いは会議をやるのか、改めて副大臣の方から、その辺りの明日の流れを紹介して頂けませんでしょうか。

(武正副大臣)これは大臣の直接の命令ということで、それぞれ15名のみなさんが選抜されてそれについて担当して明日からスタートということであります。大臣直の命令でスタートしているということでありますので、明日の第一回の会議に我々が同席するとか、或いは一緒に解明を副大臣なり政務官が担当してやっていくというような運びには今のところなっていないというのが実態です。ですので、明日どのような段取りでスタートするかということについて、私は承知しておりません。

(問)副大臣は明日の作業に流れについて承知されていないと仰ったのですが、岡田大臣が、政治家がリーダーシップを持って始める調査だと、また関係の取材もおそらくは政治家に対して取材をしなければと思っておりますが、どなたにに聞けばよろしいのでしょうか。おそらく各社とも関心があると思いますし、テレビの方は映像が欲しいと思います。我々(通信社の記者)ならば、始まったというその瞬間を知りたいと思いますし、そうしたことをするとすればどなたに伺えばよいのでしょうか。

(武正副大臣)調査チーム15名のトップである北野審議官になろうかと思います。今のところオープンになっているのは、それだけだというふうに理解しています。

(問)第一点目は要望ですが、明日の密約調査の開始については、大臣が就任の際に されているわけで、国民にわかりやすい形で取材機会を是非設けて頂きたいので、検討していただけませんか。

(武正副大臣)第一点目については、あくまでも真実の解明を外務大臣として決意をもって就任の夜に大臣命令を発出したわけですから、大臣としての密約の実態解明にかける思いというのは理解頂けると思います。15名の調査チームのトップの名前しか明らかにしていないというのは、ひとりひとりに対しての大変な作業量と、実態解明に当たっては状況を口外してもらうわけにはいかないわけですから、そういった方々の名前とか所属とかを明らかにすることが本来の目的である密約の実態、真実の解明にプラスになればいいのですが、逆にそれが阻害要因になるのではないかという危惧があるというのは確かだと思います。やはり大臣としては説明責任ということを大事にしていますので、それとの兼ね合いでどのように対応したらいいのか、大臣命令での第一回目の会議ですから、連絡が取れるかどうか、今日の明日ですけれども、連絡を取って省内関係部署の意見も聞いてみたいと思います。

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鳩山外交の評価

(問)第二点目は、鳩山外交がスタートしたわけですが、政権ができたばかりということで、新しい政権をアピールできたと同時に、いろいろな懸案については突っ込んだ議論というよりは、とりあえずは歓迎ということだと思います。受け止めと今後どのような形で鳩山外交は進んでいくのか、副大臣のお考えをお聞かせください。

(武正副大臣)第二点目については、今日、副大臣と政務官との間で政務会議を昼1時間行いました。その中で、副大臣、政務官からも過去これだけ首脳外交、外相会談がメディアに取り上げられたことがあるだろうか、それから国民の皆さんがそれを目にした機会、それぞれのメディアの方がそれを更に掘り下げて頂いたことがあっただろうかというと、我々の記憶ではそれほどない中で、まず外交への関心を国民の皆さんに持ってもらえたのが非常に良かったのではないかと思います。どうしても外交というと、遠いところで起きているような印象と国民の皆さんの生活とはちょっと切り離された印象を与えると思いますが、実は外交イコール内政ということも含めて、国民の皆さんに日本外交の生の姿を見せる非常にいい機会になった。その中で地球温暖化対策についての国連での総理の演説、そして日米、日露、日中という主要国との首脳会談を通じて、鳩山外交としての姿勢、政権交代が歴史的な出来事であり、そうした意味では国民の付託を受けて国連の場に、あるいは首脳会談に臨んでいるのだという気概といったものが伝わったのではないかと思っています。個々それぞれにボールを投げたものとか、投げなかったものとかあろうかと思いますが、まずは鳩山総理自身の人間性をアピールする場、幸夫人もそうですけれども、また、岡田外相の人間性もアピールするといった場になったのではないか、まだまだこれから一般討論演説を含めてG20とかありますが、そのように評価したいと思います。

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日露関係

(問)副大臣の所管とは違いますけれども、昨日ニューヨークで日露首脳会談が開かれ、鳩山首相は現世代での解決ということを表明されて、両首脳は外相級の定期協議ということを仰いましたけれども、今回の結果について副大臣の受け止めを教えて下さい。

(武正副大臣)特に鳩山総理が政治と経済は車の両輪と言われましたけれども、やはり特に前政権というか、小泉政権以来どちらかというと領土よりも経済という感じを私共民主党の議員、或いは特に外交安全保障部門の議員は受け止めておりましたので、そういった意味では総理がそのことをしっかりと述べて、これについてはメドヴェージェフ大統領も車の両輪という総理の発言について、その前進を図るのが重要であるということで一致したということは、ある面しっかりと日露の交渉があるべき位置に立ったという認識を持っております。また、両首脳の信頼関係もより深まったという印象を持っております。特にどのぐらいのペースでというのはこれからなのでしょうけど、外相レベルの定期協議についても一致したということは、首脳レベルだけでなく、外相レベルでも進めていこうということで、それは評価したいと思っております。ただ、大統領の独創的なアプローチというのは、昨年のAPECからずっと出ている言葉なのですが、具体的な中身というものが、なかなかまだ伺い知れないところがありますので、やはりそうしたものがよりクリアになるようなことを期待したいと思います。

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日中韓関係

(問)日中首脳会談で東シナ海問題について、日本側は早く条約締結の交渉をしたいとのことでしたが、中国側からは明確な返事がありませんでした。今度の日中韓外相会談で東シナ海問題についての日本の方針を出していくのでしょうか。そして、それについての受け止めをお願いします。

(武正副大臣)日中韓の外相会談がどういった内容になるのかといったことについては、その後に開かれる日中韓の首脳会談、サミットの下準備が第一の目的になろうかと思います。日米同盟を基軸とした中でアジア重視を掲げる鳩山内閣として、アジア重視という姿勢の中で日中韓の連携を強めていくということが外相会談の主要な目的になってくると思いますが、今の個別のテーマが取り上げられるかは外相の胸の内にあるということで、私は承知していません。首脳会談でボールをまず鳩山総理の方から投げた事案が日中間の懸案でありまして、前政権からもそういった懸案があったと理解しています。去年5月の日中間の首脳の合意から丸一年間、あるいは一年半になろうとしていますが、前進をみたいということでの新しい政権としてもボールを投げたと理解しています。

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米軍再編問題等

(問)本日、沖縄県の「うるの会」の方々が副大臣に陳情に訪れたと思いますが、そこでどのような議論がなされたのか、これに対して副大臣はどのように対応されたのかをお聞かせください。

(武正副大臣)「うるの会」の皆さんにお会いしました。代表は喜納昌吉さん、代表代行は照屋寛徳さん、副代表は山内徳信さん、糸数慶子さん、幹事長は下地幹郎さん、事務局長は玉城デニーさん、事務局次長は瑞慶覧長敏さんの7名でありまして、7名の方からは「うるの会」という会があると、確か再結成されたのでしょうか、そしてこういうメンバーで役職がこうですというご紹介と、代表、代表代行、副代表からそれぞれ、米軍再編についての普天間基地の辺野古に移設するということについての反対表明、それから地位協定の改定について、3党の政権合意にも「提起」ということで盛り込まれているので、これの実現、またその他に「うるの会」という会ができたので、定期的に外務省、特に大臣、副大臣と協議の場を設けたい、持ってもらいたいという要請、特に今日は副大臣ということで、大臣不在でしたので、大臣にお目にかかりたいという要請といったところを受けたというところであります。

(問)それについてはどのように回答されたのでしょうか。

(武正副大臣)今回の日米外相会談で米軍再編について外相からは、クリントン長官が言っていたような、これまでの政権との合意に必ずしも沿う形で民主党としてこれまで発言、行動してきたことはない、と提起したことについては「うるの会」の皆さんも評価をされていました。ただ、具体的にこれからどういったスケジュールということについては、今回はまず交渉のスタートでありますし、日米間で議論をしていこうということであるわけですので、これからの話ということで「うるの会」の皆さんの要請を大臣の方に伝えますとお答えしました。また、地位協定についても提起すべしということがありましたが、既に外相から全てを交渉のテーブルに最初からのせるつもりはないということが選挙が終わってから示されていたと私からも伝えましたし、100日以内でやるべきことは地球温暖化、アフガン、米軍再編ということで、まずは米軍再編への取り組みを急ぎますとのお答えをしました。特に地位協定の改定の提起については、皆さんからそういう要請がありましたので、これについても大臣の方に皆さんの声としてお伝えしますとお答えしました。定期協議については、承っておきますとの応対をしました。大臣への面会についても同様です。

(問)米軍再編に関連してですが、岡田外相は今後100日で重点的にやるべきことをあげていますが、100日というとそんなに長くないと思います。その中で米軍再編、特に普天間移動が最も大変な問題だと思いますが、それについて具体的に交渉事なので内容を明らかにできないこともあるかと思いますが、民主党の方で具体的な素案というものを既にお持ちでしょうか。

(武正副大臣)これも外相が言っているようにこれから議論ということですから、既にお話をされたと思いますが、米軍再編の話とアフガン支援の話なども含めて、日米間の協議事項があるわけです。オバマ大統領の11月の訪日を控えて、そうしたものをパッケージの中で協議をし、議論していくということになろうかと思います。ですから、普天間を辺野古移設以外のアイディアということについては、民主党の中でも検討してきましたし、与党3党の中でもいろいろな意見があるわけですから、そうした意見の中でそうした議論を進めていくということになろうかと思います。まだここで個別に私からは答えられません。

(問)オバマ大統領の訪日を控えて、パッケージで提示するということですが、普天間の移設についても大統領の訪日に合わせて何らかの案を考えているのでしょうか。

(武正副大臣)まだそういったことがあるというわけではありませんが、大統領の訪日というタイミングがあるというのは念頭に置かなくてはならないということだと思います。

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橋本副大臣会見記録(平成21年9月10日(木曜日)17時00分〜 於:本省会見室)

離任挨拶

(橋本副大臣)約一年間にわたり外務副大臣をさせていただきました。その間記者の皆様方にお誘いいただき、またご指導いただきました。そのお礼をさせていただきたいと思っています。
 私はアジア大洋州、中東、アフリカ地域、また、軍縮・不拡散、領事、ODAを担当しました。特に、開発途上国でのODAの案件について各地域を回らせていただいて、今後も環境を重視し、クールアース・パートナーシップという形でODAを行っていかなければならないこと、現地の人材育成をしっかりとやった中で、途上国が自立していけるようやっていかなければならない、アジア大洋州、中東・アフリカに行って、その大切さを認識した一年間でした。
 また、IAEA事務局長選挙で世界各国のいろいろな方々とお会いしましたが、日本の天野大使が事務局長として正式に決定されてから、軍縮や原子力分野において大変重要な位置を占めるものであると思います。その中で天野大使に事務局長へ就任していただくということは、我が国にとっての国際社会における位置付け、そしてこれからの国際社会においてテロ問題等も含め重要な位置を占めるようになりますので、核の平和利用等について専門である天野大使には全力でがんばっていただきたいと思います。それについては外務省が一丸となって取り組んでいかなければならないと改めて思った一年間でした。
 北朝鮮の問題もありましたが、外務副大臣に就任してから、消費者の方から外務省には食の安全についてしっかり取り組んでほしいという声が大きく、私自身が食の担当をして、食の安全連絡協議会を設置しました。これについても引き続き新大臣の下でもやっていただければと思っています。
 これからの国際社会において、インド洋における補給支援法、海賊対処法につき、今日本が行っていることは国際社会において大変重要であり、敬意と感謝をしていただいているものですので、外交においては継続が大切ですから、これについても期待をしたいと思っています。
 伊藤副大臣の所掌である広報、文化、スポーツの中で、私自身がアスリートであったということと、2016年夏季オリンピック東京招致委員会の顧問という立場に前々からあったものですから、スポーツの部分だけは私が担当しました。外務副大臣の職を16日に降りる訳ですが、2016年のオリンピックについては10月2日にコペンハーゲンで最終のプレゼンテーションが行われ開催地が決定されることになっていますので、今度はできれば招致委員会の顧問という立場で現地に赴いて最後まで招致活動に参加し、全力を尽くしたいと思います。引き続き外務省にも支援をしっかりやっていただければと思います。
 いろいろなことがあった一年間でしたが、今後の内閣、外務省に大きな期待を申し上げ、私自身のこの一年間の経験を活かしてしっかりと支援できるところは支援をし、これからの国際社会において日本がしっかりとした位置づけでいられるようになるよう、外交政策についても意見を申し述べる立場で居続けたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします。一年間ありがとうございました。

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副大臣制度

(問)外務副大臣という制度について、率直にきちんと機能しているのかというのを、1年間経験されてご感想を伺いたいと思います。なぜなら、政務次官は盲腸というようなことを言われたりしましたが、外務省の場合は外務副大臣ができた時にかなり期待もあって、国会の了承がないと外務大臣が自由になかなか外遊できない、国会会期中はままならないという状況が少しは改善されるのではないかという期待もあったと思うのですが、見ているとその部分はほとんど変わらない。委員会では外務大臣、外務副大臣がずらっと並んでいるような状況も見ました。一方で、北朝鮮が核実験を行ったときは外務大臣がいらっしゃらなくて副大臣が対応したけれども、必ずしも十分な情報さえ持っていなかったということが見受けられたということで外務副大臣という制度が果たして十分に機能していたのかという疑問を持つわけですが、ご自身はどのようにお考えでしょうか。

(橋本副大臣)私自身、1年間やらせていただいて外交というものには休みはないわけですから、大臣が行くべきものはほとんどだったわけですが、その間に国会の日程等で行けないことが多い、その間に次の外務副大臣が行くべき問題であるということはたくさんありました。国会の中で、特に参議院の方はねじれがありましたので、国会での委員会をスムーズに運営させていく上では、正直に申し上げて、本当は行かなければいけない部分にストップがかかってしまったというのは大変残念であったと思っています。本来は外務大臣がいらっしゃればサポートとしての政務官がいるわけであります。また、大臣が海外に行けることになれば、大臣がいない時には副大臣として委員会にいなければならない。そのことで、重要なものが全てですが、外交にとって「留守」にしてしまうというのは、「留守」という意味は海外の会議ですが、「留守」にしてしまっては日本の外交においての立場、誠意というものが本当にこれでいいのかと世界各国から問われる部分があったと正直思います。そのことに関しては、両党とも外交というのは政争の具にするものではないと思っていますので、しっかりとした中で大臣が行けないときはスムーズな形で副大臣が外遊できるようなシステムというものをこれからお願いしたいと思います。また、逆の立場で私は野党になるわけですから、大事な会議がある時には副大臣や大臣に行っていただけるようなことを、逆の立場としてしっかりしなければいけないのではないかと感じました。

(問)副大臣会見を非常にお休みされることが多かったと思います。お二人いらっしゃるにもかかわらず、きちんと数えてはいませんが、半分やられたかどうかという感じだと思います。いちいち理由を聞いていないので、この場で改めてお伺いしたいと思います。

(橋本副大臣)政務も入っていたということもあり、また、隔週担当だったということで、伊藤副大臣と私が1週間おきに交互だったわけですが、実際に私自身が記者会見ができる日程であったとしても、伊藤副大臣の担当の日であれば、できなかったりとか、少し臨機応変にできることがあれば、良かったのではないかと感じる部分はあります。他方、そのようにやってしまうと次の副大臣との(会見)日程がずれてしまうこともあり、この定例日及び定例時間の外ということでセットすることがこれからできればと思ったりしています。
 実際に公務と政務という中で伊藤副大臣も選挙がいつあるか分からないという状況の中で海外を含め、また地元も含め相当なハードな日程で動かれていました。私は実際に自分自身が選挙ではなかったわけですが、それに関連した中で、また外交と政務との関わりの中で相当の間不在が多かったということで定例の時間に記者会見ができなかったという数の少なさにおいてはお詫びを申し上げなくてはいけないと思っています。

(問)今、政務と仰ったのですが、記者会見はわずかとはいえ公務だと思うのですが、公務よりも大事な政務があったと判断されたということでしょうか。そうなのであれば、副大臣という職務をどれほど重要視していたのか疑問に思います。記者会見は公務のほんの小さな一部分であって、一事が万事、政務を公務より優先するという判断をして、副大臣という職を務められてきたと受け止められますが、その点はいかがでしょうか。

(橋本副大臣)政務は公務より大事だとかいうことは全くありません。関連した動きの中で、また公務と政務のつながりの中で、公務というものの時間にこの場所にいることができないということがありました。政務ということで離れることもあり、東京に戻ってくることができないという状況であったということです。

(問)副大臣という職務をそういう優先順位の元でお仕事をされたということですか。

(橋本副大臣)副大臣の公務というのは最大限の仕事ですが、その中でここに戻ってくることができなかった部分がありました。その間に現地で、また地方で結局この時間に間に合わない。向こうにいるのであれば、それは結局政務になることもあったという理由の中で政務と位置づけられるのだと思います。必ずしも政務の方が重要であったから、記者会見ができなかったということではありません。

(問)政権が変わるということで、民主党は政治主導ということを全面に押し出して省庁の意志決定は政治家がやるのだと言っていますが、ご自身を振り返られて、大臣との連絡、いわゆる大臣、副大臣、政務官でこの省をリードしていくという意味で、省庁の政策意志決定にどの程度関与できたかというのは、どのようにお考えですか。つまり、民主党が大臣、副大臣、政務官という3役で省庁の意志決定をするということを言っているのですが、その反論ではないですが、振り返られてご自身が十分に外務省としての意志決定に関与出来たかどうかについてお考えはどうでしょうか。

(橋本副大臣)民主党のマニフェストを見せて頂いて、かなりの政治家が各省庁に入るということですので、そのことに関してこれからどこまでの部分が意志決定の中に、当然意志決定は大臣ですが、中身の部分まで政治家が入ってくるのかというのは、今私共がわかる訳ではありませんけれども、1年間担当させて頂いた部署では、例えばODAですとか、そういったことにおいてはしっかりとした考え方というのを大臣に伝え、そして大臣からODAに関しての思いというものを重要政策の中で決定をさせて頂いたのではないかと思っています。

(問)これまで大臣に、意志決定について、また政策について提言をしたりしたことがあったということですが、具体的、定期的に大臣、副大臣、政務官で集まるような場がこれまであったのか、どのように政治家同士で意志決定をされていたのかというのをお伺いしたいのと、民主党は実際チームになってやると言っている訳ですが、果たしてこれまで会見も政務の仕事で来られなくなってしまうということを仰られているように、他の仕事もある中でそういうことが具体的に可能なのかというのをお伺いしたいのですが。

(橋本副大臣)これから新内閣の下で、その部分をどのようにチームを作ってやっていかれるかというのは、私からお話が出来るような問題ではありません。今後のことについては当然ご期待申し上げるとしか言えない状況だと思います。今までの一年間の中では、各委員会ですとかその前後ですとか、大臣、副大臣、政務官全員が集められることはなかなか機会は少なかった訳ですが、必ず一つ一つの案件において、或いは海外での会議の後ですとか、そういうようなことに関しての報告または意見等の交換は密に大臣とさせて頂いたと思います。

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インド洋における補給支援活動等に係る米国防省報道官の発言

(問)先程のご挨拶の中で少し言及がありましたが、民主党が来年1月以降撤退を表明しているインド洋の補給活動について、アメリカの国防総省の報道官が「給油活動を是非続けて欲しい」と記者会見で言いましたが、これについて受け止めをお願いします。

(橋本副大臣)これは大切な法案だと思いますし、やはりテロリスト対策においては世界でも求められているものでありますから、是非とも継続して頂くべきだと思っています。これからの内閣、或いは外務大臣や外務省にそのことについては是非継続という中でしっかりやって頂きたいという思いがあります。

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IOC総会関連

(問)先程のご挨拶の中で、コペンハーゲンのことを仰っていましたけれども、政権が代わる訳ですけれども、麻生さんが行かれる予定だったと思うのですが、政権が代わって、首相が代わっても次期首相には是非コペンハーゲンに行って欲しいという声があるというのは当然かと思いますが、橋本さんご自身にも次期政権の首相にはコペンハーゲンに是非行って頂きたいというお気持ちでいらっしゃるのでしょうか。

(橋本副大臣)今まで世界各国のいろいろな都市が手を上げていますけれども、日本の首相は最後のプレゼンテーションで行かれたことがないものですから、多分オバマ大統領も行かれると思いますし、ブラジルの候補地リオ・デジャネイロにしてもスペインのマドリードにしても国を挙げてのことでありますから、そういった意味で出来る限り首相に行って頂きたいという思いをスポーツ界あげて思っている訳です。

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内政

(問)副大臣は自民党の参議院議員ですが、衆院選挙を受けて、麻生総裁の後継をどなたにするかということもまだ決まっておらず、最終的な議論の途上と思うのですが、副大臣ご自身の、どういう方をリーダーに据えて政権奪回を目指すべきなのか、どういうお考えなのかということをお聞かせ下さい。

(橋本副大臣)今回の選挙の結果というものを踏まえて、内部がどうこうという問題ではなく、早急に総括をして、そして自民党自身をどのようにしっかりと立て直していくかということに力を注いでいくべきだと思っています。これは一参議院議員という立場での話になると思いますが、これから新しい自民党を作り上げていくんだという意志の強い方がこれから総裁候補になって頂いて、その方の下で新しい自民党を立て直していくと思っています。

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