亀父 大毅とのスパーで“指導”
亀田大毅の公開スパーリングの相手を務める父、史郎氏(背中)
Photo By 共同 |
セコンドライセンスの無期限停止処分を受けている亀田3兄弟の父・史郎氏(44)が“大胆行動”で日本ボクシングコミッション(JBC)から“指導”を受けた。
来月6日に世界再挑戦が決まっている大毅の公開練習が28日、都内の亀田ジムで行われ、その練習後に史郎氏が大毅と拳を交えた。既に26日に本格的なスパーリングを打ち上げており、マスボクシング(寸止めのスパー)で約3分程度と軽めのものだったが、史郎氏は「もっとジャブ打て」とゲキを飛ばすなど、指導と受け取られかねない言動をしたことで事態は一変。亀田ジムの五十嵐会長がJBCから事情聴取される事態に発展した。
史郎氏は07年10月の大毅―内藤大助(宮田)戦で反則を指示した疑いなどで無期限停止処分を受け、一切の指導が認められていない。加えて史郎氏はJBCの規定で2年を経過すれば処分解除の申請ができるため、ライセンスの再交付を目指している立場でもある。
五十嵐会長は「指導ではなく報道陣へのサービス精神で手を合わせたということでJBCには納得してもらえた」と説明。一方、JBCの安河内事務局長は「指導ならライセンス停止の意味がなくなる。本人も十分に分かっていると信じたい」とし、再交付の件についても「マイナス材料。慎重にやってほしい」と苦言を呈していた。
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