記事の一部は人民新聞社のサイトで読めます
http://www.jimmin.com/doc/1031.htm
http://www.jimmin.com/doc/1032.htm
まだまだ葛藤はあるようですが、もともときくちゆみなどの「真相究明運動」に好意的だった彼らが
.............
最後に今回のイベントを通して、私は、真相究明派の主張のすべてを自信を持って紹介することはできなくなったことを率直に表明したい。
.............
と公式に表明したことは大きいでしょう。
その意味では「フォーラム」は成功だったわけです。
この認識が、「週刊金曜日」読者や他の平和運動の活動家にもひろがればよいのですが
この記事に対するコメント[78件]
1. ながぴい — January 25, 2009 @12:13:25
ロジャーズ氏の寄稿を読もうと思ったら、
同紙を購読しないといけないのですね。
2. YMN — January 26, 2009 @00:06:27
>最後に今回のイベントを通して、私は、真相究明派の主張のすべてを自信を持って紹介することはできなくなったことを率直に表明したい。
>.............
>と公式に表明したことは大きいでしょう。
1、真相究明派の主張の”ある部分”において自信を持って紹介することはできるが、すべてではない。
2、真相究明派の主張のすべてが怪しく、それらを自信を持って紹介することはできない
日本語の流れとしてどちらかと言うと1が普通の解釈になり、筆者もそのつもりかと思います(他の箇所で「同調できる部分はたくさんあったが」と述べていますし)。
トンデモさんのいつものパターンで自分に都合良く解釈するので、”ある部分”を「殆ど」と解釈して、自分に対する否定的見解とは見なさず、大して気にもしないと思います。
それはそうなんですが、フォーラムの主催者がフォーラムの結果として、一部とはいえ自信を失ったことを評価したいわけです
4. ジョン・ロジャース — January 26, 2009 @17:53:38
YMNさん
お疲れ様です。
たしかに、表面上では長いこと陰謀説を支持してきた
人民新聞は一気に「陰謀説がどれほど詐欺なのか」を検討して
明確に記載することはありえないと思います。
だが、文書の全体的な流れを見てみると、かなり批判している
ことがわかると思います。そして今、人民新聞のサイトに
行ってみたら最近の9・11陰謀説記事はないし、本などの
広告が削除されています。反省に至らない姿勢だが、とにかく
進歩だと考えたいと思います。
人民新聞の記事ですが、こちらで読めます。
当号は売れ切りなんで、あまり版権とかの問題はないと
思います。
http://farm4.static.flickr.com/3397/3227477725_0ed7f955dc.jpg
http://farm4.static.flickr.com/3297/3228331672_3920cb4bcb.jpg
http://farm4.static.flickr.com/3325/3227478089_18833532fc.jpg
保存して、ズームインして読めると思います。
グリフィンの「・・・初期の頃は、突入箇所が放水により隠れて見えない写真(右下の写真上)しかなかったため、誤解が生じた」は、シェリ=メイサンがその写真しか選択しなかったが本当で、「初期の間違い」は、じつはグリフィンがメイサンの主張を点検しなかった「手抜き」の言い訳です。まだグリフィンが「研究者」として誠意のある仕事をしてきたかのように書いていますね。
6. ながぴい — January 27, 2009 @01:28:40
お疲れ様です。
むむ?
この解像度ではちょっと読めないような…
(わしのやり方が間違ってるだけなのか?)
別ルートで記事は入手ずみなので、そちらを今読んでます。
7. ジョン・ロジャース — January 28, 2009 @11:10:18
http://i40.tinypic.com/2py70b7.jpg
http://i40.tinypic.com/2z8xcfn.jpg
http://i40.tinypic.com/2j1km0n.jpg
これで読めるハズ :)
msqさんは確かに正しいです。まだ「研究者」扱いで、
どれほど嘘をばら撒いて誤解をリサイクルしてきた詐欺師の
説明まで突っ込みません。残念ながら、それほどの反省は
長いこと(3年も?いつからだろう?)陰謀説を支えてきた、
面を賭けてきた組織にとってかなり辛いと思います。
とはいって、反省してもらうために編集長などにレターを書いて、追求してみてもいいと思いますが!
8. ながぴい — January 28, 2009 @22:30:51
普通、オカルトのビリーバーは自分のあやまちを認めるようなことはまずありません。
今回の件は、これはこれで、こんなもんだと評価すべきなんでないでしょうか?
9. msq — January 28, 2009 @23:06:36
----↑このページより引用
メインゲストであるグリフィン氏の主張には、同調できる部分はたくさんあったが、首をひねらざるをえない部分も少なからずあった。ペンタゴンの穴から発見された旅客機残骸について、「(ブッシュ政権が)偽の物証を残すこともあり得る」との氏の説明がまかり通ってしまうなら、事実確認作業そのものが無意味になる。
----引用終了
アメリカの政権交代があり、9.11陰謀論にとってひとつの節目になるかと思います。
大統領が変わった時、表沙汰になるとまずいことの隠ぺい工作の継承が、同じ政党ならありと考えてもそう不自然ではないでしょう。
しかし今回のアメリカの場合は政党が変わっているので、政敵でもあるブッシュ政権の隠蔽工作をオバマ政権が引き継ぐ必然性があるとも思えません(もちろん国家としての継続性があり、前政権のことは全てリセットというわけにも行かないものはありますけど)。
ブッシュ政権の陰謀に、さらにオバマ政権における隠蔽工作の継承を繋げるのは、荒唐無稽の2重連結ということになってしまいます。
日本人拉致とか大韓航空機爆破事件とか北朝鮮の国家犯罪は、永続的な秘密保持に絶対的な自信があればこそで(それでも発覚してしまいましたけど)、それは政権交代などありえない権力の継続の上に成り立つことになります(死ぬまで権力の座にあったスターリンも寿命がつきたら批判されてしまったので、自分の墓を守るには世襲が一番ということになったようです)。
政権交代が普通のアメリカでは、大統領といえども後先のことを考える必要があり、陰謀でも何でもやり放題というわけに行くはずがありません。
9.11自作自演説には反米、反ブッシュの政治運動として、「ブッシュはこんなひどい奴」というアピールで利用している面が少なからずあるように思います(本人が自覚しているとは限りませんけど)。
ブッシュ元大統領が去り、そして概して評価はボロボロで、妙な陰謀論でマイナス評価に追い討ちをかける必要性も希薄ということになり、自作自演説が下火になる要因にはなるかと思います。
もっとも、今は比較的イメージの良いオバマ大統領ですが、政権の座にいれば多様な見解の中でイメージが汚れてくる面があるのは致し方なく、「戦争止めないオバマ、戦争好きのオバマ」ということになってくるかもしれません(イラクからの責任ある完全撤退は容易ではなく、アフガニスタンもありますし)。
戦争が続くのは戦争を欲する連中がいるからだという発想が、きくちゆみを包含する反戦平和系の人にありがちなようですが、誰も望んでいないのに続く戦争はさほど珍しくもないと思います。
11. ながぴい — January 29, 2009 @01:20:36
http://forums.randi.org/showthread.php?t=133925
911テロ否定論はアメリカではもう人気がないので、
海外に輸出しようとしたけど、
DRGは大阪で見事な失敗をしでかしてしまった、ということでしょう。
13. エウリピデス — January 29, 2009 @15:58:03
自分の間違いを認めるというのは、個人にしろ組織にしろなかなかできないことですから。
週刊金曜日も、ちゃんと911陰謀論からの撤退させ、反省させないといけないです。
ところで、人民新聞のみならず、掲示板「阿修羅」も911陰謀論からは決別しているようです。バルセロナからアホの風を吹かしていた童子丸開が、WTC新しい検証できましたと言って、書き込んだら、「そんな話はもうウザイから、雑談板でやってくれ」と言われているしまつ。
「阿修羅」は、一時期、911陰謀論の巣窟だったんですけどね。
とにかく「911真相究明フォーラム」は、ジョン・ロジャーズさん、山本弘氏、奥菜氏ら、911陰謀論バスターズの完全勝利でした。
きくちゆみらは、反論を封じた911真相究明会議でも、スカスカの内容だったので、その後の反響も、シラケ鳥が大量に飛んでいた状態のようです。
かえって、今回デビット・R・グリフィンの来日講演旅行は、日本での911陰謀論の終りを早めたと言えるようです。
14. YMN — January 29, 2009 @21:40:08
「天皇制批判など思想記事が載る事があるが、対極意見を載せる点も特徴的である」とあります。
特定思想系の新聞で対極意見を載せること自体はそれはそれで評価できるとしても(対極意見を掲載しさえすれば何でもOKとも思いませんけど)、911陰謀論に関する疑問点の掲載も定型パターンという一面もあるようです。
という表記を見ると、
単なる両論併記には思えないんですけどね。
一歩進んだ表現に見えます。
見えるだけかもしれませんが。
16. YMN — January 30, 2009 @23:31:17
>
>という表記を見ると、
>単なる両論併記には思えないんですけどね。
「可能性はある」くらいのつもりでしたが、文章の表現が両面表記に傾いてしまった次第で、そうなのかもしれません。
それにしても「率直に表明したい」というのも素直でない文章です。
その昔ノトスラダムス本の五島勉が「自分の本で傷ついた人がいたら謝りたい」とか述べていたことがありますが、「謝りたい」けど謝るのはパスしているようでもあります。
17. YMN — February 1, 2009 @22:51:37
----きくちゆみのブログより引用
みなさん、お待たせしました。911真相究明国際会議完全記録DVD3本セットが完成しました!我が家は今、段ボールの山状態。
【中略】
さて、この3本セットの値段は5千円+税に送料を入れて、5500円で販売いたします(明日2月1日以降は5500円でお願いします)。が、本日1月31日中にメールでお申込みいただいた方には5千円でお分けします。
----引用終了
会議自体よりこちらの方が収益としては大きいのかもしれません。
DVDは自分で書き込むのではなく、それなりの枚数は売れるという読みでまとまった数を発注したのでしょう。
それにしても、DVD3枚のワンセットならさほど嵩張るでなし、段ボールの山というのは半端でない数に思えます。
一方「人民新聞」のような新聞が今時そう売れるはずもなく、金儲けよりは信念ということで、少ない利益で頑張っている状況かと思います。
18. 南雲和夫 — February 4, 2009 @13:32:49
う〜む、またしても「金儲け」ですか・・・。
しかし、きくちゆみは昨年東京の「真相究明国際会議」の5千円の会場費に対する疑問に対して、「会場費では儲からない」旨ブログで言い訳していましたが、当日の会場での書籍、DVDの売り上げについてはまったくふれていなかったし。
結局、こうして第2回目の会議も儲けの種になる・・・。
どうみても、まともな「平和活動家」のやることと思えません。こういう人を、「カリスマ平和活動家」などともちあげる市民団体もあるようですが、彼女たちの実態がわかっているのでしょうか?
19. YMN — February 7, 2009 @22:18:18
>どうみても、まともな「平和活動家」のやることと思えません。こういう人を、「カリスマ平和活動家」などともちあげる市民団体もあるようですが、彼女たちの実態がわかっているのでしょうか?
「政治活動で金稼いではダメなのか」と改めて設問してみると、例えば政治家は政治をやって収入を得ているわけで、必ずしもダメということにはならないと思います。
きくちゆみは「平和活動」で稼いだ金で贅沢三昧するでなし(生活費には当てているとは思いますが)、次の活動に繋げるサイクルとしているわけで、それ自体はひとつのあり方で、必ずしも否定的に捉えることもないと思います。
もっとも、(彼女が有能で)金の力で増幅されるからこそ、デタラメを社会に垂れ流す有害さも増幅されることになります。
カラオケ大好きおばさんは沢山いますが、自分の歌のDVDを販売しようという人は滅多にいなくて、そして販売したところでまずそう売れることはないでしょう。
素人としては巧い程度では商売として通用するはずもありません(仮に抜群の歌唱力があったところで、滅多なことでブレークすることなどはないでしょう)。
金を取るにはそれなりのレベルというものがあり、きくちゆみのグッズは売る方も売る方なら、買う方も買う方という感がありますが、競争の少ないスキマ領域に巧いことヒットというところでしょうか。
プロ相応のレベルと言うなら、日本の政治家にもダウトをかけたくなるものがあります。
むしろ割高になるにも関わらず、日本車をわざわざ日本で購入するアジアの富裕層がいて、その背景に日本市場への絶大な信頼感があるようです。
供給する側だけでなく、消費者としての鑑定眼が日本の様々な文化や技術を磨いてきたわけですが(あと社会の中での仕事人への敬意とかも重要でしょう)、そんな中で政治家を選別する眼だけは今いちなようです。
>「政治活動で金稼いではダメなのか」と改めて設問してみると、例えば政治家は政治をやって収入を得ているわけで、必ずしもダメということにはならないと思います。
もっとも活動で金を稼ぐということは、単に「私はこう考える」から一歩踏み出して、自分の考えに基づいて報酬を受け取って他者との関わりを持つことですし、その金で扶養することになる自分の家族も必然的に間接的に関わらせることになります。
社会の中で責任や世間体が生じることになり、滅多なことでは後戻りできなくなり、ルビコン川を渡るくらいの意識は必要でしょう。
きくちゆみのような人は稼げば稼ぐだけ、頑張れば頑張るだけ、(人に対して自分に対して)「間違っていました」とは言いにくい立場に自らを押し込んでしまっていることになります。
(間違っているかどうかはあくまでも主観の問題という見解もありえますが)第三者から見れば間違っていることが明白な路線で、(世のため人のようで実は自己正当化に向けて)奮闘しているあたり、(オカルトや疑似科学の世界一般に良くあることで)加害者であると同時に被害者でもあることになります。
ところで、人から選ばれ税金から高額な報酬を受け取っている政治家の言動にはそれなりの重みがあるはずです。
だからといって絶対に自分の間違いを認めないことを政治家の資質として良しとするわけではありませんが(単なる意固地で頑固者ということもありますし)、一方では以前の自分に責任を持たないような政治家もどうかという気がしてしまいます。
21. YMN — February 20, 2009 @22:59:32
>プロ相応のレベルと言うなら、日本の政治家にもダウトをかけたくなるものがあります。
エントリーから外れてすいませんけど、自分のコメントに繋げてしまいます。
政治家の質がひどいと思っていたこの時の認識はまだまだ甘かったのでした。
ハタと気がついてみたらボロボロと世襲の首相が続き、世襲の大臣が醜態をさらし、そして造反議員まで世襲議員だったりして、21世紀になってまるで封建時代に戻ってしまったようです。
実力オンリーのスポーツの世界でも親子2代で名選手は珍しくありませんし、親から優れた資質を受いだ2世議員がいても当然で、それ自体は悪くないと思います。
それにしても世襲議員の割合が不自然に多く、人選システムが正常機能していないように思えます。
江戸時代の剣術道場の家で子供が誕生したとき、将来的に剣術の才があるとは限らない男の子より、優れた弟子を婿にできる女の子の方が喜ばれたという話があり、封建時代でさえ世襲で引き継がれる能力といったものをストレートに信じていたわけではないようです。
最近見かけませんが「打倒家元制、その背後の天皇制」を唱える女性がいましたが、ローカルな世界のことではなく、これを諸悪の根源とする政治運動ということのようです。
イージーに諸悪の根源を想定するのもどうかという気がしますが、政治家の世襲は諸悪の根源のようでもあり、何か非合理的なオカルトめいた空気の因果が巡っての結果のような気もする次第です。
22. 石田剛
— February 21, 2009 @00:35:01
現代日本の議員に世襲議員が不自然に多いこと、石田も残念に感じることがあります。
このことを考えるときに、その世襲も選挙を通じた有権者による意思表示の結果であるということには、石田は注意すべきだと考えています。つまり、世襲を望んでいる(または、受け容れている)のは有権者なのだと、石田は考えています。
そういう観点で考えると、 #19 の YMNさん のコメントで「プロ相応のレベルと言うなら、日本の政治家にもダウトをかけたくなるものがあります」というお考えが「政治家を選別する眼だけは今いちなようです」に行き着いたのは、自然なことだったと石田は考えています。
有権者の投票行動に不合理ななにか(たとえば、誰かに頼まれたとおりに投票するとか、偉い人が推薦したとおりに投票するとか、棄権するとか)があることは、石田も疑っています。けど、とりあえずオカルトめいたものは気のせいかと思います。
「棄権する」は疑ってるとゆーより、公になってる事実ですね。最近の選挙では「棄権」が過半数となることもしばしばあるようです。この棄権される方々は、よほど政治の現状にご満足されていて、既存の政治家や政党の方々に厚い信頼を寄せておられるのでしょう。
石田は満足していないし、仮に満足していても有効票を投じるべきだと考えるので、石田にできる限りの合理的な選択をして、有効票を投じることにしています。
なんか、脱線気味の話題を膨らませてるようですいません。
もし、政治家の質がおかしかったら、それは有権者の質がおかしいことの現われだと言うことは、ちょっと述べておきたかったもので。
23. YMN — February 21, 2009 @18:26:03
>実力オンリーのスポーツの世界でも親子2代で名選手は珍しくありませんし、
例えば長嶋一茂あたりならそう珍しくないけれど(プロ野球の選手になることだけでも凄い難関ではあります)、やはり2代で名選手は珍しくて、珍しいから目につくというあたりでしょうか。
名選手の配偶者は普通の人の場合が多く、そうなると名選手の血が薄まる方向ということになるでしょう。
スポーツで100人中1番程度(運動会のヒーロー/ヒロイン)では国体にも出れずということになりますが、政治家は「普通の人」のうちとも言えて、もちろんスポーツ選手と同列にはできません。
それにしても、人から選ばれ社会を導く立場ですので、それなりの資質は必要で誰でも務まる仕事ではないはずです。
#22 石田剛さん
>この棄権される方々は、よほど政治の現状にご満足されていて、既存の政治家や政党の方々に厚い信頼を寄せておられるのでしょう。
投票したい人がいなくて「どいつもこいつも」ということになると、実は私は棄権してしまうことがあるのでした・・・。
実利より行動美学、後先のことより気分と感情、世のため人のためよりは自分が嫌なことはやりたくないというあたりでしょうか。
「こいつは当選させたくない」というマイナス票でもあれば、こんな私でも投票に行く気力が今より出てくるような気がします。
24. 石田剛
— February 22, 2009 @00:33:01
> 投票したい人がいなくて「どいつもこいつも」ということに
それを狙ってる人も居るかもしれませんね。何年か前に「寝てて(棄権して)くれれば良い」なんて言った党総裁の人も実際に居ましたね。特に組織票が固い党や候補者には、棄権してくれる方はありがたいことでしょう。
マイナス投票は石田もしたくなるときがあります。石田はそういうときにはその方を落選させることができそうな候補者に、投票するようにしています。
棄権が過半数なら、当選者ナシにすりゃいーのになんて乱暴なことも(*1)思ってますが、そういう選挙制度の導入は難しそうですね。
*1: これについては、過去にこんな妄想駄文を書いたことがあります。
http://www.news.janjan.jp/government/0604/0604092136/1.php
26. YMN — February 23, 2009 @23:02:11
「陶片追放」は要するに批判数が規定値を超えたところで、”無条件に追放”してしまうシステムですので(と知っていたわけではなく、今回調べた次第ですけど)、プラス票で相殺できるマイナス票と同列には論じられないと思います。
民主主義の試行錯誤の中でゴミ箱行きになってしまったようですが、あるいはやり方の問題でマイナス票だったらうまく行っていたのかもしれません。
「マイナス」という概念は当たり前のことのようで、背景に現代の数学と日本国民の殆どは中学は出ているということがあり、古代ギリシャで導入するのは無理があったのかもしれません。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009022200143
----引用
代表28人を決めた原監督は練習試合後、選手に「選考結果」を伝えた。「(5人を)削る作業はしていない。(合宿参加の33人から)28人をピックアップした」と説明。
----引用終了
除外とピックアップは別物のようで結局は等価のようでもあります。
選ばれなかった選手への配慮でこう表現したのかもしれませんが、28人選ぶのと5人選ぶのでは後者の方が効率的という気はしてしまいます。
27. 技術開発者 — February 24, 2009 @14:15:37
なんて言いますか、社会が或る程度の規模を越えたときに「世襲制」が起こる方が自然な流れであり、能力とやる気のあるものが誰でも立候補して為政者になるという流れの方が、イレギュラーではあるんです。もちろん、人間の文明というのは人間の内部にも存在する自然な流れと対抗してできるものですから、そういう「自然に対抗する」という意識がなくなると、自然な流れとして世襲制は起こる訳です。まあ、或る意味で「文明は築いたけど、自然に逆らえなくて文明が衰退する」というのは、そう珍し現象でも無いわけです。
まず、人の群れの規模が数十人とかですと、政治と言いますか、統治に組織は必要有りません。リーダーとなるものの力量でリーダーは交代する訳です。ところが、人の群れが数百人の規模になりますと、リーダーの力量のみでは間に合わなくなり、統治機構というシステムが必要になります。例えば、税収、治水、軍事などをそれぞれ、有能なものに任せて統治者がそういう統治機構を制御するといった形です。一番最初には、当然、統治者がそういう統治機構をつくる訳です。問題は統治者が交代した時に、統治機構ごと取り換えるよりも、うまく言っている統治機構はそのまま残す方が都合が良いということが起こる訳です。うまく行っている機構があるとき、新たな統治者が統治機構を作っても同じようなものになりますからね。そうなると、統治者の役割としては統治機構の制御に限定される訳です。ある意味で統治者の役割の限定がおきるために、統治者の能力はさほど重要視されなくなっていく訳です。統治機構の動きを良く知っているものの方が統治機構としてはかえって都合が良いので、統治者の子供などの統治機構の動きを子供の時から知っている者が次の統治者に成りやすくなるということが起こる訳です。つまり、人の群れの大型化 => 統治機構の成立 => 統治者の世襲というのは、或る意味で自然な流れであるわけです。人間の群れの規模がさらに大きくなると統治機構そのものもそれぞれ世襲される様になり貴族階級が成立する事になります。
人間の文明は、こういう自然な流れが階級を生みだし、そして多くの悲劇を生んだという経験則に基づいて、或る意味で「不自然」に意識的に統治者を変えようとしてきた訳です。そういう「文明」的な意識を持たずに、自然な流れに身を任せるなら、世襲が起こるのは当然とも言えます。
28. 高草山 — February 24, 2009 @20:28:13
「あるがまま、自然のまま」=「良い事」 という風潮がありますが、
何か関係ありそうで興味深いです。
29. 技術開発者 — February 25, 2009 @07:46:22
>「あるがまま、自然のまま」=「良い事」 という風潮がありますが、
>何か関係ありそうで興味深いです。
私はいろんな関係があると考えています。一つは不断の努力により保たれている人工物を「自然な状態」とみなす事で不断の努力そのものから目をそらしてしまうという事があります。余談ですが、昔、棚田の風景写真に「豊かな自然」というコピーが付いているのを見て、意味が分からなかった事があります。棚田は人工物なんですね。本来なら水が流れ落ちるだけの傾斜地に石垣を積み、畳1枚とか2枚分の平地をこさえて、そこに水を張り水稲が作れるようにしたものですからね。もし、自然の豊かさというか強さを示したいのなら、放置されて山に返りつつある棚田を見る方がはるかに自然の強さとか人工物の弱さというものを知ることができます。
近代国家の統治機構というのも人工物であり不断の努力により維持していかないと直ぐに自然のというか野生の状態に戻る可能性を持つものであると考えます。専制国家の退廃と崩壊をパターンとして調べると、君主の世襲制よりも統治機構の世襲制の方が問題が大きいわけです。世襲君主であっても、改革派の大臣を登用する事が行われる時期にはなかなか国家は崩壊しないのですが、門閥貴族が跋扈し大臣やら次官やらの人事が世襲制を帯びてくると、統治機構を時代に合わせる力が失われ、やがて崩壊する訳です。良く、「王様が政治を省みなくなったとき国家が退廃する」といいますが、王の役割は統治機構の制御ですから、制御がゆるむとき統治機構の門閥性、世襲制が進むわけです。民主国家においてもそれは同じでして、主権の存する国民の役割は統治機構の制御であるわけです。或る意味で民主国家における議会や政府というのは、国民の制御の元にある統治機構と言える訳です。その国民が「政治を省みなくなる」つまり、統治機構の制御をゆるめると自然な流れとして、統治機構は門閥化し、世襲制を強める訳です。
じゃあ、どうすればいいの?というと、どうしたらいいんでしょね。有権者の自業自得ではあるんでしょうが。
31. 技術開発者 — February 25, 2009 @13:03:07
>じゃあ、どうすればいいの?というと、どうしたらいいんでしょね。有権者の自業自得ではあるんでしょうが。
実のところ、専制政治よりも民主政治が優れているのは、「痛い思いをする」者が主権者であるということにつきるんです。専制政治において、君主が政治を省みずに遊びにふけったとしても、専制君主が痛い思いをするためにはかなりの時間が必要です。中国史などで見ると、政治を省みなくなった君主の子の世代とか孫の世代にやっとこさ、民主暴動がおきたりクーデターが起きたりして君主が「痛い思い」をするわけです。その間民衆はたいてい「かなり痛い思い」をし続ける事になります。それに比べると、痛い思いをするのが主権者であるという事の方がリアクションが早いと予想できるのですね。
32. いしやま — February 25, 2009 @23:43:04
で、繰言になるとは思いますが、問題は、主権者(その内容が一様でない&階層分離が進んでいる)が、「痛み」を感じられるのか?というのと、それが因果応報であることを理解できるのかどうか?という点なんでしょうねえ。ムラ社会の中ではともかく、マクロな社会になってしまうとねえ。
33. 技術開発者 — February 26, 2009 @07:57:54
>問題は、主権者(その内容が一様でない&階層分離が進んでいる)が、「痛み」を感じられるのか?というのと、それが因果応報であることを理解できるのかどうか?という点なんでしょうねえ
痛みというのは否応なしにやってくるわけです。労働者派遣法という法律のなし崩し緩和が国会を通れば、いやおうなしに数百万人の労働者が非正規雇用となり不況となれば簡単に雇い止めされますし、後期高齢者医療制度という法律が国会を通れば、いやおうなしに年金からの天引きも始まる訳ですからですからね。派遣法についても自分が正規雇用であれば直接に痛くない様に見えるけど、就職を控えた子供でもいると他人事でも無いわけですよ、「何時の間に、普通に就職するということがこんなに難しい世の中に成ったんだろう」なんて考えないわけにはいかないし、医療制度についても、「どうして、なけなしの年金から天引きされなきゃ成らないんだ」くらいの意識は生まれる訳です。
問題は、その痛みを自らが政治をきちんと監視しなかったことと結びつけることができるかどうかでして、これは、やはり意識のある人たちが言い続けなくてはならない面があります。私は「後期高齢者医療制度は2006年6月に国会で強行採決されました。強行採決出来たのは2005年の総選挙で国民が圧倒的多数を今の与党に与えたからです。2005年の総選挙は劇場化していて、政策論争よりも刺客を送られた候補と刺客候補のどちらが勝つかなんてことばかり有権者が気にしていましたね」なんてわざわざ言いますが、こういう政治と国民の「つながり視点」すら失われていくというのが「主権者が政治を省みない」という事ですからね。そのつながり部分はやはり意識喚起が必要なんだと思います。
34. ファブヨン — April 3, 2009 @14:15:31
重複してたら申し訳ありません。
陰謀論全般ですが、アメリカでは機密指定の文章は一定期間を置いて公開されると聞いたことがあります。
単純な話し、既に公開されてるものを中心に陰謀と取れるものが多ければ、公開を早く行うようにしたり、公開後に責任を追及できるとすると、抑制できるのではないでしょうか?
もっとも、どうせならじっくり考えたい人向けの話しで、すぐに考えたい場合、少ない情報の中での推測だと、どうしても地味に正確追求より、大胆で派手でな方が面白くて分かり易いから皆飛びついて怖いですね。
陰謀論でなければ、例えば、文章を書くときでもタイトルや最初の方の説明で、ドンと派手なこと書いて読者の目を引きつけたいことってあります。
どこまで科学を装うか?あるいは権力に繋がるか?で得体の知れない怖さなのか?それともただの表現上のテクニックか?がまったく違ってくるので、やはり極端な線引きは怖いです。
グレーゾーンを広く取ることが広まると良いなと思います。
責任はともかく、公開後にいろいろな検証はされますよね。まあ、それによって「歴史」が確定していく程度の意味かもしれませんけれども。
で、やっぱり派手目なパフォーマンス・派手目な意見が受けちゃうわけで、特にテレビというメディアは「いかに目立つか」を競っていますから、正確さよりも派手さにはしっちゃう傾向はどうしても出ますよね。
36. ながぴい — April 3, 2009 @22:36:36
同時多発テロ事件に関する独立調査委員会(9-11 Commission)の最終報告書は機密文書をもとに書かれています。
http://www.amazon.co.jp/dp/4872903269
「9/11委員会レポート ダイジェスト」
たとえば、
大統領日例報告(President's Daily Briefing, PDB)などが調査対象になっています。
さらに、
調査に非協力的だったNORADやFAAに対しては召喚状を突き付けて、証拠を提出させています。
コンドリーザ・ライスの証人喚問も公聴会で行っているし、クリントン、ブッシュ両元大統領の聞き取り調査も行っています。
だから、陰謀はなかった、と言えるわけです。
911調査委員会の集めた資料は以下の「9/11 Commission Records」で公開されています。
http://www.archives.gov/research/9-11-commission/
今見たら、当然かもしれませんが、Commissionが使った資料だからといって機密解除になっているわけでもないんですね。
38. ながぴい — April 4, 2009 @01:36:11
原著のThe 9/11 Commission Reportのほうでは、
クリントン大統領が1998年12月4日に受け取った
「Bin Ladin Preparing to Hijack US Aircraft and Other Attacks」
というタイトルのPDBの一部が引用されていたりなんかします。
(p.128-129)
>で、やっぱり派手目なパフォーマンス・派手目な意見が受けちゃうわけで、特にテレビというメディアは「いかに目立つか」を競っていますから、正確さよりも派手さにはしっちゃう傾向はどうしても出ますよね。
そうですよね。
微妙な言いかたしますけど、科学の側から、科学かニセ科学かを判断する利点と、一般の人が分かり易くて派手な説明を求める仕組みは、共通してると考えています。
脳の能力あるいは時間的などうしようもない限界が、分類という道具を必要としてるのだとの考えです。
だから、限界さえなければ世の中の全員が科学的に考えるべきだと思います。
そう思っていたので、視点論点でのきくちさんの「二分法思考」が危険性というお考えと、その後、グレーゾーンという領域を考えてることを知り、感銘を受けました。
これから現れる新たなニセ科学に対して、科学として徹底追及は自分たち一般人には無理だとしても、道具として考えると「二分法思考」より良い道具を使うことはできると思えてきました。
テレビデ見た人からお返事いただいて、単純に嬉しく思います。
これから、時々意見を述べたいと思いますので、科学素人ですがよろしくお願いします。
ながぴいさん。
資料ご提示ありがとうございます。
英語は苦手なのですが、こういう資料があって尚且つ陰謀説を主張するのは、よほど強力な証拠がないとおかしいですね。
41. 乳飲料
— April 15, 2009 @18:04:43
911爆破破片から軍用サーマイトの反応が検出されたそうです。
43. 温泉カワセミ — April 16, 2009 @01:16:17
しかし、ジョーンズって未だにしつこく911ネタにこだわってるんですねぇ・・・
ざっと流して読んだだけなんですけどね、今回のfirst authorの所属見ると化学屋さんみたいなんで、少しはマシになってるのかと思たんですが、やっぱり違和感が拭えないんですよねぇ。
この論文ではサーマイトの物質が見付かったと言うことなんで、P23にある『2Al + Fe2O3 → Al2O3 + 2Fe』の左辺側、特に金属アルミニウムと鉄酸化物の混ざり物が見付かったって言うのが、今回のキモやと思うんです。
でね、何か核心のネタに至るまでが、やたらに長い気がするんですが、それについての根拠が示してあるのがP18からP19の辺りに記述してあるXEDSの分析データですよね。
XEDSって、日本では普通EDS(エネルギー分散型X線分光分析)のことやと思うのですが、SEM(走査電顕)によくくっついてる元素分析装置ですね。
http://www.jeol.co.jp/cgi-bin/searchDB.pl?searchWhat=semTerms&exactry=yes&query=%a5%a8%a5%cd%a5%eb%a5%ae%a1%bc%ca%ac%bb%b6%b7%c1X%c0%fe%ca%ac%b8%f7%b4%ef&style=
で、一番違和感を強く持ったのが、金属アルミに関しての説明なんです。
『The next XEDS spectrum (Fig. 17) was acquired from a region that showed a high concentration of aluminum. Using a conventional quantification routine, it was found that the aluminum significantly exceeded the oxygen present (approximately a 3:1 ratio). 』
Fig.17に示されたAlとOの蛍光X線の検出強度から、AlとOの比率がapproximately a 3:1 ratioと導き出したようです。
そこからAlの一部は酸化されてるけどもOの量が足りないので、金属アルミの状態でいると結論づけてます。
ワタシは元素分析に関してはあんまり詳しくはないんですが、それでもね、元素分析から導き出した組成比が、mol比なのか質量比なのかも明示しないのはどうよ??ってぇ部分に引っ掛かったのでした。
それに算出法が『conventional quantification routine』ってだけで、良ぇのかいなぁ・・・というのも疑問でした。
そこで、WEBで検索を掛けて参考になるのは無いかいなぁ・・・と探して、面白いページを見付けました。
業務の一つとしてEDSによる元素分析の依頼測定を請け負ってるらしいダイヤモンドエンジニアリング株式会社の、『微小異物分析について』と言うページを見て下さい。
http://www.diamond-eng.co.jp/market/analysis/samp-sem-eds.html
ここにはアルミナ(Al2O3)、つまりアルミニウムの酸化物の基板と、その上に乗っかってるゴミを、面で元素分析に掛けた例が載ってます。
この、元素分析結果と言うグラフの『O』のKαと『Al』のKαのピークの強度比は、この論文のFig.17にソックリですよね。
同じように電子線を当てて励起しても出て来る蛍光X線の強度は、もちろん元素によって異なりますので、その補正を行った結果が、その下のZAF法による定量結果と言う表に掲載されています。
ソコをから計算すると、質量比がAl:O≒46:54、mol比がAl:O≒34:66と、酸素の方が圧倒的に多いという計算結果になっています。
少なくとも生業として分析事業を請け負ってる会社のデータ解析ですから、コッチの方が信頼できるようにワタシには思えます。
もしかしたら、論文の著者達はピークの強度比か、面積比で単純に計算しちゃったんじゃないでしょうかねぇ??
44. ながぴい — April 18, 2009 @16:43:48
こちらですでに反論されているようです。
http://11-settembre.blogspot.com/200...laimed-in.html
「"Active Thermitic Material" claimed in Ground Zero dust may not be thermitic at all」
(わしゃまだ読んでないので、誰か暇な人、よろしくお願いします)
そもそもナノサーマイトだかスーパーサーマイトだかは、
ジョーンズやグリフィンとかの陰謀論関連文献にしか出てきません。
わしゃ、そんなもん実在しないんだろう、と思いますね。
そんな「超兵器」を持ち出さなくてはならないとは、
もうそろそろ「終わり」なんぢゃないでしょうか?
リンクがおかしい。
こちらでどうぞ。
↓
http://11-settembre.blogspot.com/2009/04/active-thermitic-material-claimed-in.html
46. YMN — April 18, 2009 @21:50:00
爆発物は沢山ある中で、そんなものを使用したら軍の仕業であることが発覚してしまうことに知恵が回らない、おバカな軍人たちによる犯行ということでしょうか。
なお軍人は法に従って戦争やる人で、命令さえあれば犯罪やる人々ではありません(北朝鮮の工作員ならともかくとして、少なくともアメリカの軍人は自分のことをそう思っていることでしょう)。
アポロ月面映像捏造説ムーン・ホークスでは、月が真空であることに気がつかず風で揺れる旗の映像を撮ってしまったり、コーラの瓶を置き忘れたりするおバカな捏造映像製作者が登場してきます。
奇跡的におバカな連中による超マヌケな犯行という話はジョークの域で、ムーン・ホークスはエイプリル・フールねたとしてはありですが(それを本気して今に到る人がいますけど)、現実に人が沢山亡くなっていることでは不適切というものです。
47. まだまだ
— May 4, 2009 @16:08:46
48. やまたろう
— May 5, 2009 @10:32:26
> きくちさんは米同時多発テロについて、幅38メートルの飛行機が衝突した国防総省に幅19メートルの穴しか開いていない映像などを交え、「9・11は政府の自作自演」と訴える米国製映画などを紹介。対テロ戦争を「米国が『テロリストがいる』と決めつけるだけで他国を攻撃できる恐ろしい戦争」と批判し、日本も「イラクに自衛隊を派遣するなど『参戦している』ことを意識すべきだ」と訴えた。
確かに、内容が全く進歩していないですね。
後段の主張をするのに、前段の事例が全く意味を成していない。
聴衆600名とのことですが、『自作自演』を本気で信じちゃっている人が何人くらいいるのか…
というか、毎日の記者さんは『自作自演』部分だけカットして書いたほうが、記事としてはむしろすっきりした気がするのですが。
憲法記念日に911陰謀論の話をすることの「愚」を理解できないような新聞記者はダメです
どんな感じだったか聞いてみたいものです。
高座のネタにするかな?
51. エウリピデス — May 12, 2009 @18:59:20
*****************************
岩波「世界」5月号史実検証
麻生鉱業の『消せない過去』(上)
藤田幸久 (参議院議員)
岩波「世界」6月号史実検証
麻生鉱業の『消せない過去』(下)
福林 徹 (POW研究会)
*****************************
ところがあろうことか、911陰謀論で国会追求をつづけるお間抜けな藤田幸久の名前がある。しかも表題、麻生鉱業の『消せない過去』(5〜6月号)では、なぜか5月号では、藤田、ところが6月号では福林徹となっているのだ。
ひとつのテーマを、2回連続で、著者名が違うというのは、奇妙である。もし、共同研究者などであれば、1回に2名の連名を書くというがふつうであろう。
あの、プチカルトの藤田が?と読んでみて、ある種の疑惑が生じる。
それは、麻生鉱業で、太平洋戦争時にオーストラリア捕虜を奴隷労働につかったという追求だが、とても藤田自身が書いたものとは思えない。
原資料を探索しているし、いずれの文章をよむと、書いた文章が、何年も戦争責任を追及した人物で書けないようなような緻密さがある。
これより前、週刊金曜日4月3日号で、同様の内容で、「外務省が隠した麻生財閥の捕虜強制労働」福林徹で記事がでている。
POW研究会 http://www.powresearch.jp/jp/index.html
太平洋戦争時の捕虜を奴隷労働を何年も追及してきたNGOで、福林徹氏は、代表のひとりである。
おそらく、岩波「世界」5月号の麻生鉱業の『消せない過去』(上)は、この福林氏が代筆したものを、あたかも藤田幸久が書いたかのようにして、岩波「世界」5月号、掲載したものであろう。
ところが、岩波「世界」5月号に、藤田幸久のような911陰謀論をばらまくとんでも議員など載せるなどけしからんとでもクレームがいったのか。それで、「世界」6月号は、福林徹氏になったのではないか。
藤田幸久のHPにも、5月号の記事がPDFで出ていたが、今見ると消えている。
911陰謀論で国会追求をつづけるお間抜けな藤田幸久を、著者として載せること自体、岩波「世界」も編集の脇が甘くなっているのではないか。しっかりせい。
52. ながぴい — June 12, 2009 @00:53:24
から引用
_____
2008年参議院外交防衛委員会で911事件の公式説に疑問をぶつけた藤田幸久
議員がテレビ出演します。放映は6月14日。全国の読売テレビ系列の「たかじん
のそこまで言って委員会」(午後1時半から3時)で「陰謀説ゴングショー」と言
うテーマでの出演です。もちろん、藤田議員は911事件のウソに焦点をあてます。
天木直人さん、ベンジャミン・フルフォードさんもご一緒。
_____
(引用終わり)
ということで、テレビで藤田議員がなんか言うそうです。
53. エウリピデス — June 13, 2009 @15:36:56
「たかじんのそこまで言って委員会」は関東地域では、放送されません。
6月14日の放送を見た方は、簡単レポ頼みます。よろしく。録画なんかもよろしくお願いします。
54. ながぴい — June 13, 2009 @23:07:19
http://www.amakiblog.com/blog/
「天木直人のブログ」
↑
こちらによると、番組の収録はすでに終わっていて、
『最初は藤田幸久民主党議員が9・11事件について問題提起します。デーブスペクターが珍しく出演して、藤田議員を馬鹿呼ばわりします。あまり酷いのでやっぱりお前はCIAの手先か、と誰かが言って爆笑するという場面があります』
だそうです。
情報ありがとうございます
録画しました。
まだ冒頭しか見ていませんが、その限りでは特に新しい話が出ているわけでは無く藤田議員の従来からの妄想大爆発でした。
いまだに「ペンタゴンの壁の穴が小さいので衝突したのは飛行機ではない」なんて言ってました。
それに対して皆が突っ込んでいましたが、議員はこの手の妄信者に共通した「自分に対する反対意見はまったく聞こえない」という特殊な耳を持っているのでぜんぜん議論にはなっていません。
なので見続けるのが結構大変ですが、続きも今晩見るつもりです。
民主党はどうしてこんな議員を放し飼いにしているんでしょうか。
家人は今後民主党には投票しないと言ってます。
私:「いや、あの、この議員は特に変な人なんで、党全体がそうじゃ無いんだから」家人:「社会に悪影響あるこんな議員を党がずっと公認し続けているから、その議員の活動にも私たちの払った税金が使われているのよ」
私:「うーん・・・」
デーブさんは議員に対して「あなたのそういう妄想は、死んだ犠牲者を冒涜しているんだ。」ともいっていました。
56. 大津真弥 — June 15, 2009 @21:35:37
数年に渡ってもROMさせて頂いていたのですが今回の藤田議員の発言にはぶっちゃけ「個人レベル」で有ればどの様な思想を持っていても構わないと思います。が、この時期に「民主党は馬鹿」と公表する意味が有るのでしょうか?諸にビリーバーの論理以上でも以下でも無かったですし。
リアルタイムで拝見しましたし(番組自体録画ですが)その後ビデオ
でも見直しました。(本人の主張する「証拠」ですが)
「自分が信じられないから事実では無い」が基本主張。
此方では当然の「今まで無かった事なので(崩壊を)断言出来ない」
とかは前例が無いので「解らない」が正直な感想(答)でしょう。
実際問題として燃焼時間経過とかビルの構造などは返答すら無くて
「そんな事実は無い!」で押し等してました。
#今更ながら制御爆破論等は話に成らない前提です。詳細を繰り返す気は
既に語り尽くされてるので有りません。
その他の「自分だけが知ってる選民意識」を持ちたい人は多いでしょ
うし。「選民意識が無いと生きられない人」も少なくは無いでしょう。
後は田嶋陽子女史が「陰謀は有る」とのポジションを崩さなかった事
には感動しました。理屈も何もかも超越して「田嶋陽子が商品」って
有る意味では筋が通ってますしね。
57. ながぴい — June 16, 2009 @12:06:27
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2009/06/de.html
「『たかじんのそこまで言って委員会』で911事件を取り上げる」
58. あみさん — June 16, 2009 @12:28:46
http://www.election.ne.jp/10870/72795.html
これは党がお墨付きを与えたと介錯されても仕方ないのではないでしょうか。
59. kurita — June 16, 2009 @14:14:10
思わず、あみさんに座布団一枚、と思ってしまいました...
61. あみさん — June 16, 2009 @15:58:42
62. ながぴい — June 16, 2009 @17:09:40
最近は週刊誌でしょっちゅう叩かれてる。
民主党の科学リテラシーはかなり低いのかもしれません。
63. あみさん — June 16, 2009 @21:40:29
「陰謀さんいらっしゃい」という番組構成でした。
陰謀さんはスモークをはったところからミスターマリック氏のように登場します。「信じるか信じないかはあなた次第」とも言っており、かなりバラエティ色の強い展開でした。
64. YMN — June 16, 2009 @22:23:30
公の場で藤田議員が荒唐無稽な陰謀論を振り回し初めてから、もはや約1年半も経ちます。
上層部に賛同者いるのかもしれませんし、そうでないとしてもそう見られても致し方ない状況ではあります。
それにしても「変だ、問題だ」と思う人が党内に皆無のはずはなく、それが党の意思に反映されないことが問題で、(考え方の多様性の枠を逸脱して)明らかに変な人や意見が排除できないようでは、「3人寄れば文殊の知恵」のように人が集まって知恵のターボが効いてくるにはほど遠い状況かと思います(純物質の抽出と不純物の排除は表裏一体ですし)。
政権交代が必要という民主党の主張はその通りで、政権交代が無いがために与党がダメになったということは言えるかと思います。
しかしそれでダメになったのは与党と限らず野党もそうで(ついでに緊張感の無い選挙で選挙民もダメになっているかもしれません)、この点は(少なくとも表立っては)民主党は認識していないように見えます。
ダメな与党とダメな野党の抱き合わせの閉塞感が結果的に民主党にとっての追い風となっているようでもあり、政権交代が現実味を帯びているひとつの要因かと思いますが、(誰にとっても)そう手放しで喜べる状況ではないと思います。
あまり陰謀論をなめないほうがいいと思います。
少なくとも、デーブ・スペクターよりも藤田議員の言うことのほうがはるかに説得力があったと思います。
パネラーよりも藤田議員のほうが予習をきちんとやってきているのは明白です。
デーブ・スペクターの気持ちもわかりますが、あれではダメでしょう。
66. tadys — June 17, 2009 @08:35:24
http://homepage2.nifty.com/yugatsuru/em/top.html
国会でUFOの質問をする議員もいるぐらいで民主党は科学についてはからきし駄目なようです。
67. トンデモブラウ — June 17, 2009 @08:53:14
そんなこと言ったら(ネガティブ・キャンペーン合戦になったら)、投票する政党なんてなくなっちゃうんじゃないかな?
気にするべきところは気にするべきでしょうが、「棄権」の言い訳にするのはあまりにも瑣末な感じがしますけど。
それとも瑕疵の全くない完璧な政党の出現を期待してます?
今の官僚政治が好きでたまらないのであれば、何も言いませんけど、民間企業のリーマンとしては、失政50有余年の今の与党は支持できませんねぇ。
まぁ、皆様もそんなことをコメントしているわけではないんでしょうけど。
68. isaac — June 17, 2009 @10:01:24
関東もんなんで、番組はネットで拾って見ました。
確かに、デーブ・スペクターよりも藤田議員の言っていることの方が遙かに説得力を持っているように見えました。
長いこと陰謀論を唱えていれば、デーブ・スペクターのような疑問/批判は何度も聞かされているでしょうから、それなりの受け答えをする準備は十分できているんだと思います。
陰謀論に限らず、ニセ科学全般にも言えることだと思いますが、トンデモ系の人たちは打たれ強くなっているようなんで、打つ側がもっと鍛錬しなければいけないようですね。
選挙で投票されたから、彼らは議員なんです。
投票した方が悪いですね。
衆愚政治っていうか。
別エントリのTAKAさんの哲人皇帝って、あれかなりしゃれにならない
ブラックジョークです。
過去、何回かああいう感じでループしてますから。
ローマだと、王政から、共和制になり、皇帝の独裁になると
いうループでしたし。
ナチズムも、権力を手にし独裁可能に法律を変更するまでは、
形式上民主主義手続きの上でしたし。
71. isaac — June 17, 2009 @17:59:39
>>---
2009/06/17 「たかじんのそこまで言って委員会」がYouTubeに
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2009/06/youtube.html
今日、初めて番組を観させていただきましたが、デーブ・スペクターさんに感謝です。これを観た良識ある人は、意味のない罵声を発し続けるデーブさんより、藤田議員をより信頼するでしょう。引き立て役をどうもありがとう(これを彼がわざとやっていたとしたら、天使ね)!
---<<
72. nakanishi — June 17, 2009 @18:26:23
http://www.ytv.co.jp/takajin/research/current/form.cgi
を見ても、ほとんどが藤田議員のほうが説得力があったという意見のようですね。
エントリーを独立させましょうか。
74. ながぴい — June 17, 2009 @19:13:47
まあ、ニセアメリカ人ですから…
番組を見たみなさんの感想をいただけるとありがたいです
76. 技術開発者 — June 18, 2009 @07:41:17
>陰謀論に限らず、ニセ科学全般にも言えることだと思いますが、トンデモ系の人たちは打たれ強くなっているようなんで、打つ側がもっと鍛錬しなければいけないようですね。
けっこう難しい問題なんですよね、これって。私は悪徳商法批判を長くやっていて、その中にはマルチ商法批判なんかもあるんですけどね。なんていうか、マルチ商法なんかにはまられて或る程度時間のたった方は、結構、反復練習を積んでおられる訳です。そりゃ、毎日の様に勧誘する相手に会われては、「とっても良い商品」だとか、「この販売方法は画期的な素晴らしい販売方法だ」とかやられている訳で、素人が普通に口に出す程度の疑問には、即座に一見納得しやすくなるような返答が用意されている訳ですね。つまり、そこには素人と玄人の関係が成り立つわけです。
でもって、それを批判していた私なんかみたいな批判者も実は反復練習を積んでいるところがあって、「成分から見て、それほどたいした商品じゃないよ」とか、「中世の免罪符の販売方法にも使われた販売法だから、全然画期的じゃないよ」とか議論にはなるのね。でもって、批判者の方がたいていは議論そのものには勝ってはいるんだけど、当然、相手は納得したりはしないのね。延々と議論が続く形になりやすいわけですね。
問題は、反復練習を積んだ玄人同士の議論になると、素人の人から見て、「訳が分からない」状態に成りやすいわけです。一方が「間違って居ました」とでも言ってくれるなら、素人の人にも正誤が分かり易いけど、延々と訳の分からない議論が続くだけみたいになりやすいので、素人衆が「よう分からん」と逃げてしまうなんてことも起こるわけです。こうなると、素人衆への啓蒙活動として、玄人同士が議論するいみそのものが無くなってしまうのね。
77. isaac — June 18, 2009 @18:29:54
76. 技術開発者さん、
確かに難しそうですね。
キチンとしたディベートの場でもそうですが、あのような番組で専門家が資料・証拠でもって説明したとしても、素人からはどちらの言い分ももっともらしく聞こえるだけで、何ともつまらない番組になってしまうでしょう。
そうなれば、話として面白そうな方が優勢になるんでしょう。
78. 渡野川 — June 20, 2009 @01:48:22
>番組のホームページの投稿ページ
>http://www.ytv.co.jp/takajin/research/current/form.cgi
>を見ても、ほとんどが藤田議員のほうが説得力があったという意見のようですね。
違うと思います。そのように見えるように番組スタッフが操作しているようです。
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WTCの崩壊を「爆破解体のようだ」と思った方は自身の思い込みの間違いに気づき妄想に引き込まれないようにしてください。
「あなたが過去に見たことのあるビル爆破解体作業のなかにひとつとして火災が起こるビルを解体したものなかった」「上から下へ崩れたビルはなかった」などWTCと崩れ方は全然似ていなかった、というのが事実です。
藤田幸久議員は日本人被害者の代弁をしているように装っていますが、陰謀論に基づく政府追及をしてくれと藤田議員に頼んだ被害者遺族はいません。まったく逆で、ベンジャミン・フルフォードの著作をサンプルとして取り上げ、陰謀論をウソっぱちと断じておられる実例があります。
日本人被害者遺族が管理するホームページは、藤田議員と同じことを言う陰謀論者たちによる誹謗中傷メールで、メールアドレス非公開に追い込まれるという被害を受けています。
http://www6.ocn.ne.jp/~jfam911/B.Fulford
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という投稿を6/17にしてみましたが検閲にひっかかって掲載されませんでした。事実を書いてるだけで問題ない投稿だと思うんですけどね。藤田議員正当性が決定的に失われるだけで。
最初から陰謀論者に花をもたせる企画だったと思われます。