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信金中央金庫前理事長が転落死 自宅マンションから

2009年9月24日11時34分

 元大蔵省財務官で信金中央金庫(本店・東京都中央区)の中平幸典(なかひら・こうすけ)・前理事長(70)が、東京都新宿区富久町の自宅マンションから転落死していたことが、警視庁牛込署への取材でわかった。同署は自殺と事故の両面で調べている。

 同署によると、23日午後2時前、同マンション(32階建て)の敷地内の植え込みで中平さんが倒れているのを通行人が見つけ、119番通報した。中平さんは病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認されたという。

 中平さんは63年に大蔵省(現財務省)に入り、93〜95年に通貨交渉の責任者である財務官を務めた。在任中は円が高騰し、日米欧の通貨当局でドル買いの協調介入を行うなどした。

 退任後は山一証券経済研究所理事長などを経て、信金中金に移り、05年6月から理事長を務めていた。信金中金は09年3月期に初めて連結純損失に転落。中平さんは今年6月、病気療養を理由に任期を1年残して理事長を退任していた。その後、体調が回復したとして、8月から常勤の相談役として復帰していた。

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