2009年9月28日 19時5分更新
一般の人が参加する裁判員裁判で、岡山地方裁判所では乳幼児を連れた人でも裁判員に選ばれた場合は裁判に参加できるよう市内の保育施設を確保していますが、この保育施設が月曜日に休みであることから今後、裁判の日程に影響が出る可能性があることがわかりました。
裁判員裁判では、乳幼児を抱える人でも参加することができるよう、裁判所が自治体と連携して乳幼児を一時的に預ける施設を確保することになっていて、岡山市では、一時預かり保育を行っている北区の番町保育園を保育施設として利用することにしています。
しかし、この施設を利用した一時保育は月曜日が休みと定められているため、月曜日は裁判員が乳幼児を預けることができず、今後、裁判の日程を決める際に影響が出る可能性があることがわかりました。
これまで岡山地方裁判所では岡山市と話し合いを重ねてきましたが、「休みの月曜日に乳幼児を受け入れると保育士の負担が増える」として市が難色を示しているため、当面は月曜日に裁判員裁判を開かない方向で対応することにしています。
しかし、裁判員裁判は土日や祝日を除いてできる限り連続して開くよう法律で定められているため、地裁では市と協議を続けて対応を求めてゆくことにしています。