27日の中国の通信社、中国新聞社電によると、新疆ウイグル自治区の人民代表大会(議会)常務委員会はこのほど、インターネット上で民族分裂をあおる情報の書き込みを行うなどの行為を禁止する「自治区情報化促進条例」を可決した。
7月に区都ウルムチで起きた大規模暴動を受けた規制措置。国家に損害を与えたり、民族の団結を阻害したりする書き込みなどを禁止した。
大規模暴動は6月、広東省韶関市の玩具工場でウイグル族の労働者が漢族に襲われた事件が発端とされる。自治区議会側は、この事件の際にネットを通じ虚偽情報が乱れ飛んだことが暴動につながったとして条例化した。(共同)
毎日新聞 2009年9月27日 19時57分(最終更新 9月27日 20時44分)