2009年9月28日18時54分
父の史郎氏(右)と練習する亀田大毅=池田良撮影
世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ(10月6日、大阪市中央体育館)に出場する挑戦者で同級11位の亀田大毅(20)が28日、東京都内の亀田ジムで報道陣に練習を公開した際、セコンドライセンスの無期限停止処分中の父史郎氏が、大毅を指導する場面があった。
史郎氏は07年10月、亀田大の世界初挑戦の際、威嚇行為や反則を促すような発言をしたなどで日本ボクシングコミッション(JBC)から処分を受けた。セコンドができず、練習指導も禁じられた。
だが、史郎氏はこの日、大毅の練習相手をリングで1ラウンド務めた。グローブをはめ、対戦相手の動きをまねながら、大毅に「もっと前に出ろ」などと指示もしていた。
JBCの安河内剛事務局長は「事実関係をジム関係者に報告するように指示した。もし指導したなら、今後、史郎氏のライセンス再交付を審議する際、マイナスの判断材料になる」と話した。